お寺の息子とハードボイルド詩人

プロ野球の選手会が、不参加を表明していた“WBC”に一転参加する事を決定しました。
改善を訴えていた問題自体は解決していませんが、参加を望んでいたファンの気持ちが選手会に届いた結果だと思います。

とりあえず来年また“WBC”が見られるのはうれしいし、ぜひ優勝目指して頑張ってほしいと思います！

さて先週NHKで“甲斐バンド”のライブやってましたね！
今年の8月に奈良の世界遺産である“薬師寺”の大講堂で行われた野外ライブでしたが、また思い出しちゃいましたね～。

前にボクが中学生の時に初めて組んだバンドでコピーしたのが甲斐バンドだったっていう話をしましたが、何せ中学生。
当然スタジオを借りるお金もなく、発想すらなかったですね。

練習してたのは、ギターの「N島クン」（これも前に登場した“ロックなN島クン”です）の家。
N島クンの家は、実は“お寺”だったんですね～。

今考えたら親（お坊さんです）がよく許したなと思いますが、お寺のお堂にギターアンプやドラムセットを運び込んで練習してました！
今も実家に帰った時に時々前を通りますが、まだお寺はありますね。N島クンはお寺を継いだのかなぁ～？

甲斐バンドに戻りますが、放送してたライブはまさに“This is KaiBand！”と言える内容。
「HERO」や「漂泊者（アウトロー）」を始め初期の名曲も織り交ぜたベストな選曲で、甲斐さんのボーカルも相変わらずカッコ良かった！

でも改めて聴くと、甲斐バンドは歌詞が独特ですね。
何て言うか1曲1曲に物語があって、まるでハードボイルド映画を観ている様な感覚？

そこに登場するのは多くは男と女ですが、最近の歌にはないドラマティックな表現がとっても良いです。
そこで最後に、初期の名曲“ポップコーンをほおばって”からのお気に入りの1節を。

“僕等は飛べない鳥じゃなかったはず　翼を広げたらきっと飛べたんだ
　僕等は飛べない鳥じゃなかったはず　君は翼がある事を知って怖かったんでしょう”

Shin

http://www.youtube.com/watch?v=x196h6N2YX4&feature=player_detailpage