最近ネットや難聴者の集う講座などで、難聴者の方とのお付き合いが徐々に広がるにつれ
今まで「難聴は世界に私一人」という難聴孤独状態(笑)だったのが
たくさんの仲間ができて、心強くなってきた。
でも、そんな嬉しいこともある中で、ちょっと考えさせられることがある。
難聴のお知り合いができていくと、色々お互いに聞こえのお話をするんだけど
耳のどこが障害で聞こえに不具合がきてるのか、自分のそれを言える人はほとんどいない。
そして何人もの人が
「調べたいけど、どこでどう調べたらいいのかわからない。」と言われる。
でも、近所にたくさんある耳鼻科医院は、難聴者にはほとんどなんの手立てもしてくれない場合が多く、
せっかく行っても、聴力検査しておしまい・・・というのがほとんどで。
私も最初聞き取りが悪くなり始めた頃、受診した耳鼻科ではやはり聴力検査して
「不自由なら補聴器を」でおしまいだった。
なぜ耳が悪いのか、どこの異常で聞こえが悪いのか、予後はどうなのか
何もわからないで終わってしまう場合が多い。
詳しく調べて、どうしてこういう聞こえなのか、知りたいという人はたくさんおられるのに
ほとんどの個人医院にはそれが出来る機器はない。
よって、調べようもない。
しかし、難聴で少しdBが上昇してるからと、検査機器の揃った大病院に紹介まではしてくれない。
治療法が「ある」「ない」に関わらず、自分の状態を知りたいと思ってる難聴者は多い。
そして原因がわかれば少しでも治療につながらないか、と
切実に思ってる方も多い。
しかし 結果、自分の身体の事ながら、自分でその聞こえ不良の原因もわからず、
ずっと過ごしていくことになる。
最近私の耳の話をさせてもらった時、こんな事を言われた方が2人もいた。
「実は私も少し聞こえにくい時があって・・・」
お2人とも主婦で仕事もしてるんだけど
お一人は「電話業務でたまに全然聞き取れない時がある」
もう一人の方は「騒々しい場所での会合は聞きづらい」
そんな事を言われて。
そして、お2人とも一応耳鼻科受診はしたみたいだけど
何の手だても受けず、おしまい・・・だったようで。
「今は補聴器してもうるさいだけでしょう」と言われ、補聴器店の紹介すらなかったらしい。
また別の方は、母のお知り合いの方で、
母が「娘が人工内耳手術をした」と言ったら
「娘さんに会ってお話聞きたい」ということでお会いしたのだけど
ご主人がひどいめまいと難聴で辛い日々を送られてるそうで
何軒か受診はしたものの全く治らなくて困っておられて。
本当に、そんな辛い状態でずっと我慢してこられてて
結局その方もめまいの原因すらわからず
藁もつかむ思いでおられて、
確かに耳は複雑で医師にもなかなか未知の部分も多いのだろう。
特に、徐々にやってくる難聴は、ふせぎようもなく、これを飲めば治るという特効薬もなく
という場合が多いのだろう。
詳しく調べても原因はわからなかったという方もおられる。
でもだからといって「詳しく調べるのは無駄」ではないと思う。
本人が望めばすぐに詳しく検査できる環境がもっと整っていけばいいなと・・・
最近すごくそんな風に思う。
追記
上にも書いた通り、聴力が徐々に落ちて行き、軽度難聴あたりで耳鼻科に行った場合
鼓膜見て異常なければ、聴力検査だけしておしまい、というのが一般的である。
病名もなく、「不自由なら補聴器を」「今は補聴器してもうるさいだけでしょう」などと言われ
何の治療もなく終了。
しかし、この難聴初期というのは本人にとって大変しんどい時期。
聞こえる時が多いだけに
聞こえない事があると辛い気持がかなり大きく出てくる。
「今の聞こえてないの?」「ちゃんと聞いてる?」「聞いてなかった?」
なんて言葉を相手はさらりと言ってくる。
耳の事伝えればいいとは思っても、なかなか言えないし
なんて言えばいいか、これが結構難しい。
「私、耳が聞こえにくいです」と言ってても
静かな場所で普通に会話出来てたら相手はそのことを忘れてしまうし・・。
「なんだ、聞こえてるんじゃない」なんて思われたりもする。
視力検査というのがあるけど
0、1です。というと「あら、目が悪いのね」とかなりその視力のイメージがわくと思う。
0、02なんていうのも聞いたことがあり
「眼鏡かけても0、3くらいなんです。」と言えば、かなり見えにくいんだな、と理解出来る。
ところが聴力は
「80dBです。補聴器して40dBです。」
なんて言って、
健聴者でその聞こえを理解できる人はほとんどいないだろう。
そもそも一般的に健康診断で聴力検査をしても
音が聞こえたらボタンを押す作業するだけで
正常か異常しか所見がない。
「あなたの聴力は○dBです」なんて誰も言われないから
そもそもdBなんて言葉も知らない人が多い。
Hzもしかり。
8000Hzが聞こえにくいんです。
と言って、いったい何人の人がその聞こえをイメージできるだろう。
視力検査のように、誰でも簡単にイメージできるような
聴力のレベルがわかる表し方はないものだろうか?
