
私たち姉妹の子ども時代、叔父と叔母が赤ちゃんだった従妹を抱いて
毎月、両親の家にやって来ました。
叔母は父の一番下の妹でしたから、郷里での昔話が始まると盛り上がって止まりません。
叔父は、日の当たる縁側で従妹を抱きながら私たち姉妹と長い時間遊んでくれました。
口数は少ないけれど優しい叔父でした。
告別式の帰り道、ふと思いついてお花屋さんに寄ってみました。
たくさんの花々の中の白い薔薇に吸い寄せられるように近づくと、
プロスペリティによく似ています。
先日、Fujicoさんの9月のカレンダーでご紹介したプロスペリティです。
普段、お花屋さんでプロスペリティを見かけることはないので
本当にプロスペリティかしら...と、眺めていると
スタッフさんが声を掛けてくれました。
確かめてみたら、間違いなくプロスペリティでした。
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従妹から、叔父は花を愛する人だったと聞いていたので、
お花屋さんへの寄り道を思いついたのかもしれません。
プロスペリティは繁栄という意味です。
私たちの親世代は、それぞれに違いはあっても敗戦後の混乱期を
努力と気力で乗り越えてきた世代です。
叔父と叔母の人生の繁栄を祝福したくて、プロスペリティを買って帰りました。
父と母の遺影の前に活けて、叔父とのお別れを報告しました。
冥福を祈り、感謝の気持ちを捧げます。




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