The days of pat woodworking

気持ち良く使い続けられる家具を目指して

工房を移転します。

2018-10-21 06:41:23 | Weblog


北海道に来て11年。
建築から家具へと作るモノを変え、もがきながらやってきました。
ジタバタしている中で、自分にどんな事が出来るのか、何があまり得意でないのか、結局のところどうありたいか等、自分自身について大分と理解できるようになったように思います。
最初は全然上手く回らなかった仕事も少しずつ少しずつ良くなってきました。
この11年間に受け取った最大の報酬は、沢山の方々との出会いでした。

仕事の方が回り始め、「作る」という事を繋げていく段階になって、一緒に働いてくれる人を募集しようとすると今の場所のままでは少し難しいのではないかと感じました。
共に働いてくれる人に対しては仕事でいい内容や条件を用意すればいいですが、家族の人と一緒に来てもらう事になれば問題が起こりそうな気がします。
もちろん、ここでの生活の中にやりがいを見つけて気分よく毎日を過ごせる人もいると思います。
しかし、何か「これをやりたい」と思うものがある人には、過疎地で職業の選択が制限される場所では、不満が溜まってきてしまう可能性は低くない。
働いてもらう人に対してだけきちんとしていれば、その他の人は関係ないという態度では雇う人間としては無責任ではないかと感じました。
もちろんどこであっても完璧などないだろうけれど、こちら側で出来る事はやっておきたい。
そんな思いから、数年前から人は必要だったのですが何とか一人でこなして、移動資金を作りました。

新しい工房の場所も色々と探しました。
景色のいい会津、湿度などの環境のいい長野、山梨の高地、販売環境のいい東京、千葉。
そんな結果、茨城に貸してもらえる物件を見つけました。
稲敷郡河内町金江津というところ。
利根川沿いで、川の向こうは千葉の成田市です。
関東平野の中、田園風景の広がるロケーションです。
車でなら東京までも1時間ちょっと。
打ち合わせなどもいつでも出来るようになるので、東京の方との共同の仕事もどんどん進めていきたいと考えています。

北海道に雪が降り積もり、景色が真っ白になる前に引っ越しを完了する予定です。
年末年始に掛けて色々な事に遅れがでてしまうかもしれませんが、ご容赦お願い致します。

また違う世界、景色を見る為に新しい場所に飛び立ちます。
これまで以上に努力してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。

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