聞こえはAで、聞き取りはDなんです。
と言えば
「あ~~そうなんですか」ってわかってもらえるような
そんなのがあったら便利なんだけど~~~。
今まで「難聴は世界に私一人」という難聴孤独状態(笑)だったのが
たくさんの仲間ができて、心強くなってきた。
でも、そんな嬉しいこともある中で、ちょっと考えさせられることがある。
難聴のお知り合いができていくと、色々お互いに聞こえのお話をするんだけど
耳のどこが障害で聞こえに不具合がきてるのか、自分のそれを言える人はほとんどいない。
そして何人もの人が
「調べたいけど、どこでどう調べたらいいのかわからない。」と言われる。
でも、近所にたくさんある耳鼻科医院は、難聴者にはほとんどなんの手立てもしてくれない場合が多く、
せっかく行っても、聴力検査しておしまい・・・というのがほとんどで。
私も最初聞き取りが悪くなり始めた頃、受診した耳鼻科ではやはり聴力検査して
「不自由なら補聴器を」でおしまいだった。
なぜ耳が悪いのか、どこの異常で聞こえが悪いのか、予後はどうなのか
何もわからないで終わってしまう場合が多い。
詳しく調べて、どうしてこういう聞こえなのか、知りたいという人はたくさんおられるのに
ほとんどの個人医院にはそれが出来る機器はない。
よって、調べようもない。
しかし、難聴で少しdBが上昇してるからと、検査機器の揃った大病院に紹介まではしてくれない。
治療法が「ある」「ない」に関わらず、自分の状態を知りたいと思ってる難聴者は多い。
そして原因がわかれば少しでも治療につながらないか、と
切実に思ってる方も多い。
しかし 結果、自分の身体の事ながら、自分でその聞こえ不良の原因もわからず、
ずっと過ごしていくことになる。
最近私の耳の話をさせてもらった時、こんな事を言われた方が2人もいた。
「実は私も少し聞こえにくい時があって・・・」
お2人とも主婦で仕事もしてるんだけど
お一人は「電話業務でたまに全然聞き取れない時がある」
もう一人の方は「騒々しい場所での会合は聞きづらい」
そんな事を言われて。
そして、お2人とも一応耳鼻科受診はしたみたいだけど
何の手だても受けず、おしまい・・・だったようで。
「今は補聴器してもうるさいだけでしょう」と言われ、補聴器店の紹介すらなかったらしい。
また別の方は、母のお知り合いの方で、
母が「娘が人工内耳手術をした」と言ったら
「娘さんに会ってお話聞きたい」ということでお会いしたのだけど
ご主人がひどいめまいと難聴で辛い日々を送られてるそうで
何軒か受診はしたものの全く治らなくて困っておられて。
本当に、そんな辛い状態でずっと我慢してこられてて
結局その方もめまいの原因すらわからず
藁もつかむ思いでおられて、
確かに耳は複雑で医師にもなかなか未知の部分も多いのだろう。
特に、徐々にやってくる難聴は、ふせぎようもなく、これを飲めば治るという特効薬もなく
という場合が多いのだろう。
詳しく調べても原因はわからなかったという方もおられる。
でもだからといって「詳しく調べるのは無駄」ではないと思う。
本人が望めばすぐに詳しく検査できる環境がもっと整っていけばいいなと・・・
最近すごくそんな風に思う。
追記
上にも書いた通り、聴力が徐々に落ちて行き、軽度難聴あたりで耳鼻科に行った場合
鼓膜見て異常なければ、聴力検査だけしておしまい、というのが一般的である。
病名もなく、「不自由なら補聴器を」「今は補聴器してもうるさいだけでしょう」などと言われ
何の治療もなく終了。
しかし、この難聴初期というのは本人にとって大変しんどい時期。
聞こえる時が多いだけに
聞こえない事があると辛い気持がかなり大きく出てくる。
「今の聞こえてないの?」「ちゃんと聞いてる?」「聞いてなかった?」
なんて言葉を相手はさらりと言ってくる。
耳の事伝えればいいとは思っても、なかなか言えないし
なんて言えばいいか、これが結構難しい。
「私、耳が聞こえにくいです」と言ってても
静かな場所で普通に会話出来てたら相手はそのことを忘れてしまうし・・。
「なんだ、聞こえてるんじゃない」なんて思われたりもする。
視力検査というのがあるけど
0、1です。というと「あら、目が悪いのね」とかなりその視力のイメージがわくと思う。
0、02なんていうのも聞いたことがあり
「眼鏡かけても0、3くらいなんです。」と言えば、かなり見えにくいんだな、と理解出来る。
ところが聴力は
「80dBです。補聴器して40dBです。」
なんて言って、
健聴者でその聞こえを理解できる人はほとんどいないだろう。
そもそも一般的に健康診断で聴力検査をしても
音が聞こえたらボタンを押す作業するだけで
正常か異常しか所見がない。
「あなたの聴力は○dBです」なんて誰も言われないから
そもそもdBなんて言葉も知らない人が多い。
Hzもしかり。
8000Hzが聞こえにくいんです。
と言って、いったい何人の人がその聞こえをイメージできるだろう。
視力検査のように、誰でも簡単にイメージできるような
聴力のレベルがわかる表し方はないものだろうか?
