降雪の少なかった’23-24シーズンの
山スキー締めくくりはどこの山にしましょう、
と思いめぐらせたら
まず不安––残雪の質や量––がない立山に
すんなり決まった
3日 立山駅、早朝3番のケーブルカーで美女平へ、
そしてぞくぞく増発するバスに1時間揺られると
室堂へやっと着いた––四国から15時間(仮眠含む)だ
4日間のベースキャンプ地にする雷鳥沢野営場へ
ザックは4日分の食料と嗜好品で
裂けそうなくらいパンパンに膨らんでいた
テント設営を済ませたら
さっそくひと滑りに雷鳥沢へ
ため息がでそうな眺めに
遠路やって来てよかったと、
もう初日から心に沁みてくる……
キャンプ地に向かって立山を初すべり
テントまで帰還したら
1プシュ、2プシュ、3ベロベロ不覚でおやすみ
4日 きょうは真砂岳周辺で活動する
主稜線に上がると
白馬岳や後立山連峰が子細に見られた
真砂沢へドロップ
高度を下げずに早めに引きかえす
喉が渇いて、そろそろタイムリミット
キャンプ地へ急いで降りましょう
5日 本日は滑走最終日
一ノ越へ上がり東一ノ越経由で
タンボ平を黒部平駅(黒4ダムの上)まで滑る
一の越山荘が見えてきた
機会があれば、ここに泊まってみたいと思った
槍、穂高方面が遠目に
東一ノ越から、
黒部ダムへ向かって滑る
モノトーンのまるで要塞基地のような大観峰駅
黒部平駅で今しがた滑ってきたラインをふりかえった
今シーズン最後の滑走ラインだ
立山ロープウェーとトロリーバスをつかって
らくちんで室堂へ戻る
6日 最終日、曇り空の朝
4日間天気に恵まれた山行だった
日常をすっかり忘れて滑りほうけた
しかし雷鳥沢野営場にあれほどたくさん張られていたテントは
もうまばらになってしまった
みんな各々の現実の世界へ下ってゆくのだ
朝めしにどん兵衛をすすってからテントの撤収開始
ザックとカメラに4日間のいろんなものを詰め込んで
室堂駅まで歩いた
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