この試合では、全員がいろんなポジションをやること、GKは前後半で入れ替え、まず前回の試合に参加していた選手をスタメンで、と考え試合に臨みました。
対戦相手はすべてタフなチームで、大塚は個々のボールコントロールにおけるスキル、守備の基礎(マーク、位置取りの考え方、1対1での立ち位置、相手の攻撃に対する予測、相手へのチェックを開始するタイミング、チェックに行くスピード、ボールを取り返しにいく継続性、身方に対する意識)の不足というこのチームの課題が鮮明になりました。試合結果は以下のとおりです。
● VS サンフレJr 0-9 (負け:前半0-5、後半0-4)
守備重視の布陣で臨んだつもりでしたが、開始30秒で失点してしまいました。前半からテクニックと当たりで勝る相手にあたふたしてしまい、相手に振り回されポジションを失う場面が数多く見られました。決定的なシーンを作られ、前半5分過ぎには立て続けにゴールを決められてしまいました。後半は、失点はありましたが、選手とポジションを入れ替えたことで守備意識が向上し、前半よりも安定した戦いとなりました。
● VS深 川 1-3 (負け:前半0-0、後半1-3)
前寄りの選手の守備とコンビネーションが機能し、DFの負担も少なくなり、引き締まった試合になりました。押し込まれる場面も多々ありましたが守備陣も粘りを見せました。
大塚のゴールは、パスの出し手と受け手の息の合ったナイスゴールでした。この試合で継続していた前線のボール奪取、連携がこのゴールにつながりました。
● VSエスプリ 0-6 (負け:前半0-2、後半0-4)
エスプリは島根県のチームで、フィジカル、個々のテクニックに優れ、コンパクトな体型を保ちながらパスをつなぎ、スピードのある攻撃を仕掛けるチームで、大塚は終始相手の対応に追われる展開となりました。相手のゴールへ迫るシーンもあり、食らいついていきましたが、能力の差が結果に現れました。
この3試合、ほとんどの時間で自陣の試合を強いられましたが、最後まであきらめず、負けても下を向くことなく戦いました。また各自がいろんなポジションをやり、FWをやった選手は混戦の中からもあきらめずにシュートを打ち、DFをやった選手は強い相手に体を張り、自陣ゴールに向かいながらのスーパークリアを見せるなど個々の局面で良いものを見せてくれました。
今後もできるだけ一人一人に目を配り、基本的なスキルと良い面を伸ばすことに取り組みたいと思います。
(M山)