朝、蒸し暑かった気温が、家事が一段落するころに降った驟雨で空気が入れ替わり、いきなりの梅雨寒。
慌ててはおるものを引っ張り出してきて身に着けながら、「こんな日ぃなら、コンロ前にずっと立ってんのも苦にならへんかな…」と思い立ち、ジャムを煮ました。
庭で採れたワイルドストロベリーだけを使った、ジャムです。
3月の初旬から実り始めたものを、熟れたものから随時収穫し、洗って水気をぬぐって冷凍。
それをほぼ毎日していたら、いつのまにか大きめのボウル一杯分にもなっていました。
冷凍したままふるいにかけてタネを落とし(両手ですくえるほど落ちる…!)、果実の30%の分量の砂糖をふりかけて、そのまましばし放置。
ワイルドストロベリーが解凍されたら、レモン汁を大さじ1杯ほどかけて、そのままコンロへ。
(ここで水を加えるレシピもありますが、私は野イチゴの風味をそのまま味わいたいので入れません)
あとは辛抱強く弱火で煮ながら、こまめに灰汁を取っていくだけ。
ちなみに、果肉はあえては潰さず(煮込むうちに大半は自然と潰れるし)、ほどよくイチゴの触感も残します。
そうしてできたのが、ジャムの空き瓶ふたつ分。
ひとつは、毎年これを心待ちにしている隣家の母へ。
もうひとつは当然、わが家のぶん!(笑)
さっそく味見を兼ねて、カリカリに焼いたスイライスブールに塗っていただきました。
野イチゴならではの濃厚な香りが、くちいっぱいに広がります。
甘酸っぱくておいしーい!
ジャムがまだ熱いうちは、あとくちに野生品種らしいほのかな苦みが残りましたが、冷めたあとにはそれもなく、とても芳醇なジャムに仕上がりました。
うふふ* 大成功!