庭のハナミズキが、満開になりました*
実家側のシンボルツリーとして根差して、36年め。
ここ数年は枯れ枝が目立ってきたり、花をつけずに葉ばかりを茂らせたりして、ハラハラしっぱなしでしたけれど。
昨秋、植木屋さんが軽く手を入れてくださったおかげか、今年はまばゆいほどに咲きました。
このハナミズキは、贈りものとしていただいた樹なんです。
実家を新築したときに、父が長年診ていた植木屋さんが、お祝いとして手づから植えてくださったもの。
白いハナミズキを選んだのは母なのですけれど、当時はまだ白花が珍しくて、植木屋の老大将ご夫妻が何度も「ほんまに(人気のある)赤い花のほうじゃなくてええんか?」と確認しつつ植え込んでくださったことは、今でも家族でよく話題にする思い出です。
今回の写真はすべて、実家2階のかつての『こども部屋』から撮りました。
この景色が広がる窓辺に私の机があって、いつもこうして間近にこの樹を眺めて過ごしていたなぁ、と懐かしく思いながら*
植栽当初は窓から身を乗り出さなければ見えなかった枝々が、いまでは屋根をもしのぐほどの高さになって、窓辺をつつんでいます。
現在は、庭を挟んで隣となった自宅から、少し離れた樹の姿を眺める毎日です。
どこへ出かけずとも、この庭で、この場所でできることをして、今日を楽しみます。
目を凝らして庭を巡れば、きっと退屈してるヒマなんてない。
次なる世代としてこのハナミズキを受け継ぐためにも、明日も元気でいなくちゃ*