静岡県の御前崎灯台は登ることができる貴重な灯台です。
関東には公開されている灯台が5つあります。一つ目は銚子の先端にある犬吠埼灯台。今年の2月に東京都内を経由して自走で目指しましたが、見学時間に間に合わず登ることができませんでした。会社の旅行でも訪れたことがありますが、時間がなく登ることはありませんでした。
二つ目は南房総の昨年の5月にフェリーを利用してソロで自走で目指した野島埼灯台。この灯台は登ることができました。房総の最南端の眺望を楽しみました。
三つ目は三浦半島の観音崎灯台。何度か訪問していますがソロで走った時に一度だけ登ったことがあります。
四つ目は熱海沖の初島灯台。ここは嫁さんと観光で訪れた時に早朝散歩で訪問しましたが、時間が早すぎで登ることはできませんでした。
そして五つ目が今回訪れた御前崎灯台。静岡県の最南端に位置する灯台で、自宅から距離はありますが、箱根さえ越えてしまえば平坦な道で難易度は高くはありません。ネットで調べると公開時間は午後5時までとなっていたので早朝に出発すれば余裕で間に合うはずだったのだが...。
毎度のことだが前夜は飲み会。しかも帰りのバスの時間が合わずに行きつけのショットバーに寄り道してしまう。マスターの悪魔のささやきにちょっと気持ちが揺らいだが、振り切って午後11時半に帰宅した。
当然、出発時間も遅れてしまう。こんな時はソロは気楽だ。今日は沼津から由比まで東海道珍道中の旅をしたり、沼津の千本松原を走ってみたり、由比漁港の桜エビかき揚げ丼をたべたりと企画が盛りだくさん。しかも午後5時までに御前崎灯台に到着しないと灯台に登ることができない。
その割にはペースが上がらず、午前5時20分にに出発したものの、ダラダラと国道1号線を走ってのんびり箱根を目指す。
久し振りに国道1号線で箱根を目指します。最近は団子につられて旧道ばかり走っているから...。
脂肪燃焼効果抜群の走り(超~スローペース)で芦ノ湖へ到着。
久々にチェレステおじさんになってみました。しかし太った...。
ロングラン仕様の装備。着替えを入れたフロントバック、日没に備えてライト、サイクルコンピューター、そして心の支えGPS。
箱根のコンビニで休憩。自分の意志とは反して脂が俺を呼んでいる!
箱根峠に向かう途中できれいな富士山とご対面。
今日の登りは箱根峠まで。あとは楽チンのツーリングのはずだったのですが...。
沼津までは快適なダウンヒル。でもちょっと風が強いかな~。この区間はいつも風があるし。と、独り言をブツブツ言いながら沼津へ到着。
※沼津から由比までは「旧東海道の旅 その6」を参照。
と、いったわけで昼食までワープします。
昼食は由比漁港の「浜のかきあげや」。すごい人気があると聞いてきたのですが!?。
とんでもなく並んでいます。東海道珍道中に2時間費やしてしまいあまり時間がないのですが、ここまで来たら並ぶしかない!