聞こえはAで、聞き取りはDなんです。
と言えば
「あ~~そうなんですか」ってわかってもらえるような
そんなのがあったら便利なんだけど~~~。
落語家のつ○べ△氏の声は全く騒音としか聞こえない。
お笑い番組や一部の討論番組などの大勢で一度にがなり立てるような番組の聞き取り(聞き分けではなく)は不可能である。
キャンキャン声の女性タレントの声だったり、若い女性が大量に出てきて歌を歌っているグループ、ほぼ絶望的・・・
黒○徹子氏程度の早口になると、これもまた聞き分けは絶望的になる。
などと、多くの方がイメージできる方を引き合いに出し、
自分の聞き分け能力を説明します。
いずれにしろ、私の場合は遅かれ早かれ聞こえない側に位置する立場故に、聞き分けであれ聞こえであれどの程度がなんてのは意味がないようにも感じ始めており、
聞こえなくても如何に生活クオリティーを確保するのか、業務に支障がないようにするにはどんな方法が良いのかを考えて行かねばならないと思っており、問題点の洗い出しと、その対策こそが今のうちに準備して置かなければならないのかな~なんて感じ始めてます。
暑いですね~。
夜中エアコン漬けで風邪を引いてしまいました(涙)
タイマーが切れたら瞬間目が覚めるので、もう付けっぱなしにしています(涙)
西さんは、サ○マやつ○べが駄目なんですね・・・
私は「タ○リ」がもうかなり前から駄目でね~、今も何言ってるのかさっぱりなんです(泣)
最近ニュースはハッキリ聞き取れるようになってきましたが
(術前はニュースも駄目でした~)
やっぱりアナウンサーは発声がいいのですね。
この人は聞こえるけどこの人は駄目、っていうのは健聴者にはなかなかわかりにくい現象だろうし
相手の方に不快な思いをさせてしまうので
気をつけなきゃと思ってるんですが・・・
難しいです。
簡単に理解してもらえる方法はないものか・・と思います~。
そのため「相手の方に不快な思い」をさせたくないと考え気を遣われて居られる。
それはそれで大変すばらしいことだと思いますが、
僕は自分の聞こえの具体例をきちんと相手に伝えることが、
相手の方が変に気を遣いすぎるという気遣いを持たせないことかななんて何時も思うことにしています。
何時も思うことにする。そうなんです。「ことに」と決定しているのです。
これこそが唯我独尊とでも言えるのかもしれませんが、
思うことにしなければ何も前には進んでいかない事を今までも経験してきているので、
誰もがイメージしやすいテレビタレントの名前を挙げることもしばしばです。
さらに、話し合いの中で、Aさんの声は聞き取りやすい。Bさんの声は聞き取りにくいなんて事もご本人を目の前にして話させてもらってます。
その上で、こんな風にお話ししてくだされば聞き取れます。と
やはり具体的に伝えることをしています。
せっかくの楽しい会話、聞き分けられなくて結果としてお話を無視することになるより良いのではと「思う」ようにしています。
追記。
確かにこんな聞こえの人間から遠ざかっていった方もたくさん居られます。
これはこれで致し方なし。
時折聞こえてくるうわさ話では、そんな方の中には同情している方も居られると聞き及んでいますが、
人それぞれ。人生もそれぞれ。十人十色。
何が正しくて何が正解かなんてどこにも答えはなく、
その場その場の空気に合わせて立ち振る舞っています。
昨晩のコメントは、娘がひとしきり難聴で泣いた後の状況で書き込みまして、愚痴と甘えだなぁと赤面です。病院なんて関西に住んでたらどこでも当たれるやん。と怒られそうですね。
すみませんです。
なんで、こんなに早い時間から打ちこんでいるかと言うと
暑くて目が覚めてしまったからです(笑)
本当に本当に暑いですね
夜はいつまでたっても気温が下がらないし
エアコンを切ろうと思っても切れないですよね。
私はエアコンをタイマーにしておいて、扇風機も併用して
扇風機のタイマーをエアコンより長くしておくと
