広島の山歩き(日記)

主に、広島の山を歩いています。
山のカテゴリーは「ひろしま百山」に準じています。

鳥海山に咲いていた花

2023年08月01日 | 百名山とその周辺

この時期、鳥海山にこんなに花がたくさんあるとは知らず、夢中で写真を撮りまくりました。

カラマツソウ、これもモミジカラマツ・ミヤマカラマツなどもあり、いずれかは判然としない。

クルマユリ、登山道沿いにたくさん咲いていた。最初はコオニユリかと思ったが、高山ではクルマユリの一種のみだそうだ。

ベニバナイチゴ。実は渋みが強くまずいらしい。

イワイチョウ

ニッコウキスゲ

イワカガミとマイズルソウ。イワカガミは里山で見るのと比べ、やや小ぶり。

ヒナザクラ

チングルマ

朝露に濡れた、チングルマの種。

ヨツバシオガマ

チョウカイアザミ、ハバヤマボクチかと思ったらなんとアザミだった。

イワオトギリ

ハクサンシャジン(タカネツリガネニンジン)。

ハクサンフウロ

トウゲフキ(エゾタカラコウ)

ミヤマキンポウゲ

ハクサンイチゲ

アオノツガザクラ

イワギキョウとイワブクロ

チョウカイフスマ

何と、ダイモンジソウが。

ハクサンシャクナゲ

コバイケイソウ

トウチソウ

などなど、ピンボケのひどいものはカット。名前の良くわからないものもカットしています。名前の間違いがあるかもしれません。お気づきの方があれば、お知らせください。

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2023.07.28:下りの途中に転倒、出血の月山

2023年07月31日 | 百名山とその周辺

5時朝食で、小屋を出発したのは、5時36分。おもわし山の左側をトラバース気味に登る。カメラのバッテリーがなくなり、今日はスマホで撮った写真のみ。さて、今日もアンダーアーマーのスポーツシューズでのぼる。ASOLOのパカパカ皮登山靴はザックに入れたまま。

写真はエーデルワイスの親類、ミヤマウスユキソウ。

月山らしきものが見えてきた。

6時43分、月山神社が見えてきた。

7時、月山神社本宮。ここで500円払って、お祓いを受け、月山山頂に向かう方々が、丁度7時の開場を待って、ぞろぞろと入っていくところだった。我々の仲間では、信心深いTさんのみ入って行かれた。

7時5分、頂上小屋のそばを通ると、右手の景色が素晴らしい。

少し進むと、松尾芭蕉の句碑がある。334年前の7月22日(新暦)に登ったらしい。

「雲の峯 いくつ崩れて 月の山」

「 八日(旧暦)、月山にのぼる。木綿しめ身に引かけ、宝冠に頭を包、強力と云ものに道びかれて、雲霧山気の中に、氷雪を踏てのぼる事八里、更に日月行道の雲関に入かとあやしまれ、息絶、身こヾえて頂上に臻れば、日没て月顕る。笹を鋪、篠を枕として、臥て明るを待。日出て雲消れば、湯殿に下る。 」(奥の細道)

7時20分ごろ、下山開始。8時6分ごろやや急な凸凹岩の道を下っていると、下の方から「登る人が来るからよけて」と声がかかる。慌ててよけると、岩と岩の間に片足が入り込み、バランスを崩して顎をしたたかに打つ。

この時後ろから見ていたIさんによると、「前方からのすれ違いを避けるために、草木で見えにくい場所に足を移動した時に身体がゆっくり左に倒れ、うつぶせに。胸を少し圧迫されたかなという感じでした。」

すぐ下の小さいお社まで下り、皆さんから応急手当を受ける。出血が多いようで、とりあえず消毒とガーゼと絆創膏。

右手人差し指の突き指もしたが、顎ともどもほとんど痛みがないのが救い。500円払ってお祓いを受けんけえバチがあたったんよと、皆からはからかわれる。

このあとは、人とすれ違うたびに、「こんなにならんように気を付けてくださいね。」と言って歩くと、反応は人様々で面白い。

10時ごろ、弥陀ヶ原湿原。

ガイドさんが、ハイキングツアーで湿原の花を色々と説明されていた。これはトキソウとのこと。

10時36分、8合目駐車場に下山。このあとは食事と入浴を済ませ、レンタカーを返却し、15時46分の山形新幹線に無事乗り込むことが出来たのでした。計画を立ててくれたIさん、本当にありがとうございました。またけがでは迷惑をかけてしまいました。皆様ありがとうございました。

