ITネット社会の様相

オフィスヴォイスのコラムブログⅡです。

6-12 イマジネーションとセンスを高める

2008年11月24日 | Weblog
 ネットは、自分の伝えたいイメージを現出させるためのツールである。たとえば、はじめて広告をつくりたいというときには、多くの広告を見て、イメージに似たものを捜しつつ、さらにイメージを固めていくプロセスを踏むだろう。
 ネットは、多くの広告パターンを示してくれるだけではなく、ロゴや色や位置をその場で変えていくとともに、さらに豊かなイメージを誘引する。そこでプリントアウトまでできてしまうのだ。
 そうなると、センスがあれば、へたなデザイナーなどはいらない。自分でつくれる。ワープロが清書屋、和文タイプライタ、DTPが写植屋や簡易印刷を不要としていったように、デザイナーもいらなくなる。
 イメージを正確に相手に伝える、豊かに伝える世界は、映像のプロしかもっていなかったセンスが必要とされる。

○マニュアルから脱却として、型を身につける
 人とのコミュニケーションを問題なくやっていくのに、マニュアルが使われるようになり、今の若者はマニュアルづけといってもよい状態になっている。いや、今に限らず、会社人間とやらもマニュアルの権化だった。
 しかし、“日本のサラリーマン”は、そのマニュアルを「型」にまで美しくも高めてしまった。人が人とうまくやっていくには型が必要である。若者に欠けているのは、その型である。これがビジネス、ひいては人間づきあいの秘訣、そして基本なのである。