
7年前の12月初旬に、ひなが旅立っていきました。
20年間、私たちと一緒に暮らしてくれました...ひとりっ子のつもりでいたのですが...
2年後には、思いがけずに、ひなをママと慕う仔猫のココが家族になりました。
しっかり者のひなは、甘く優しく面倒を見るタイプではありませんでしたが、いつもしっかりと見守り
猫としての「しつけ」も、いろいろしてくれました。
獣医さんからは...
「ココちゃんはひなちゃんをママだと思い、ひなちゃんはPassyさんをママだと思っているのですね。」
などと言われていました...私はココのおばあちゃんだったのですね。
出会った時には、仔猫と大人の猫でしたが...ひなが旅立って行った時には「2匹の老猫さん」でした...
ココは、ひなの姿が家の中を探しても見えなくなると、寂しくて悲しくて、おなかを舐め続けて...
毛が抜けてピンクの地肌が広がり、痛々しい日々が続いたこと、時折り思い出したりする私です...
ひなをペット専用の斎場を設えているお寺さんにお願いして、その年の1月に出産して育児休暇中だった娘が
孫を抱いて、私と一緒に行ってくれました。
斎場探しと予約手続きなどは全て、娘がしてくれました...斎場は徒歩圏内でしたが、ひなを連れて行くのですから
タクシーで...
お別れをして...娘が赤ちゃんを抱いて...私は遺骨となったひなを抱いて...
帰り道は、「歩いてみましょうか...」小春日和と言うには少し遅い時期でしたが、素晴らしい青空が広がり
穏やかな陽射しがさんさんと降りそそぐ...そんな日でした。
娘の胸元で無邪気な笑顔を見せてくれる孫...半月前までのひなは、弱り始めた身体でも、尻尾パタパタが大好きな
孫のために、パタンパタンとゆっくり尻尾を振ってくれていました...
途中で十月桜がきれいに咲いて、青空を彩っていました.。.:*・゜
あぁ...お花が大好きなひなを十月桜が見送ってくれるのね...そんなことを娘と話して...
翌年からは、12月になると...思い出の十月桜を探しに行くのが私の習慣になりました...
開花のタイミングを逃してしまうのは残念なので...今年は11月の最後の日に...少し早めに行ってみましたよ。
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![]() そんな気持ちで撮影を続けて... 娘からは、十月桜のそばであまり長居しないでね。 そんなことを言われていることを思い出して... おそらく...あまり長居すると... 私が悲しい気持ちになってしまうことを 心配してくれているのでしょうと... 大丈夫、寂しい気持ちには変わりないですが 私の心の中には、ひなもココもいつもいますからね。 | ![]() |
![]() | ![]() 陽射しが強くなると、眩しくて撮れない私です。 柔らかい陽射しの時間限定ということですね... |
![]() 朝と夜とでは、向いている方向が全然違いますね。 相変わらず...月の知識は小学生低学年レベルの私です。 | ![]() |
![]() | ![]() 昨日の朝の白い月との出会いは、 ラッキーだったかもしれません。 |
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4年前に思いがけずに病を告げられた時、元気なうちに娘の出産後のお世話ができてよかった...そして...
ひなとココを見送ることも、あの時の神様の采配のようなものだったのかもしれない...
ひなとココは、私の身体の中の異変に気づいていたのかもしれない...私をじっと見つめていたひなとココ。
生まれて初めて、そんなことを思ったことを今ふと思い出しました...





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