なかなか目が覚めませんよ。
それと窓を開けておいてエアコンを入れたら、切れても暑くならないので
目が覚めにくいです。
ぷーどるさんのお話は、うんうんと思いながら読みました。
親しい友達なんかには、例えば「消防車」という単語が聞き取れず
2回聞き直してわからないときは「えっ?最初の言葉はひまわりのひ?」
「ううん、真珠のし」
「ああ~、消防車か!」
という会話をして、成り立つことがあります。
その友達のお子さんが、まさに今難聴の入り口に立っているようで
「どうしたらいい?」と悲壮な声で電話してきました。
「電話って・・・」と思いながらも、相手は必死なので
応対しましたよ。まあ何とか会話はできました。
やはり原因はわからず、町医者で「ステロイドを1週間服用して、また来て下さい」と言われたそう。
私の時はステロイドすら処方してもらえず
「大丈夫ですよ」と言われ続けて失聴してしまったので
「大丈夫ならそれでいいけど、私の例があるから大きな病院へ行くべき!」と
アドバイスしました。
友人は私という例があるから何とか情報が得られたけど
そうでなければ、どうしたらいいのかわからなかったでしょうね。
何もないことを祈るばかりです。
ところで、みーしゃさんの行かれた病院は
守口市にある「K医科大学付属病院」でしょうか?
私も最初にかかったのがここで、聴力検査はざわざわしたところでするし
3分診療で詳しいことは話してくれないしで
見限って違う病院に替えたことがあります。
堺市にある「大阪労災病院」はなかなか良かったですよ
K病院当たりです。香里で私自身小学生時代からかかってまして(私は枚方育ちです)娘もわざわざ大阪南部から行かせたのにガックリでした。堺なら沿線なんで行きやすいです。情報ありがとうございます!
おっしゃられる通りだと思います。
とにかく伝えないと始まらないですもんね。
なかなか難しくて「なんて言おう~」と思ってるうちにその場が終わってしまうなんてこともありますが・・・(苦笑)
>その場その場の空気に合わせて立ち振る舞っています。
そうですね。
相手や場所によって聞き取りも違ってくるので
その場その場の空気に合わせて・・・というのが一番ピッタリしっくりのように思いますね。
ところで
「お優しいお方」なんて産まれて初めて言われました。ありがとうございます(嬉)
でもうちの家族が聞いたら、みんな「?」だと思います(笑)
お嬢さんのことではさぞご心配なことでしょうね・・・
自分の事より心配でしょう?
わかりますよ~
そんな愚痴や甘えなんてとんでもないですよ。
私がお教えできる事ならなんでも聞いて下さい。
「ブログ画面 左バーの一番下」に「メッセージを送る」というのを入れておきますので
よかったらそこから送ってみて下さい。
昨日風邪でお医者さんへ行ったんだけど
「エアコンかけっぱなしで寝ちゃだめでしょ~」なんて言われて
「でも、タイマーが切れたら瞬間目が覚めるんです~~」って言ったら
「目が覚めてもまた寝れるでしょうに~」なんて言われてしまいましたが・・・(苦笑)
そんなこと言われたって、私の場合 目が覚めて暑いままだと朝まで眠れないと言っても過言じゃなくて~~(泣)
今は風邪より寝不足の方が身体にこたえるんですよね(苦笑)
なにしろ、寝不足だとふらふらが酷くなっちゃうんで・・・
これからは扇風機もおおいに使いたいと思います。
お友達、お子さんの事でさぞご心配でしょうね。
ナオさんも ナント 電話で聞いてあげたのね。
それはご苦労様でした~。
人工内耳もそうやって電話できるまで聞き取りできるっていうのは
ホントにありがたいですよね。
難聴ってホント耳鼻科医の中でも「サジ投げ」分野なのかな。
中耳炎や蓄膿症なんかは薬等で治療ができていくから、しっかり診てくれるけど。
守口のK医大付属病院ってそうなんですか??
そんな大きな病院なのにざわついた場所で聴力検査?
音を遮断した部屋の中でしないんですか??(驚)