距離:8km、所要時間:5時間、時速:1.6km。

月山は、非常に緩やかな山で、家族連れ、夫婦連れの方がたくさんおられました。機会があればもう一度行きたい山です。

(PS)帰って医者に行くと、顎は皮が剥けた程度で縫う必要もないと言われた。頭部なんで血はようけ出たでしょ、とのこと。

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2023.07.27:鳥海山から月山へ

2023年07月30日 | 百名山とその周辺

さて、翌27日は5時半朝食の6時11分出発。山頂ではコロナで布団無し。そのためシュラフ持参で登ったが、寒がりの私はダウンを着用しても、寒くて熟睡できなかった。まあ熟睡できなくても、一晩横になっておれば体は元気になると言うのは過去に経験済み。

気になるのは、パカパカ開いた登山靴で、テーピングでぐるぐる巻きにしてもどこまで行けるのか不安。テープも残り少ないので、小屋に頼んで、ガムテープを少し分けていただく。そういえば昨日、私もなんですよとパカパカ仲間が一人いて、大いに盛り上がったが、さて彼女はその後どうなったんだろう(笑)。

とりあえず、雪渓を横切り、隣の七高山方面に向かう。写真は、昨日怒られた女性インストラクターに引率されて、尾根にザックを置いて七高山に向かう女性たち。余談だが、彼女たちは何と広島から来たと言うからびっくり。彼女たちはこのインストラクターが大好きで、去年から予約していたとの事である。

我々は、時間の関係と私のパカパカ靴をおもんばかっていただいて、七高山には向かわず、右折して外輪山コースに入る。

6時47分、鳥海山方面を振り返る。この後はまた曇り空・霧でこの時だけでも晴れてよかった。

7時9分、行者岳。

7時24分、観音菩薩像。

7時27分、伏拝岳。

階段を下りて、少し行くと文殊岳、8時4分。

8時29分、千蛇谷分岐に戻る。ここからは昨日のコースと同じ。

後の楽しみは、鳥海湖が見えるかどうか。下に降りて鳥海湖のそばを通るかどうかで、議論したが疲労度と靴のパカパカで断念。

ただ、そばを通ると奇跡のように鳥海湖が見えたので満足。この後すぐにまた霧に閉ざされる。

11時20分下山。

さて、この日は月山の8合目までレンタカーで走らないといけない。

途中風呂に入り、昼食をとり、月山の登山口を出発したのが、やや遅く15時44分。

月山弥陀ヶ原湿原を北回りに歩く。さながらミニ尾瀬のよう。

17時32分、佛生池小屋に到着。距離3kmで標高差370m道を、2時間近くもかかったのは、とにかく写真休憩がおおいからで、Iさんが事前に小屋に連絡を入れたが、遅くなり申し訳なかった。

夜、小屋で登山靴を修復しようと思い、途中ホームセンターに寄り、ボンドを買ったは良いが、ザックに入れるのを忘れ、修復を断念(登山靴はザックに入れて歩いたのに)。今日の登りは普通のスニーカーで登ったが、明日もスニーカーで登らざるを得ない。みんなからは何やっとんねん!と突っ込まれる。

佛生池小屋の夕食。タンパク質がない!とボヤく人も。佛生池で精進料理にケチを付けてはいけない(笑)。鳥海山山頂では、食事をしながらのビールは禁止だった(収容施設に余裕がない為)ので、今日はゆっくりとビールを堪能できる。鳥海山では1000円のビールが、ここでは700円と言うのも嬉しい。

月山までのコース。今日はシュラフではなく布団で寝れる上、昨夜に比べ小屋の中は少し暖かく、熟睡できそうだ。

食事の後、夕陽を見に出ると、月山の上に月が?。これは実はオモワシ山と言う名前で、月山を向こうに隠し、自らを頂上と「思わし」めることに由来するらしい。何とも風流。

明日は良い天気になりそうだ。

18時59分、夕日が沈む。標高、約1700m。さて、残すはあと一日。

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2023.07.26:鳥海山

2023年07月29日 | 百名山とその周辺

ツアーではなく仲間4人で、新幹線とレンタカーを乗り継ぎ、前日は大平山荘に一泊。

翌早朝、象潟口に移動して登山口を出発したのが、7時47分。ところが坂田消防署の救助隊員8名が、要救助者を救助しに先に出発された。山頂付近で体調不良者が出たようだ。登山口の標高約1160mのところ。

鉾立展望台からは、舗装道路も終わり、石畳の道から木道になり、すぐに終わって、延々と石畳が続く。石畳と言っても自然石を割って敷き詰めたようなもので、かつ傾斜が非常に緩やかである。歩きやすいと言えば歩きやすいが、長時間になるとクッション性が無いので、じんわりと足に来る。

8時39分、秋田県から山形県への県境の標識。登山口は秋田県だが、救助活動は山形県のようだ。

賽の河原に着いたのが9時38分。相変わらず霧で見晴らしは悪い。地形図で見ると1341.6Mの三角点があるようだが、花の写真を撮るのに忙しくてそれどころではない(笑)。

10時16分、御浜神社。これを過ぎると鳥海湖が見えるはずだが、この霧で何にも見えない。時折女性登山者が降りてくるが、皆雨が降ったように髪が濡れている。上は雨ですかと聞くと、雨じゃなくて霧がひどいんですとの事。

