低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

九重 大船山1786m 岳麓寺コース(大分県)

2008-07-13 23:57:57 | 徘徊の記(九重山系)
実は九重大船山、6月7日に出かけたものの、ちょいと訳ありで登らずに帰ってきた。そんな訳で、今回も岳麓寺登山口より歩きます。駐車場で愛車マービーのベットに車中泊し、朝6時起床。

放牧場へのゲートを越え舗装路を歩き始める。さすが放牧場、、あちらこちらに排泄物のデッカイ爆弾が落ちてます、、踏まないように!九十九折のカーブの1つを曲がりきると突然!真っ黒でデカイ牛さんがヌッと目の前に現れた。ジィ~っと此方を睨んでいる、、まずいぞぉ!、今日着ているのはまっ赤の速乾シャツ、、ヤバイぞぉ!?、、あっ、こっちに向ってきたぞぉ、、、と逃げ腰になったところ、スタスタと何事もなかった様に素通りしていった。イヤ~、やはり間近じかに見る牛さんはデカイです、でもつぶらな可愛い目をしてました。ハイ。

高度をあげ展望が開けてくると、下界は一幅の墨絵の様。大気がかなり不安定なようです!?こりゃ、、一雨降られるかな?なんて考えながらカメラを下ろすと、、

ドヒャ!!またまたすぐ横に音もなく現れた牛さんにシゲシゲと観察されていた!?

ゆっくり歩いて約1時間、牧野道は終わり再びゲートを越えると樹林の中で延々と展望なしが続きます。鼻に飛び込む小虫に辟易しながら、、約30分ユルユルと高度をあげると、黒岳方面との別れ、柳ヶ水分岐に到着です。大船山方面に左折し約40分で入山公(竹田岡藩3代藩主、中川久清)の墓への分岐。

ここで完全にシャリバテ状態に陥りました、、、カロリーメイトをかじり大休止。保冷ボトルから冷たいお茶を流し込みマイセン一服で、完全復活!

まずは入山公のお墓参り。夏草に覆われ、今や荒れ果てた感の否めないお墓ですが黒船襲来の頃、軍政の整備の為、この先の鳥居窪で密かに演習を行った殿様だと聞きます、、九重大船山が好きで人馬鞍と言う鞍を家来に担がせ何度もこの山に通い自分の墓所はこの山に、と遺言されたそうです。

お墓から約10分で鳥居窪、入山公が軍事演習を行った場所。ずっと樹林の中だったおかげで随分と気持ちの良い場所です。牧野道ではガスって見えなかった「大船山」山頂部が見えてました。歩を進めると再び樹林の中へ。

ひたすら登る、高度が上がると登山道の両サイドはミヤマキリシマが濃密です。花の時期だったら素晴らしいのでしょうが、夏の暑さに負けて半袖シャツにした両腕が擦り傷だらけになる辛い道です。

鳥居窪から約60分で傾斜は緩み山頂直下。登山道で出会ったのは牧野道の牛軍団だけでしたが山頂部分にはたくさんの人が居るようです。坊ヶツル方面から登ってきた一団でしょうか。山頂ではあらぬ方向からヌッと現れた私を見て怪訝な顔をされていました(坊ヶツル方面の登山道と真反対ですから)。歩き始めて3時間50分。

山頂も暑いです。夏雲が押し寄せてきます。雲の中は一瞬ヒヤリと心地よい。耳を澄ませば遠くで雷の音が聞こえる。やはり午後から一雨来るなぁ、段原に下りて米窪を周り風穴方面に降りようか?、ついでに黒岳も?、イヤイヤ黒岳は見る間に雲に覆われたぞ。あっ?また遠くにゴロゴロが聞こえます。どうも、急いで下りた方がよさそうだと判断し来た道を下る事に。下山途中に汗だくの5、6人の男女の一団とすれちがった、、「あとどれ位かかりますか?」と聞かれた、、たぶんあと2時間はたっぷりとかかります。と返答し急ぎに急いで山頂より約3時間で下山した。シャツもパンツも着替えてホッとして車を走らせ始めると、フロントガラスにボトボトと大粒の雨が落ちてきました。竹田市に入る頃には雨も本降りになり、案の定ピカピカ、ドカンと本格的な雷まで鳴り響いてます。山の中でこんな状況には遭遇したくない訳で、あのすれ違った一団は大丈夫だったんでしょうか?

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