ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
ネタばれ全開です。未見の方はご注意ください。

BL?~蘭陵王34~36話

2014-03-28 | 蘭陵王
早いもので3月ももうすぐ終わろうとしています。
九州は桜が満開ですよ~みなさん、お変わりありませんか。

蘭陵王の感想は仔馬ちゃんが出てくるまで控えようと決めたものの~やっぱり黙っていられなくて、ツイッターでぶつぶつぶつぶつぶつぶつ言っていたパレアナ姉です、どうも。

以下、ネタばれをふくむ感想です。未見の方はご注意ください。
なおかつ、とても穿った感想です。でも本人は至極、真面目に書いてます。






















……高長恭、高緯が大好きなのね?


だって、そうでしょう~雪ちゃんがどんなに悲しみ絶望するか分かっていても、皇帝の命令には抗えない。
そして「名君になるとおっしゃった」と高緯を信じようとする。




高緯>>>>越えられない壁>>>>雪ちゃん………ですよね?



長恭は幼いころから「皇太子には絶対服従」と周りから言われ、すっごく注意して育てられたんでしょうね。
だから、どうにも出来ないのよ、彼には。
元々、軍人だから命は惜しくはない。いつ死んでも良いと思っている。
自分の生命は皇帝のもの…それがどんな理由であろうと、どんな暴君であろうとも。
願わくば戦場で死にたかっただろうけれど、それも皇帝が決めることなのね。


そして自分で言っといて動揺する高緯。
まさか長恭が「はい」と受け入れるとは思ってなかったのね。
もし、ここで長恭が泣いてすがって、命乞いをしたならば~高緯はどうしたかしら。
薄笑いをうかべて「考えてやってもよいぞ」と言うかもしれない。
軍神蘭陵王が自分に許しを乞えば…それで高緯は気が済んだかもしれないねぇ…あ、鄭児が側に居るから無理か(笑)


長恭さん、不器用なのね。
あまりに気高く、あまりに真っすぐすぎた。
思うことと行うことにズレがない…そして誰に対しても同じ。
皇帝の前ではいい顔をして裏では舌を出す…という生き方は彼にはきっと出来ないし、多分、そんな事は思いもつかないでしょう。

この不器用さ、この頭の固さ、そして融通の利かなさ…ここまでくれば、天晴れです。
ただ、黙って逝かれた雪ちゃんは…たまりませんよね。
「許してくれ…雪舞」と心の中で泣く長恭。




雪ちゃん、許しちゃダメだわ。




自分より皇帝を選んだ夫を恨んで、その恨めしさをエネルギーにして生きていかなくちゃ。
そして、いつか時間が経って…「仕方のない人ね」と笑えるようになるまで、強くたくましく…お母さんになるんだからね。







長恭の選択には「ああ、もう、この石頭が!」と腹が立つものの。







何もかも諦めて憂いに満ちた蘭陵王は美しかったね~。
この話で、初めて、フォンさんを素敵だと思いました。
髪を梳くシーン、思わずホロリときちゃったよ。





そして号泣する安徳王…分かるよ、分かる。
「雪舞を頼む…」なんて頼まれても…ねぇ?






これから高緯はずっと胸にささったトゲを抱えていくのでしょう。
そのトゲはきっと、どんどん大きくなり深くささっていくのだろうな。






そして予告で斉からの情報に驚き、まず雪ちゃんの心配をする仔馬ちゃん。
37回以降は、仔馬ちゃん、大活躍ですか?(わくわく)

…「義姉上は?」という安徳王の問いに「あの者が居る」…って、あの者って?仔馬ちゃんですよね??
ちょっとちょっと~勝手に決められてもねぇ?…と言いつつ、大喜びのおばさんでした。



幼いころの高緯、長恭。延宗がわちゃわちゃと戯れる様子があれば、もっと良かったのにね!(個人的希望)



2 コメント

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解説ありがとうございます。 (みお)
2014-04-06 20:35:54
パレアナ姉 様 こんばんは(^^)
こちらにもキャプ付きのわかりやすい解説をありがとうございます。
とても楽しく読まさせて頂きました。感謝です!
蘭陵王はどうして高緯の言うことを素直に受け入れるのかな?って
考えてみたけどよくわからず・・あまり納得していなかったのですが
ドラマが進んでしまうので考えてもわからすじまい・・
(その後は仔馬陛下活躍の回だったため陛下に釘付けでしたw)
あまり考えすぎると、しまいには蘭陵王に対して怒りの感情しかわかなくて(笑
雪舞には生きていてもらいたいとの願いから
雪舞に何も言わずにゆくのも少しは理解できるけど
こういう道しか本当になかったのかなぁ~?
雪舞に相談とかやっぱり難しかったのかなぁ~?
ドラマなのに真剣に悩んでいる自分を可笑しく感じます(笑

高緯>>>>越えられない壁>>>>雪ちゃん

確かにそうかもしれません。
皇帝陛下、皇太子高緯に絶対服従の気持ちも強かったし
パレアナ姉様の詳しい解説に納得・腑に落ちました。
ありがとうございました。なんとか納得できました(^o^)

蘭陵王41話を見て「鄭児の壮絶な愛情に言葉を失って」との感想も同感です。
最後までこの鄭児が蘭陵王と雪舞に不幸をもたらすのかな・・?
いやいや周の国全体に?とか不安を感じつつ・・
しかし鄭児、人の心を折るの上手ですよね・・ドラマでもリアルでも・・
パレアナ姉様、鄭児に負けないで下さいね!!
パレアナ姉様のレビュー&感想を楽しみにしています!!
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みおさん (パレアナ姉)
2014-04-07 00:38:00
みおさ~~ん、コメントありがとうございます♪
うれしくありがたく拝見しました。

鄭児に心を折られてましたが~みおさんの「負けないでね」に元気をいただいて、レビュー、ただ今作成中です~。
みおさんのおかげです、ありがとうございます。ホントに鄭児さん、人の心を折るのが上手いです(^^ゞ

解説だなんて、そんな…私の個人的な見解ですので~「ああ、そういう考え方もあるのか」と軽く読んでいただけたら、と思い書きました。

私たちから見れば、もう理解不能な蘭陵王ですが~彼なりの理由があったのだろうな…と思うと、これしか思いつかなかったんです。
もう、息をするように、当たり前に、皇帝陛下には逆らえない…そう育てられてきたんだと思います。

これが周と停戦状態じゃなくて、戦争中だったら、きっと「死ね」なんて命令は下されなかったでしょうね…軍神は必要ですもんね。平和な国になったら邪魔者扱いされる蘭陵王…不憫です。

>しまいには蘭陵王に対して怒りの感情しかわかなくて(笑。。。。分かります、わかります。
私もぷんぷん怒ってましたもん。
他の道も探せばあったのに、あの石頭(こら)は探す気も無かったみたいですね。雪ちゃんが不憫です。

だから、あんなに安徳王は荒れるし、自分で命じたこととはいえ高緯jは怯えているし。
どうすれは、本当に民の、皆のためになるか…と考えられなかったのかなぁ。
自分の考えを持たずに生きてきたのかなぁ…と、まだまだ蘭陵王には考えさせられます。
だから、みおさんの>ドラマなのに真剣に悩んでいる自分を可笑しく感じます(笑。。。。には笑ってしまいました~同じです、おなじ。

でも、こんなにあれこれ考えるドラマも貴重ですよねぇ。
残りあと少し、おつきあいくださいませね~。
またご一緒におしゃべりいたしましょう~♪
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