
7月22日付けで渋谷陽一さんの訃報に接する。(7月14日没、74才)
ブログなどにかなりの方々が記事をアップされている。彼の影響力の大きさを感じる。
凡百のことしか書けないのだが、彼の『ヤングストリート』や夏季などのロック集中講座?を、愛聴していた。
彼自身の嗜好ははっきりしていた。しかしながら、今思うと、彼の幾分熱さを抑えた(まぁ、政則や憲章と比べてだが、、(汗))理知的な語り口には、ロックの評論を根付かせようという意思が根底にあったのだろう。
リスナーとして、真剣に聞いていた。楽しかった。そして若かった。
渋谷陽一さん、RIP。
1970年代後半に音楽の興味がロックからジャズに移った。パンクロックが隆盛になって、ロックが単調で五月蠅い音楽になったのが一因だ。(ハードロックは五月蝿く感じなかったのに、、(笑))
それに連れて後継番組の『サウンドストリート』も必聴プログラムではなくなった。
そして、『アスペクトインジャズ』(FM東京の「FM25時」枠だ。)を欠かさず聞くようになる。
DJは油井正一さん。王道のジャズ評論家だ。ジャズのリスナーとしては、ビギナーに近かったので、教科書のようなプログラムだった。
『スイングジャーナル』誌のレコード評も含めていわば「楷書体」の先達だった。
油井さんは、1998年に79才で亡くなられた。
私に取っての指南役だったふたり。
「若き日に誰(た)が持たざらんや指南役我(わ)には陽一そして正一(新作)」
上の句は、反語。
不尽
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