ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
ネタばれ全開です。未見の方はご注意ください。

宝塚歌劇「蘭陵王」

2018-12-01 | 舞台・映画・ドラマ視聴あれこれ
早いもので12月になりました。
みなさん、お変わりありませんか?

先月、11月某日、ツイ友(ツイッターの友だち)でもありHKOメンバーのまこ。ちゃん、テヤンさんと一緒に大阪の梅田芸術劇場で上演された


宝塚歌劇「蘭陵王」を観てきました。







話がまとまったのが二か月ほど前のこと。
その頃の私(たち)は多分、疲れていたのでしょう。
「美しいものが見たいねぇ」から始まり、「美しいものって何~?」「宝塚で蘭陵王があるよ!」「行きたいねぇ~~」とトントンと話が進みました。






すっっっっばらしかったです~~(≧▽≦)





歌、踊り、衣装、構成……どれをとっても、極上のものに触れた気がします。




以下、ネタバレです。
これから観る予定の方はここでお引き返しください。




お話はハッピーエンドです。
お約束の毒酒を高緯から賜り、飲もうとするのですが~土壇場でヒロイン(雪ちゃんではない)の「愛しています。お慕いしています。」の言葉で
「止めた、ばかばかしい」と盃を放り投げました。
追手から逃げ、ヒロインと農民となって仲よく暮らしていく。。。というラスト。

テーマは「生きろ」




……ですよね~~~!
何があっても生きなくちゃね!

フォンさんの殿下にも聞かせてやらねば。
「ドラマのラストも、こんな風になんとかならなかったのかなぁ~」とまこ。ちゃんが呟いていて思わず「そうねぇ~」と大きく頷きました。

あ、お話全体が少しBL風味でした。
高緯がおネエキャラだったのには、びっくり。(パンフレットの右上)
終始、コミカルな歌と演技で客席の笑いを誘っていましたが~彼もまた長恭を愛していて、最後の彼の心情を綴った歌は見事、圧巻でした~。

鄭児もちょい役(長恭の妻)で出てきたよ~~きれいな方でした。
ダンショー氏、コクリツコウ氏は欠かせませんね。
周の陛下と思われるキャラがちょっとだけ出てきた。




で、途中、馬に乗るシーンがあるのですが~
「この舞台で、どんな風に表現するのかな?」と思っていたら

舞台背景のパネルが開き…





乗馬マシンのロデオボーイみたいなものに乗って蘭陵王、正面から登場しました。



そう、ロデオボーイ。


 こんなの。 






馬の頭が……無いの。





一瞬、ぽかーん。




ここは私たちの想像を駆使して見るところなのでしょうが。

でも!

せめて頭は付けてあげて~踏雪なのに(多分)
頭を付けたら、背景のパネルが閉まらないかなぁ。
そして「美しすぎる軍神」のお顔がよく見えないかなぁ。


でも、やっぱり付けてあげて欲しい。
こんなのでいいから~( ノД`)




いや、こんなん付けたら逆の意味でポカーンかもしれない。




この馬(ロデオボーイ)を見て、隣に居たまこ。ちゃんの肩が震えているのが、よく分かりました(笑)
幕間の休憩でテヤンさんが飛んできて、皆の第一声が「馬!」でした~(笑)
ホントに笑った~~ヅカファンの方々に叱られそうなくらい笑いました。

梅田芸術劇場は舞台も客席も比較的、小さめなので馬を走らせる場面は難しかったのでしょうね。。
宝塚の大劇場なら、もっと違った演出だったかもしれません。
もし、御覧になった方がおられたら教えてくださいませ~(なぜ)


ラスト、フィナーレは雅楽師の東儀秀樹氏が楽曲を提供されたそうで~中国らしい雅楽の音が新鮮でした。


まーとにかく素晴らしかった。

私は特に、歌に感動いたしました~男役の歌声の力強さ、幅の広さ、そして娘役の歌声の繊細さ美しさ、聴き惚れました~~。
あっという間の二時間半、願いどおり美しい歌を聴き、美しい舞台を観ました。満たされました。

生の宝塚は中学生の時に「ベルばら」を見て以来~40年ぶり?(年がバレバレ)
いつか大劇場で見てみたい~その為に、また貯金しなくちゃね!



その後、来阪していたakiakiさんと合流して夕飯となりました。  次につづきます。