バイクシートの移設・・・らしい

オートバイ乗りはこだわりの人間が多いらしく

メカ好きで自分で出来ることはできるだけ自分でいじりたい人が多いですよね

今回の依頼は、アンコ抜きされた中古のモンキーのシートを入手し、

自分のバイクに合わせて組み付けて乗りたいとことです。

届いたものは、カバーが無く、アンコ抜きされたシートです。

私が言うのもなんですが、上手に左右対称にカットされています

助かりました

今回も前回のシャリーのシートのように古い物を入手したもので

鉄板パンフレームが、かなりの部分が錆びて劣化しています。

どうも、アンコ抜きだけでなく、フレーム曲げもやったようです

横キルトを入れたデザインで作って欲しいとのことです。

今回はウレタン形状にパターンラインを決めて型紙を製作していきます。

たぶん普通のシート屋さんとは違うところは型紙を一度データ化して

各パーツを対称を正確に修正し、縫い距離を正確に合うように型紙を作成します。

そして、レーザー加工機で型紙をカットして表皮レザーをハサミで切ります。

写真でもわかるように、縫い目はミシン目破線カットの型紙にしておきます。

私の場合、出来上がり、付属部品の関係で、縫い代を2㍉から15㍉など

部位によって変えて縫うことがあるので混乱しないように、たとえ、今回だけの

依頼品でも、量産でも使えるような型紙を製作することがあります。

こんな感じで仕上がりました。

ところが、引き渡し、車体に設置したところ、タンクとの隙間とか

湾曲具合に納得できないと言うことで、修正することになりました。

先日、修正品を渡して、今日、写真が届きました

修正依頼の時に、ダンデムシートも調達したのだが、テールランプとの

間へのおさまりが悪いので、小さくしてカバーをかぶせて欲しいという

追加依頼も頂いていました

希望のサイズに硬質ウレタンにマーキングしてきたものにバンドナイフで

ライン通りに切り落とし小さくしたものに、今度は、簡単に型紙をつくり

同じパンチングレザーでチョコチョコってカバーを作りました

実車を見ていませんが、仲良くダンデムツーリング楽しんで欲しいですね

（息子の送迎って言ってたかも）