11時7分、小田が原。地形図では、標高1759m辺り。扇子森と書いてある。地形が扇子に似ているからだろうか。登山口から標高差約600m登ったところ。

11時19分、小田が原分岐、上の地図の1692m付近。ここを右に曲がると、鳥海湖のそばを通る道に下る。

ここからやや急な登り。途中八丁坂の表示がある。

12時9分、七五三掛。ここを過ぎると、右外輪山、左千蛇谷に道は分かれる。

このころ、今日初めて青空が見えてくる。標高約1800m地点。

12時24分、分岐。ここを左に曲がり、千蛇谷へ。かなり急な道を雪渓に降りてゆく。雪渓に降りたら、向こうから登山者が来たので、挨拶をしたら、上の方の雪渓に熊がいたから気を付けたほうが良いと言う。色々としゃべっていたら、上の方から「雪渓は上から石が落ちてくるから早く移動してください!」と女性の声がして、怒られた(笑)。どうやらグループを率いてきたこの辺りのベテランインストラクターのようだ。

12時44分、雪渓を通り過ぎて登っていると、消防隊員が3名我々を追い越していった。どうやらまだ応援が必要なようだ。

13時57分、上の方に救助隊員が、要救助者と共にいた。どうやら霧が激しくてヘリが来れないようだ。要救助者は担架の上でくるまれて、目をつむっている。

山頂近くなると、段々と険しい道になる。

14時26分、山頂の小屋に到着。私の登山靴は、とちゅうからパカパカに開いて、テーピングテープで巻いてなんとか登れたが、どうも1時間半か2時間おきに、テープを巻きなおすと言う体たらく。

14時47分、小屋に荷物を置いて、新山にアタック。左端に女性が登っているが、この子は山頂に登った後、登山口まで下山すると言うので、なんてタフな娘なんだと、我らジジイは絶句!とにかく新山には道は一切ない(笑)。あるのはペンキの矢印のみ。

驚いたのは、地獄に落ちるようなこのルートを下ってまた登るのに愕然!ペンキの矢印がおいでおいでと言っている。

あそこまで登るのか(笑)。

15時10分、鳥海山(新山)山頂。

このころ、奇跡のように霧が晴れてきた。

皆様お疲れさまでした。距離:8.6km、累積標高:1336m、所要時間:8時間22分。平均時速は1kmと無茶苦茶遅いが、なにせ花の宝庫。写真を撮るのが無茶苦茶忙しいのだ(笑)。花の写真はまた別の機会に。

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槍ヶ岳(下り)

2018年08月13日 | 百名山とその周辺

翌日5時食事。弁当は1000円。

食事後、歯を磨くのだが、さすがに水がチョロチョロで、水をペットボトルに入れる人は5分くらいかかるので渋滞。

早朝の槍ヶ岳、右端は常念岳。5時33分。

今日は飛騨乗越から飛騨沢に下る。鞍部なので吹き抜けの風が強く寒い。

下っていると、右手に西鎌尾根が見える。

やや急な扇状地を下っていると、正面に笠ヶ岳が見えてくる。

7時11分、千丈乗越分岐を過ぎる。この辺りから開放的な扇状地を離れ、沢沿いの狭い道に入る。

標高2300m位まで下ると、穂高連峰が見えてくる。

左から、北穂高、奥穂高、ジャンダルム、少し離れて西穂高。

9時1分、標高1990mの槍平小屋到着。余談だが、友人のI村さんは、槍ヶ岳から南岳まで縦走し、そこから下り、ここ槍平小屋で一泊したらしい。

ここで20分近く休憩。

10時33分、滝谷避難小屋にて10分休憩。

12時21分、標高1550m、白出沢に到着、10分休憩。ここからは林道歩きになる。

13時10分穂高平避難小屋(標高1350m)から、再び登山道(近道)に入る。

ガイドの方が、ここから登山道に入りますが、皆さん大丈夫ですか、と念を押す。すでに標高差1800m近く下っているので、弱っている人に確認したのだろう。

わずか15分くらいだったが、林道に慣れてきた足にはいささかきつい。

13時53分、新穂高温泉バス駐車場(標高1100m)に到着。

標高差2000mを、8時間かけて一気に下るのは、さすがにきつい。三日間の中でこの日が最もきつかった。

さて、温泉で汗を流し、松本駅に着いたら、レールの損傷(取替作業?)で名古屋行が2時間遅れた。

おかげで当日は広島に帰れず、京都の娘の所に一泊。

かわいそうだったのは、名古屋で一泊を余儀なくされた人もいたこと。

以下、GPS軌跡。穂高平避難小屋から、軌跡が乱れた。さすがにスマホも疲れたか。ただ、バッテリー容量5000mAhなので、三日間充電なしで使えたのには驚いた。

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