グルンガスト弐式

毎日を生きていくうえで、
眼の保養というのは思いのほか重要だったりする。
なにしろ煙草臭いおっさんだの、
口の聞き方も知らないガキだの、
香水のつけすぎでむしろ臭いギャルやオバハンだのが、
ひしめきあう中で働いているからだ。

美人を見るだけでやる気が出るのは実に分かりやすい。
年齢は問わない。
10代でも40代でもどんと来いである。
こういうことを言うと、
お前は女なら誰でもいいのか、と言われそうだが、
美人に年齢は関係ないのだ。

確かに若い方がいいという考えはある。
女子高生の短いスカートからのぞく足はついつい視線が行きがち。
若さ溢れる肉体はそれだけで魅力的だ。
女性だって、どうせ見るなら若い男のほうがいいのではないだろうか。
おっさんのしなびた身体より、若い男の締まりある身体。

しかし、それだけで若さ万歳という気はない。
品のあるお婆ちゃんは見ていて気持ちがいいし、
OLの組んだ足も年相応の魅力があるのだ。

無駄な香水やピアスをつけるより、
女としての魅力を磨いてもらいたいものだ。
そして、できればボクの眼を楽しませてもらいたいものである。