あとらくと

ゆるゆるいきたいの。

今、じゃない

2023-10-29 23:59:27 | いつもの

母には母の生活があり、母のライフプランもある。

理解はしていても、ここまで予測から外れると…

 


母においては、「今!」だと思う。否定はしない。

けれど私の家庭においては、何もかも、「今、じゃない」

 

 

今回の母との同居。

一番スマートだったのは、私たち夫婦が実家に入ることだったと思います。

同じ建屋内で20年以上も一緒だったんですから(笑)

母が最初に病気で倒れたのが15年ほど前。

そこからは一緒には住んでいないものの、手の回らないところは手伝っていました。

何のことはない、同居していたはずの母の夫=父が何のアテにもならなかったからです。

それを「助かった」と思ってくれているかはわかりません。

 

母が不自由なこと、父がアテにならないこと。

車で数分の場所ではあるんですが、離れて住んでいること。

私もおっとも、「母がいるから」この部屋を出るのは…とためらった部分は

大なり小なりありました。

雨漏りしても、フローリングがささくれ立っても。クーラーも壊れたな。

照明は自分で買ってきて取り付けたし。

「直すから」そう父が発言して何年待たされたんだか(笑)

結果、キレイにしてもらえたのは去年のこと。

待たされたお詫び? 身内の特典?(笑) 内装クロスは選ばせてもらいました。

古い建物でも、クロス変えるだけでこんなに違うのか…と感心。

 

直してもらった数か月後には父が他界。

一回忌を終えた数日後に母が入院。そして数か月後の退院。

独居は無理だと言われて、妹夫婦の同居開始。

それから一か月。「家を手放す、売る」

そんな流れが待っているとは思いませんでした。

 

父が亡くなったのも、母が倒れたのも、もちろん予想外でした。

でもこれは人間であるわけで、年寄りもでもある。

好きで病気になる人はいないわけで、予想外だったけれど納得できるものでもある。

 

母が独居を選んでいた理由は、犬がいたからです。

この子がいるうちは、家で過ごしたい、と。

ペット可の施設もあるようなんですが、近郊では見当たりませんでした。

母はリハビリ通院を15年続けており、今後ももちろん希望していまして、

今の病院へ通えなくなるのは困りますしね。

 

私は、母が望むのなら、この生活のままでよいのではないかと思っていました。

母には年金が「ない」と言っても過言ではない微々たる金額しか出ていない。

それは、どんぶり勘定で後先考えずに零細自営業を続けた父に原因がある。

外面ばかりよかったため、家庭は二の次という男の妻の末路ですね。

微々たる年金は、母が自分でかけていた期間があったために受給できているものです。

 

実家は、アパートです。アパートの大家さん。ローンは数年前に終わっています。

ローンが終わったころにはズタボロだろうという予測でしたが、案の定、ズタボロです。

ですが、国の助成修繕工事の対象地域になっていて、キレイになりました。見た目だけは。

多少の手直しはあったものの、人に貸せる程度の部屋にも復活しましたので、

この春から再募集をかけていました。

それまでは数年ほど、この修繕工事の順番が回ってくるまで休業していました。

店子を入れても直す個所が出てきて迷惑をかけてもまずい、今すぐ持ち出しでは直せない部分だったら…

という諸々の懸念があったので。

まともに経営していたのなら、黒字だし試算も多少残っていたでしょう。

幸いにも古くなったね…と見た目にもわかるまではほぼ満室を続けていられたので。

まあ、全部使い込んだよね、父。そうしてあの世まで逃げ切りやがったぜ(笑)

 

アパートが商売になって。一応3部屋貸し出そう、と。

1/3は修繕費など経営に必要だと思ってストックしておいても、

7~8万円程度は浮くだろう。それが母の生活費になれば。

最悪、1部屋しか入らなくても、固定資産税等、税金等は支払える。

ローンは終わっているから部屋代はタダ。大規模な修繕は終わっている。

経費という意味では、施設入所よりは格段に小さく済む、と私は思っていて。

もちろん、母が一人で暮らすには不自由で不便でもう無理だというのなら

話は別だったけれど、母はここで生活できるのなら…と話していたこともあったので

なんとかなるんじゃないかなと。私たちも引っ越し予定はなかったしね。

 

