少し前に「人生いろどり」という日本映画を観ました。
監督 御法川修
キャスト 吉行和子 富司純子 中尾ミエ 平岡祐太 村川絵梨
あらすじ： 徳島県の山間部にある上勝町は人口の約半数が高齢者で、さらには過疎化の一途をたどっていた。
そんなある日、農協職員（平岡祐太）が葉っぱや草を料理のツマとして売ることを提案する。
周囲は冷ややかな目を注ぐが、幼なじみの女性3人（吉行和子、富司純子、中尾ミエ）が葉っぱビジネスに参加することになり、やがて売上高2億6,000万円をたたき出すしっかりとした事業へと成長していく。（Yahoo映画より）
解説： 過疎化と高齢化が進む徳島県の上勝町で、シルバー世代の女性たちが中心となり道に生えている草や葉っぱを料理のツマとして販売するビジネスが大成功を収めた実話を映画化。
成功すると誰も考えていなかった葉っぱビジネスを立ち上げた幼なじみの女性3人が、事業を通じて夫婦や家族のきずな、これからの生き方を見つめ直していく。
監督は、『SOUL RED 松田優作』の御法川修。年を重ねても生きがいを見いだしていく女性たちを、吉行和子、富司純子、中尾ミエのベテラン女優陣が演じる。
いや～すっごく良い映画でした。
はっきり言って地味。
女優はベテラン勢で、ぱっと目を引く若手俳優さんもいません（すいません）。
…でも、しみじみと胸に染み渡る良い映画でした。
実はウチね、けっこうな田舎なんですが、町に小さな映画館があるんですよ。
こんな田舎でいつまで保つのか…と言われながらも、館長の映画への愛と、根強い映画ファンの力で地道に上映を続けています。
私もそのファンの一人なので「この映画館で上映される作品は全て良作」といつも楽しみに見に行きます。
この「人生いろどり」も、その中のひとつでした。
都会の大きなシネコンで選んで見るなら…きっと…観なかっただろうなぁ。
だから上映してくれた館長さんとD映劇さん！ありがとうございま～～～す！
いい映画でした～～～～！
実話です。
徳島の過疎の町で、若い人はどんどん都会に出ていき、唯一の産業のみかんは不作で、残された高齢者は皆、淋しい思いをしながら暮らしています。
そんな中で、農協職員さんが山の葉っぱを日本料理のツマとして売り出すことを考えます。
最初に乗っかるのが吉行和子さん演じる薫さんと富司純子さんの花恵さん。
薫さんの御主人はじめ周りの男性陣や家族は「葉っぱ？」と鼻で笑っておりました。
最初は全く値がつかない…どころか相手にされなかった葉っぱビジネスですが、四季折々の日本料理の研究など試行錯誤を重ね、葉っぱビジネスは次第に定着していきます。
うまく行きかけた…と思った頃、薫さん花恵さんに試練が…。
結果としてこの葉っぱビジネスは成長し、年商２億６０００万円まで出すのですが～ただのサクセスストーリーではなく、日本が抱える過疎化、高齢化社会の問題もちゃんと提示されて、家族のつながりを中心に話が進みます。
「一人は辛い。一人で死ぬのはさみしい」という言葉、
「もう母ちゃんは何もせんでええから」と息子に言われた時の薫さんの淋しそうな顔にドキッとしました。
私も母に「ああ、もうせんでええよ」と同じことを言ってはいないか…。
人は、人に喜ばれて役に立ってこそ、生き甲斐を感じるんだそうですね。これを有用感というそうです。
「お前は何も考えずにオレに従っとけばいい」と旦那さんに言われ「私だって、私だって…」と悔しがる姿に、その言葉を思い出しました。
人はいくつになっても、一生懸命に生きていたいんだなぁ…。
目的や目標が出来れば、人生は輝き出すんだなぁ…。
輝き始める薫さん、花恵さん、路子さん３人がホントに素敵です。
が、薫さんの旦那さん、けっこうな「だめんず」です（笑）
このだめんずを藤竜也さんがいい感じに演じています…奥さんが輝き出すのが、なんとなく面白くない…感じなんですよね。
でも、なんだかんだ言いながら、薫ちゃんを愛してるのね。
薫さんの息子さんのお嫁さんがとってもいい人でしたね。
希少価値（？）の若いカップルも微笑ましくて素敵です。
路子さんのお母さんの佐々木すみ江さん…やっぱりすごい存在感でした。
エンドロールに上勝町の皆さんが笑顔いっぱいで葉っぱビジネスに精を出される様子が紹介されています。
タブレットやパソコンで葉っぱの出荷量などチェックしてるのね～。
それまで、いろんな辛いことがあっただろうに…それを乗り越えたような明るい笑顔に思わず胸が熱くなりました。
素敵なすてきなエンドロールでした。
「何か元気の出る映画観たいな～」と思われる時に、ぜひ。
良い映画です。
