色づきはじめたブナの森を歩こうとウバホド山へ。
朝の陽ざしにすすきの笹原は銀色にかがやき、
なだらかな森は赤、橙、黄、
もう緑一色ではない秋の表情をしていた。
谷に入って、いいところからウバホド山の山腹を登ることにした。
渓でも秋を感じる。
殻を剥いてもらったブナの実をかじる。
うっすら油っけがあってほんのり甘い。
おいしい森の恵みだと実感した。
ウバホド山の北斜面を登る。
ブナの森は静寂、
鳥たちの鳴き声もひかえめだった。
冷えた空気が体をピリッとしてくれる。
道からふりかえると
こんもりしたブナの森がいとおしくなった。
ウバホド山の大切な宝物。
紅葉の最盛期には少し早かったけど、
穏やかに静かに彷徨った一日だった。
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