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HITO-OMOI(ひとおもい)

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

4835首目・・・新緑の

2023-07-08 00:00:00 | 短歌
「新緑の色に染めらるる川なれどすさまじフルオレセインナトリウム(新作)」

すさまじ=興ざめである。


直接的な被害者は(まだ?)おられないようなので詠んだ歌。

入浴剤に使用される化学物質で、川がバスクリン状態に、、というニュース。

で、その川が、「竜田川」。

とくれば、季節は異なれど、百人一首の中でもスター的?な業平の例の歌を思い浮かべない訳にはいかない。(落語の『千早振る』のほうが有名か?ついでに、百人一首ものの落語なら、『崇徳院』のほうが好きである。)

されど、百人一首には、もう一首、竜田川を詠んだ歌がある。

「嵐吹く三室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり」
能因法師(69番)

いくつか手持ちの解説書を読んだら
凡作扱い、、汗。

ところが、能因法師の素性を調べて驚いた。橘諸兄(たちばなのもろえ)の末裔だという。

諸兄は橘氏の長者であり、(一時は)聖武天皇の元において政権を握っていた権力者。

不尽

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