映画『人生、いろどり』予告編
監督 御法川修
キャスト 吉行和子 富司純子 中尾ミエ 平岡祐太 村川絵梨
あらすじ： 徳島県の山間部にある上勝町は人口の約半数が高齢者で、さらには過疎化の一途をたどっていた。
そんなある日、農協職員（平岡祐太）が葉っぱや草を料理のツマとして売ることを提案する。
周囲は冷ややかな目を注ぐが、幼なじみの女性3人（吉行和子、富司純子、中尾ミエ）が葉っぱビジネスに参加することになり、やがて売上高2億6,000万円をたたき出すしっかりとした事業へと成長していく。（Yahoo映画より）
解説： 過疎化と高齢化が進む徳島県の上勝町で、シルバー世代の女性たちが中心となり道に生えている草や葉っぱを料理のツマとして販売するビジネスが大成功を収めた実話を映画化。
成功すると誰も考えていなかった葉っぱビジネスを立ち上げた幼なじみの女性3人が、事業を通じて夫婦や家族のきずな、これからの生き方を見つめ直していく。
監督は、『SOUL RED 松田優作』の御法川修。年を重ねても生きがいを見いだしていく女性たちを、吉行和子、富司純子、中尾ミエのベテラン女優陣が演じる。
いや～すっごく良い映画でした。
はっきり言って地味。
女優はベテラン勢で、ぱっと目を引く若手俳優さんもいません（すいません）。
…でも、しみじみと胸に染み渡る良い映画でした。
実はウチね、けっこうな田舎なんですが、町に小さな映画館があるんですよ。
こんな田舎でいつまで保つのか…と言われながらも、館長の映画への愛と、根強い映画ファンの力で地道に上映を続けています。
私もそのファンの一人なので「この映画館で上映される作品は全て良作」といつも楽しみに見に行きます。
この「人生いろどり」も、その中のひとつでした。
都会の大きなシネコンで選んで見るなら…きっと…観なかっただろうなぁ。
だから上映してくれた館長さんとD映劇さん！ありがとうございま～～～す！
いい映画でした～～～～！
実話です。
徳島の過疎の町で、若い人はどんどん都会に出ていき、唯一の産業のみかんは不作で、残された高齢者は皆、淋しい思いをしながら暮らしています。
そんな中で、農協職員さんが山の葉っぱを日本料理のツマとして売り出すことを考えます。
最初に乗っかるのが吉行和子さん演じる薫さんと富司純子さんの花恵さん。
薫さんの御主人はじめ周りの男性陣や家族は「葉っぱ？」と鼻で笑っておりました。
最初は全く値がつかない…どころか相手にされなかった葉っぱビジネスですが、四季折々の日本料理の研究など試行錯誤を重ね、葉っぱビジネスは次第に定着していきます。
うまく行きかけた…と思った頃、薫さん花恵さんに試練が…。
結果としてこの葉っぱビジネスは成長し、年商２億６０００万円まで出すのですが～ただのサクセスストーリーではなく、日本が抱える過疎化、高齢化社会の問題もちゃんと提示されて、家族のつながりを中心に話が進みます。
「一人は辛い。一人で死ぬのはさみしい」という言葉、
「もう母ちゃんは何もせんでええから」と息子に言われた時の薫さんの淋しそうな顔にドキッとしました。
私も母に「ああ、もうせんでええよ」と同じことを言ってはいないか…。
人は、人に喜ばれて役に立ってこそ、生き甲斐を感じるんだそうですね。これを有用感というそうです。
「お前は何も考えずにオレに従っとけばいい」と旦那さんに言われ「私だって、私だって…」と悔しがる姿に、その言葉を思い出しました。
人はいくつになっても、一生懸命に生きていたいんだなぁ…。
目的や目標が出来れば、人生は輝き出すんだなぁ…。
輝き始める薫さん、花恵さん、路子さん３人がホントに素敵です。
が、薫さんの旦那さん、けっこうな「だめんず」です（笑）
このだめんずを藤竜也さんがいい感じに演じています…奥さんが輝き出すのが、なんとなく面白くない…感じなんですよね。
でも、なんだかんだ言いながら、薫ちゃんを愛してるのね。
薫さんの息子さんのお嫁さんがとってもいい人でしたね。
希少価値（？）の若いカップルも微笑ましくて素敵です。
路子さんのお母さんの佐々木すみ江さん…やっぱりすごい存在感でした。
エンドロールに上勝町の皆さんが笑顔いっぱいで葉っぱビジネスに精を出される様子が紹介されています。
タブレットやパソコンで葉っぱの出荷量などチェックしてるのね～。
それまで、いろんな辛いことがあっただろうに…それを乗り越えたような明るい笑顔に思わず胸が熱くなりました。
素敵なすてきなエンドロールでした。
「何か元気の出る映画観たいな～」と思われる時に、ぜひ。
良い映画です。
映画『人生、いろどり』予告編