parismaris's days*

光の中の陰 (庭だより*2019.残暑)

残暑お見舞い申し上げます。

…なんて挨拶が虚しくなるくらい、今夏ほど暦と現実との気候が合致しないことはないですね。

この連日の災害級の暑さが、残暑ならば。
この先、日いちにちと夏の終わりを感じられるようになるのであれば。
酷暑に疲れ果てたココロとカラダも、「あと少し」と耐えられるのですけれど。

…それには今少しの時間が必要なようです。


そんな暦の上での秋となったばかりの今日も、我が家の庭にはまだまだ強い日差しが降り注ぎ、光と陰のコントラストがくっきり。

まずは、光の庭から。


クレオメ(矮性)









ヤブツバキの実

光の中で、日差しを受けた部分だけが熟れ始めていて。
…あぁ、ほんとうに『残暑』なのですね。


そして陰の庭。


ガマズミの実
こちらも先っぽが、おちょぼぐちに紅を差したかのように染まり始めています。

肌を焼く日差しに辟易しつつ、「どこが残暑だ、どこが秋だ😡 (←暑いと怒りっぽくなりますよね…)」と、ひとりぶつぶつ言いながらの庭巡りだったのに。
こんなところにも秋のカケラを見つけちゃった。




陰の地で青く光るは、シロタエギク。




ここは、光と陰のはざま。
陰の中の光。
…もしくは光の中の陰か。


そして見上げれば、この空。


青が目にしみる~!



※ 今日は長崎原爆忌。

私は戦争を知らぬ世代で、生まれ育った場所も広島・長崎のいずれでもありませんが、通っていた小学校の方針で、それはそれは深く重い戦争教育を、心身に刻むように受けて育ちました。

なので、私にとって8月の6日と9日、そして15日は特別な日。

No more Hiroshima
No more Nagasaki

この青空の下の世界すべてが、どうか平和でありますように。



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