今年は不漁で5月10日からオープンしたようです。
人気のメニューは12時ですでに完売してました。
店の脇に食べるスペースがありますが、漁船脇で食べれば美味しさ倍増。
桜エビのかき揚げ丼(700円)と桜エビの味噌汁(100円)。新鮮ですが揚げ方は普通かな。
時より吹く突風で丼やら味噌汁やらが飛ばされるというアクシデントが頻発しておりましたが無事に完食。ここからは御前崎を目指して爆走するはずでしたが。
由比駅を過ぎると薩埵峠との分岐がありました。ここで旧東海道とはお別れです。
国道1号線に入るとすぐに自転車専用道路が現れます。専用というわけでは無いようですが、こんなところを歩いている人は誰もいません。
しばらく行くと道幅も広くなり走りやすくなりますが、強烈な向かい風で20Km以下で前進します。波しぶきも飛んでくるし!。
清水駅から先は海岸線の久能街道を走ります。どこまでも続く直線道路で正面から風が吹いてきて、Mリストとは縁のない私は神経をやられてしまいます。
安倍川を渡り用宗街道に入ると今度は西伊豆ばりのアップダウンが始まります。散々向かい風にやられているので、あっという間にインナー×ロー。
下を覗けば火曜サスペンスの世界。この区間だけ風がやんでれたのが唯一の救い。
焼津についたときは風前のともし火状態。ここはご当地ドリンクで元気づけです。写真では紹介していませんが糖分と塩分が私のことを必要としているみたいでした。
大井川までは比較的内陸の県道を走りましたが、この先は再び海岸線を走って御前崎を目指します。
時計を見るとタイムオーバー。ならば静岡の茶畑でも眺めていきましょう。
ひどい向かい風にヤラレてしまいましたが、午後5時15分に御前崎灯台へ到着しました。平地の向かい風は恐ろしいです。海岸線を走る時は風向きと風速にも気を使うべきでした。
とはいえ、色々と楽しみもあったし良しとしましょう。公開時間はちょっと?過ぎてしまいましたが、灯台の周りを散策してみることにしました。
通りかかったカップルに頼んで灯台をバックに記念撮影。
灯台の入り口には16時までの看板が?。午後4時?。エ~、5時じゃなかったんだ。じゃ~ハナッから間に合ってないじゃん!。もっとゆっくり走ればよかったョ。
灯台脇の茶店で一休み。売店のおばちゃんの話だと年中午後4時までだって。ガセネタだったのか...。地球の丸さを感じながらしばしマッタリ。
岬の先端には「静岡県最南端の岬」の碑がありました。ウルトラ級の強風で写真を撮るのに一苦労。白波から風の強さが想像してください。
今日はここまで東海道珍道中を楽しんだし、千本松原を走ったし、桜エビのかき揚げ丼を食べたし、脂と糖分と塩分と親交を深めたし、静岡緑茶を飲んだし、御前崎灯台も見れたし、向かい風にヤラレタし?と、十分に楽しませてもらいましたが、最後にもうひとつ目的地が残っています。それは...。
浜岡原子力発電所です。原子炉建屋が3棟見えています。あとで分かったのですがちょうどこの日に原子炉に海水が混ざる事故があったとか。
近づくと森に遮られ原子炉建屋は見ることができません。風力発電のプロペラは中部電力のあてつけか?
内陸側に回り込むと入口らしきものがあった。もうすっかり夕暮れです。
一般人が出入りする入場ゲート脇にはゆるキャラが描かれていました。しかしここから先は撮影禁止の看板がありました。
原発探訪をしていたら日没間近。ライトを持ってきているので慌てることはないのですが、夜道は苦手なので掛川駅を目指します。
内陸に向かう道に入りコンビニで小腹対策。掛川駅まではまだ24Kmあるらしい。完全にナイトランになりそうだ。菊川に向かってしばらくはそれなりの道を進むが、途中で掛川駅方向に左折するとその先は真っ暗。GPSで道を確認するが間違っていない。両脇田んぼでカエルの大合唱のなかを走っていると、サングラス脇から虫が入り込んでくる。田舎をナメテはいけません。風さえ吹いていなければ今頃は...。トホホ。
午後7時40分に掛川駅に到着。実走(休憩除く)で10時間50分も走っていました。
楽しみだった駅弁にもありつけず、新幹線の中でのり弁と八丁味噌モツ煮で反省会。
なんだか向かい風にヤラレた一日でしたが、盛りだくさんの企画のおかけで、最後まで楽しく走ることができました。気象条件の良い時にもう一度走ってみたいコースです。
来週はD監督と峠越え々Mチックツアーです。疲れが取れているといいけどな~。
Dst:228.7Km Ave:21.1km Max:56.0km
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