映画 「娚（おとこ）の一生」

みなさん、こんにちわ♪


「２話まで見て嵌れなかったらリタイア」の自分ルールを破り、「星から来たあなた」をがんばって６話まで観たのに続きが全く気にならなくて、それがなんだか哀しいパレアナ姉です。どうも。

そういや「お昼１２時のシンデレラ」の視聴はとっくに終わっているのにレビューが１２話で止まったまま、台湾版の「イケメンですね」も作りかけたままだなぁ～～蘭陵王の後夜祭はどうなってるんだ～と自分にツッコミをいれつつ、今年も前置き長いですね～～(^^ゞ




そんな中～WOWOWで日本映画の「「娚（おとこ）の一生」を見ました。







監督　廣木隆一
出演　榮倉奈々　豊川悦司　向井理　安藤サクラ


あらすじ
キャリアウーマンとして仕事に忙殺されながら、心が締め付けられるような恋愛をしていた堂薗つぐみ（榮倉奈々）は、祖母が亡くなった後に東京から田舎の一軒家に引っ越してくる。そこへ彼女の祖母を慕っていたという大学教授・海江田醇（豊川悦司）が現れ、強引につぐみの家に住み込むようになる。当初は親子ほども年の離れた海江田のアプローチに困惑するつぐみだったが、少しずつ距離が近くなっていく。 （シネマトゥディより）



ご存じの方も多いと思いますが、この作品、原作が西炯子さんが月刊「フラワーコミックス」に連載されてたマンガなんですよね。
私、この作家さんが大好きで、２０１０年の「このマンガを読め！」で５位になってたのを見て、即、まとめて買って一気に読みました。

都会と恋愛に疲れた主人公と５０才を過ぎた大学教授という異色のカップルの、とても魅力的なお話でした。



　　　　この話、しみじみ良かよ～♪





これをトヨエツと榮倉奈々ちゃんで映画にする～と聞いた時に「大丈夫なん？？」と思いました。
４巻（４巻目はスピンオフなので正確には３巻）のマンガ原作を２時間の映画にまとめるのは難しいだろうなぁ～～。








で、見てみたところ、見事に予感的中です。

以下、けっこう辛口です。
お好きな方はここでおひき返しくださいね。






圧倒的に尺が足りません。








いやいや、確かに海江田役のトヨエツは魅力的だ。


　君、リハビリと思って僕と恋愛しなさい。






うわぉ♪






そして～奈々ちゃんのつぐみも可愛い。

　すっごくスレンダーで惚れ惚れよねぇ。









しかし。





彼らの心の動きが分からんのです。
トヨエツはいつ、奈々ちゃんを見初めたのか。
最初はあんなに不審がって毛嫌いしてた奈々ちゃんが、いつの間に彼に惹かれていったのか～～。


マコトくんという親に置き去りにされた５才の男の子が出てくるんだけどね～。
この子との関わりで海江田さんの過去や寂しさも分かってくるんだけどね～～。





いまひとつ、分かりにくいんだなぁ～～(^^ゞ







そして噂の足キスの場面。








長すぎます(^^ゞ






あんなシーンはね～～少し短かめの方がいいのよ。
最初は「お？おおお？」と見てたけど～～長すぎて興ざめします。
奈々ちゃんの足の指を舐めまわすトヨエツ、全くエロスを感じない。


　こんな場面の方がぐっと来るよ。





で、場面変わったら、奈々ちゃんベッドの中で～海江田さんが「京都行くか？」って。
お姉さんとこ行くのは分かるけど、その後の着物のシーンも「？？？」だよね？？
ホントは学会に出席するために「妻」としてつぐみを同伴して行った時に着物を着せるんだよね？




原作がある作品を映画やドラマ、舞台化する時、１００パーセントの再現は無理だと分かっています。
その作品のどの部分を使い、どう仕上げるか～それを確かめるために原作ファンは劇場や画面に向かうんだと思うのよね。

この作品に関しては～すっごく残念な感じが否めません。
トヨエツは魅力的だけど～それに頼りすぎてる感。
奈々ちゃんのつぐみはふわふわ～として可愛いけど～原作のつぐみはもっと芯があるし……この役、彼女じゃなくてもいいんじゃないかと思えるし。

これ、ドラマだったら～どうなるんだろう。
もう少し丁寧に心の動きが描かれるかなぁ。





あ、でも～田舎の風景はキレイです。



古い日本家屋も風情があるし、染色の仕事も興味深い。




☆１０個のうち～４個かな。

でも～～原作はとっても良いですよ！
おススメです～～読んで損はさせません。原作マンガの記事もそのうち書きたいと思います～＾＾



さ、今日から大河ドラマ「真田丸」ですよ~楽しみですね。
では、みなさん、明日もよい日を！