
高幡不動尊の境内の山道を歩いていると、歴史を感じさせる大きな樹々の力強い生命力に
励まされるような気持ちになります。
圧倒的な美しさを見せてくれるもみじの樹々に比べると、公孫樹の樹々の数は少なめです。
少ないからこそ、黄金色の黄葉が舞い散る姿を見ると一層心惹かれるのかもしれませんね。
6年前に訪れた折に、新しく設置されていた公孫樹の樹の下の丸太の椅子。
公孫樹の葉たちは、ただそこに舞い降りてきていただけなのに、まるで誰かが意匠を凝らして
レイアウトしたかのような美しさを見せてくれていました。
久しぶりに訪れる今年の公孫樹の樹の下の丸太の椅子たちとの再会を秘かに楽しみしていた
私なのです。
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私が観ている限りでは、紅葉が混ざらずに黄葉の落ち葉だけを見ることができるのは、
広大な境内の中で、この場所だけのように思います。
6年経って、丸太の椅子たちは風格の出てきた姿を見せてくれるでしょうか...
そんな期待をしていたのですが...残念ながら、6年の歳月の間に腐ちてきて自立できずに
転がっていました。
考えてみれば、天然の樹の丸太なのですから年月とともに腐ちてくるのは当たり前のこと。
私自身も、この6年の間に年令を重ね、いろいろな変化を経験していることに思い至りました。
少しばかり切ない気持ちになりましたが、私の心の中の美しい風景はそのままに...
そう思って、6年前の画像をご紹介しました。
今日は、予想していた以上の快晴。
1駅先にある量販店まで歩いて、プリンターのインクを買ってきました。
薔薇の園のカレンダーと年賀状の印刷を始めますからね...準備ができました。




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