莇ヶ岳から弟見山への縦走を山友から持ち掛けられ、20年ぶりだとふと思い行ってみる気になった。
ちなみに、山口県で常連の多い山、ベストスリーは、右田が岳・東鳳翩山・莇ヶ岳らしい。
登山口の駐車場は10台くらい停められそうだが、すでに4台止まっていた。
ここは登山口が三つある。そのまま真っ直ぐ直進するのが旧道(正面道)。
駐車場の下の方の左手(上に向かって)にある登山口が松ノ木尾根コース(ヤマベ新道・第一新道))。
駐車場の上の方の右手にあるのがブナ尾根コース(第二次新道)。丁度先着の方々がこのコースを登られるところだった。
20年前は正面道しかなかったので、今回は松ノ木尾根から登って、下りはブナ尾根で帰るつもりだったが、さてどうなることやら?
登山口スタート9時15分。登山口の標高は約600mだが、ここから標高800mまでは無茶苦茶急登。これは三倉岳の急登よりきつい。
30分も登るとやや緩やかになる。10時16分、正面道との合流点。ここに鎖場(高さ3m~4m)が一つ。
第2第3の鎖場への分岐はここから少し下ったところにあるらしい。
鎖場はまっぴらごめんなので、そのまま10分くらい登っていると、鎖場に降りる道がある。相棒は、ちょっと試してくると言って降りて行った。あとで聞くと階段があって下まで降りてから、鎖場を登ってきたらしい。上半身パンパンだとか言っており、きつかったようだ
10時29分山頂。
山頂には鎖場に降りる道があり、途中で二つに分かれている。右の方の鎖場で、ここに登ってくるかと思い、「オーイ」と叫んだら右手の方から声が聞こえ、どうもここには登ってきそうになかったので、山頂に戻る。
「莇ヶ岳の鎖場は約40mで太い鎖が2本ついている。(略)長さは本場石鎚山に負けるが、莇ヶ岳の鎖場の方が難しい。」と「ゆうゆう16号」(現在廃刊)に記載されている。
そのうち相棒が登ってきたので、10時44分弟見山に向けてスタート。
すぐそばに、周南愛山会の建てられた山小屋がある。
二つほど小ピークを越えて下っていると、いきなりガツンと頭に衝撃が。でっかい倒木が斜めに横たわっているのに気が付かなかったのだ。枯葉が多く、滑らないように下ばかり向いていたのが災いした。頭が気になって、気持ちが萎えてきたのがわかる。次の983mピークまで行ってみて、その先どうするか考えようときつい登りを頑張る。
11時30分、983mピークに到着。目の前に弟見山のピークが見える。あと40分くらいだが、ここで断念して引き返す。相棒には悪いが、この年になると、もしものことを考えてしまう。
11時54分、次の946mピークの右奥に、日当たりの良い場所があるので昼休憩約25分。
莇ヶ岳山頂に戻ったのが、12時53分。山頂には、ブナ尾根を登って行ったグループが休憩していた。
13時9分、そのグループが「ゴーダウン!」と言って下り始めた。当初ブナ尾根経由で降りるつもりだったが、我々もその後をついていく。すぐにお先にどうぞと言われたので、追い抜く。
来た道を降りるつもりだったが、気が付いたら正面道を下っていた。
13時46分、正面道登山口に到着。
ここからは林道を歩いて、13時54分、駐車場に到着。Mさん、申し訳ないと同時に、お疲れ様でした。
本日のコース。距離:6.2km、所要時間:4時間40分、累積標高:833m。
帰ってから、いつもの白木山よりもくたびれているのに気が付き、早々と寝る。翌朝、筋肉痛も特になく、頭の方も特に異常が無いようなので一安心。