「わた」の世話ないよ!

色々好きなことを、適当に。

’221120-21又兵衛岳~寒風山(又兵衛壁)

2022-11-24 | 山旅

又兵衛岳へ行くのは10年前のお正月以来になる。

その時に見上げた頂上直下の雪を薄くかぶった岩壁を

いつか登攀してみようという思いをずっとしまい込んでいた。

取り置きしていたそれをやっと引き出すことにした。

 

20~21日1泊2日の日程で、

又兵衛壁(クライミング)、

笹ケ峰西尾根(ヤブ歩き)、

裏寒風(ハイキング)の晩秋山行三種盛り。

※17日(Thu) 知事選挙期日前投票済み

 

20日 

新吉居橋のそばから支尾根にとりつく。

いきなり急斜面、岩尾根を直登して高度を稼ぐ。

それにしても、

泊まりとクライミングの道具一式をかついだ急登は

なかなか骨折りだった。

 

三等三角点「水無」1155.7m

 

やっとこさで又兵衛岳ピーク

青色PPテープに導かれて下降し、又兵衛壁の基部に着いた。

 

岩壁の状態を懸垂下降しながら観察するため、壁の上部まで登り返す。

立ち木で支点をとって下降。

壁の高度はおよそ15m。

浮き石もあるが壁自体は締まっていて脆くはなかった。

フリクションも良好だった。

 

力がないのは自覚しているので、

まずトップロープで試登する。

上部の小ハングで墜1レスト2の3テン。

 

あれやこれや、

クライミングの時間はあっという間に過ぎてゆく。

気づけば晩秋の太陽は西の空に傾こうとしていた。

時間切れと気力切れでリードを試みるのはやめにした。

 

薄暗くなる前、次の岩峰を懸垂下降で降りたところに

いいテン場を見つけることができた。

 

 

21日 

夜半に一雨降ったが

夜明けにはすっかりガスは飛び去り、

本日も秋晴れ確定。

 

見晴台のような小岩峰から

 

天ヶ峠を通過

 

喜んでいいのかどうか、

シカ道を拝借して笹ケ峰西尾根を楽ちんで上がってゆく。

H=1500mをこえると、

笹、ブナ、シラベと白骨木がハーモニーする。

 

登山道に合流したら、昨日からの足跡を振り返る。

面白みとおもむきのあるいい尾根だ。

 

 

寒風山西峰から裏寒風へ降りる。

下降尾根に乗っかるまでに手間取ってしまった。

8年前に登った記憶だけを頼りにしたのが原因だった。

記憶はでたらめで勘違い錯覚のループに陥る。

昔、数度歩いているからと油断して予習してなかった。

下りを甘くみたらいけないと反省。

 

予定よりだいぶん遅れて寒風山隧道に下山。

晴天に恵まれて、

又兵衛壁(クライミング)、笹ケ峰西尾根(ヤブ歩き)と裏寒風(ハイキング)

晩秋山行三種盛りを満喫した感があった。

反省すべきことが色々あったが、

都合よく言えば臨機応変うまく対処出来たとも思えた。

感動と経験を得た二日間だった。

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