妹は家を手放せという意見で一貫していて。

それを老後資金に施設に入ればいい、犬と入れる施設もあるんだから。

古い持ち家は経費が嵩む一方なんだからという意見でした。

 

妹の意見を否定するつもりはなく、私の判断としても期間限定の話。

犬が30歳まで生きるのならまた話は変わりますが(笑)

今現在、母は70歳を超えたところ、犬は12歳だったかな。

あと10年ほど、母と犬と過ごせたら、その先は施設でも良いのではないか、

母がそう計画しているのなら、と思っていました。

 

うちの猫も、12歳。

うちの子だって猫又にでもなってくれるならありがたいけど…(笑)

地元の賃貸物件では、多頭飼育がOK出るところはほぼゼロだろうと聞いてまして。

(実家のアパート管理をお願いしている不動産屋営業さんの話)

犬よりも猫の方が物件数は少ない、とも聞いてました。爪とぎとかかな?

我が家に関して言えば、犬の方が家に傷つけてる気がしますが(笑)

年の順で犬一匹になっていれば、多頭飼育ではなくなっている。

そうすれば賃貸物件に引っ越せる。母がこのアパートを廃業しても問題はない。

ざっくりと、そう考えていました。

 

私たち夫婦は子供がいないので、家を持ったところで…

いろんな経費に頭を悩ませるくらいなら、家賃をきちんと払って生活している方が気楽だと

私もおっとも思っていたのです。

 

妹は元々が家を売れ派の人で、

母はどっちつかずだったような気がします。

第一に、建物を壊す資金がかかると、現金としては残らないんじゃないかと。

少しでも多く残ってくれないと、心細い老後の資金に足しにしたいし…という

至極当たり前な考え。

 

それが、半導体工場が来ることによって湧いている市内。

特需のこの流れに乗ろう!と母が思ったのもおかしくはないです。

母のお友達やリハビリ仲間さんたちも家を処分している方が

複数いらっしゃって、そちらの方々が皆さんおっしゃっているのが

「思ったよりも査定が良かった」「売るなら今だよ!」

母に色気が出ても当然のこと。

 

だから、母の決断が悪いわけじゃないし、理解もしてる。

 

でもね。

私の家庭としては、今はものすごく悪い。

 

不動産、売れば高いということは、買うのも高いわけで。

問題は、多頭飼育のペット。

案の定、賃貸物件では引っかかってこない。

10万円くらい出したら借りれるかな…でもここじゃ通勤がキツくなる…

10万円も出したら生活できない…新築戸建でも月々はこんな金額にならない…(笑)

 

じゃあ家を買おうか。

新築なんて考えてない、中古で十分。

今いる犬猫の責任をとれたなら、あとはどうでもいい。

私らは夫婦二人、子供もいないんだから、公営住宅にでも入りたいものだね、くらいの認識。

 

計画していないから、資金なんてない。

なんなら車のローンもあるし、それ以外に借金もある。

借金はそんなに?!と驚かれるくらいの金額だ。(認識していたし、本日経験してきた)

 

はなっから、住宅ローンなど仮審査すら通らない経済状況と認識している。

 

それでも、借金はともかく、車のローンはあと一年ほどで月々支払いの半額が終わる。

(2台分あるので。1台分が完済できる)

そのあとは借金を減らしていって~と経済の立て直しをしなくちゃと考えていた。

私も仕事を少し増やしてもらえてたここ1年だったしね。

 

だけれど、ここを出ていけと言われ、あと半年あれば家も見つかる、ローンも組めるだろうと

妹に一方的に宣言され。

 

もろちん、経済状況は私たちの責任。

 

けれど、そこをなんとかクリアできるんじゃないか?とは試算されて

(でもわずかな希望。普通に考えたら無理だと思ってる)

それでも無理だと思えるのは。

 

