「わた」の世話ないよ!

色々好きなことを、適当に。

'160515-16 御塔谷(おとうだに)

2016-05-19 | 沢登り

石鎚ロープウェー乗り場の先にある西之川集落。

ここの大宮橋から石鎚北面の第1ルンゼへ、

南西方向に一直線で突き上げているのが、

御塔谷(おとうだに)。

この谷に入り一泊二日、

「泊りの沢」を楽しむことにした。

 

「泊りの沢」と言えば、

「アマゴを釣って焚火に酒」

この三点セットを満喫しようというのが

今回の企みだった。

 

行程長く、水量豊かな御塔谷は

遡行本体もたっぷり堪能できるはず。

もろもろの期待に、胸ふくらみ鼻息荒かった。

 

 

5/15 晴のち曇 5:40スタート

 

名古瀬集落へ向かう御塔谷橋を渡らずに、

民家の間から石段を使って河原に降りる。

 

階段を照らすためか、

降り口には常夜燈らしきものがあった。

 

旧いコンクリート橋、

おそらく手練りのセメント製だろう。

 

最初の滝、

まだ体は温もってないから、

浸かる気分になれなかった。

左岸から軽く巻く。

 

次のは左側を登る。

 

これは、

右上のトンネルを抜けることにする。

 

水路橋手前の滝。

 

水路の上の二段滝。

右岸から巻いて、

懸垂下降。

 

 

階段状に小滝が連続する。

 

高度が上がると、

谷が開けて明るくなる。

 

巨岩帯。

巨岩が林立する、

急こう配の河原を

すり抜けるように歩く。

 

 

 

 おむすび岩の頂上からは、

東之川への道路が見える。

 

 

 

 

岩原の先にある橋が頭上に。

 

 

 

 

釜を泳いだ後に、

落ち口をこわごわ横切る。

 

 

刀掛直下のゴルジュ入口。

奥にも大滝が控える。

引き返し登山道で高捲く。

 

刀掛を経由して

河原に復帰すると、

面河の七釜のような渓相が待っていた。

 

黒い河床のナメ

 

黒滝

 

 

十字路の先、

土小屋への登山道が

御塔谷を横切るところを

今日の泊地にする。

14:00着

 

泊り仕度もそこそこに

竿を取り出して

いそいそとアマゴ釣りに。

 

上流で三匹釣れたが、

二匹はサイズ小でリリース。

一匹はさばく前に手が滑って

谷へ逃がしてしまった。

 

それから

意地になって粘ったが、

釣果は結局ゼロ、

手ぶらで帰ってきた。

 

焚火アマゴを添えられなかった。

三点セットは次回持ち越しになってしまった。

 

 

 

5/16 雨 6:40発

夜明け前からポツポツと雨が降り出す。

タープの下で朝飯にする。

棒ラーメンにレトルト中華丼の具を混ぜ込む。

 

 

しばらくは平凡な河原。

天柱石のあたりで15m滝が出てくる。

 

 

 

連続する滝が終わり、

支沢を左右にやり過ごしながら、

高度を上げる。

水量は次第に落ちてきた。

 

 

ガスがかかり

天柱石も石鎚北面も見えない。

 

源流部は灰色、白色、うす茶色の

ナメの河床が延々と続く。

 

第1ルンゼに架かっていた木橋の残骸が散乱する。

 

 

上方に1ルンゼを渡る木橋が見えたら、

御塔谷の遡行は終わり。

10:20着 御塔谷完登 

 

木橋に束の間腰を下ろして、

御塔谷の二日間を思い返した。

 

人に例えるなら、

大柄で明るくて

実直な印象の渓だった。

 

GWのシロジ谷といい、

加茂川水系には良い渓が多い。

 

さて、

次はどこに行こうか。。。

 

 

 

高巻くザレ場で

山シャクヤクのつぼみを見つけた。

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« '160505シロジ谷 | トップ | グラススキー五日目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

沢登り」カテゴリの最新記事