骨董好きな友人からの張り替え依頼、昔の学校の古いオルガンの椅子ということです。
サビた太鼓鋲を抜いて表皮を剝がしたら中はワラのの椅子です。
グラグラする木枠は知人の大工さんにお願いするということで、木枠補修が
終わるまで、生地の選定やら色々と構想を練っていました。
出来るだけ以前の雰囲気を残したくて、ワラだったクッション材をワラで復元するか?
悩みましたが、たまたま、工場にパーム椰子シートの端材があったので
それを使うことにしました。
トップ部分のボリュームを出すためにひと回り小さい物を中心に重ねることにしました。
表皮は以前に籐の椅子を張り替えた残材を使い、太鼓鋲も数種類の在庫から
使いたい鋲を打って仕上げましたが、足が短くて浮いてくるので断念して地味なものにしました(苦笑)
昔の感じを出すために縫製をせずに巻き張りしました。
実用的でないかもしれないけど、見てるだけで癒される感じで、いいですよね~
自分のものでないけど、玄関に置いてスニーカーの紐を縛るときに座ったり
出入り時に、ちょっと物を置いたり色々と思いを巡らしました
勢いで、もらって外に投げ出してあった事務椅子をまたまた、残り生地で張り替えました。
ちょっと、渋い感じで仕上がりました(苦笑)
捨てようと思ったのですがピーユニットさんに張替えをお願いして正解でした。思っていた通りレトロ感たっぷりに仕上げていただき感謝です。自宅オーディオのプレイヤーの前に置いて座ればレコードの針を落とすときの目の高さに合います。ありがとうございました。