団信に入れない。多分。

夫、今年の頭に手術入院したばかり。

 

この入院があったので、会社を休んでいる。

傷病手当をいただいていたけれど、この間、給与としては発生していないので、

源泉徴収票の年収は下がってくるはず。

 

なので年内で申請するとしても、

前年の収入は、私の方が20万円ほど少ない。

一時退職+忌引で長期休みをいただいていた。

なおかつ、私を合算する予定は、私もおっとも、ない。

そこまでするのは「無理な案件」だと思っている、住宅ローン。

 

もしも自分たちの流れで家を購入することになるとしたら、あと数年後の話。

そもそも計画もしてなかったんだけどね(笑)

 

数年後なら、団信には通る、だろう。

最悪、条件付き団信なら可能だ。(持病有り)

 

こんなに少ないのに年収は問題ないと言われるんだからなあ

世の中どうなっとんのかとも思う(笑)

 

 

 

何から手を付けていいのかわかんない。

ねこっておねーさまを捕まえてはグヂグヂして鬱陶しがられる。

おっとに至っては、会話すらしていない。

 

不動産屋さんに行ってきました。

1件目は丁寧だったけど「まずは資金繰り」←これは、私たちも認識しているし発言した。

私たちが使える金融機関は、多分一か所だろうとあたりを付け、

そちらの営業さんで懇意にしている方を紹介するから相談しておいでと提案される。

こちらを仮予定に入れておいて。

週末だったので金融機関に連絡を取れなかったため、その場では決定しなかったんだけど、

この後の流れで一応保留にしてもらいました。

30分ほどの説明時間でした。

 

2件目は、たっぷり2時間。

「まずは資金繰り」は、同じ考え方。

ただこちらに私たちの借金のこと、月々の支払いのことなど。

すべて計算式に突っ込んだうえで、

「こちらの物件を購入するとして」という提案のもとに、

「現実の見えない話ではない」と結論を出してくれていました。

でもね、もう本当にかなり相当に無理した計算式(笑)

 

利用しようと思っている金融機関も同じ場所なんだけれど、

「同じプランが別金融機関でもある」とのことで、

一つ目がダメならもう一つにも申請してみるのも手だ、との提案。

「それでもだめなら、××がある」(超有名な住宅ローン)

なおかつ、「事前審査してもらいましょう」との提案で、

そちらもこの不動産が間に立って進めてくれると言う。

 

1件目はどうせ無理でしょ、という態度ではなかった。そこは営業さんだと思った(笑)

ただそこをクリアしなくては先に進まないねって認識はお互いにあったから、

早々にクリアしましょうか、と。

2件目ほど詳細ではないけれど、物件の提案もしてくれました。

 

2件目は、めっちゃ詳細に。現地確認の日程まで組んであります。

今出たばかりの物件で、私たちの予算にもドンピシャで。

おっとの好みの平屋で(笑)

 

私には気に入らないところのある物件なんだけど、主に見た目の問題。

おっとは、同じ金額を出すのなら、別候補の物件にしたいそう。

立地の問題=通勤時間の問題です。わりと切実かも。

でもそちらになると、今回の営業さんが担当することはないと思う。

隣の市の物件なので、そちらの店舗をご紹介することになる、と

はっきり言われています。

 

まあ、住宅ローン、通らないからさ。大丈夫さ。 ←大丈夫じゃない

 

 

賃貸を考えてますが…ペット相談可にはなっていますが、

多頭飼育がOKという表記がされているところはなく、

ここはダメだったはず…ああ、こっちも…と心当たりが多く、

市内は全滅かな。隣の市の事情はわからないので…

でもこちらがこうならな…期待はできないよな…って感じです。

 

それに加えて駐車場2台。

そもそもペット可じゃなくても少なめな印象。

1台可、2台目は近隣月極駐車場有とかね。

それでも有ったらいいんだけどな。

 

 

説明してくれた不動産屋さんはやりきった感だったけど、

詳細に丁寧に説明されればされるほど、

ああ、やっぱり無理だなーって感じました。

 

住む場所がなくなってしまう。どうしよう。



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