New York研修で人生変わった弁理士の日記

NYの巨大法律事務所で研修生活を送った日本国弁理士の日々の記録。[真面目な弁理士のNY研修生活]から改題。

沈み行く舟に乗って

2006年02月23日 | NY研修日記
アメリカという国に住んで感じることは、
なんとも言えない不満や不安が、国民の心の奥底に
沈んでいるのではないかということです。

そして、今までアメリカの反映を支えてきた、
絶対的な「愛国心」がアメリカ国民の中で、
大きく揺らいでいるのではないか、ということです。

これは杞憂ではなく、
実際に、この国は、沈みかかっているのではないか、
日本は、幾分かの力で、それを支えようとしているものの、
結局は道連れになって沈んでしまうのではないか、
と漠然と感じます。

僕は、経済や政治の専門家ではないので、
明確な根拠を述べることはできませんが、
少なくとも、冷静にこの国の状態を見詰めている、
ある程度の知的階級の人たちは、明らかに、
この国に失望し、不信感を抱いています。

タイタニック号の乗客にとって希望の島に見えた
アメリカの大地が、実は、巨大な沈み行く舟だった
という皮肉な結末を迎えるかもしれません。

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