チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

大飯原子力発電所の運転差止め裁判

2014-05-28 16:52:27 | 脱原発・反原発・非原発

中日新聞より
大飯原子力発電所の運転差止めを求めた訴訟で、22日福井
地裁にて「運転してはならん!」という判決が出ました。

チャーリーがいつも利用し勉強させていただいております
院長先生」のブログからも引用させていただきます。

あったり前だのクラッカー! 当然です。
何も特別なことではなく、福井周辺で生きるためには当然の
判決です。事故が起これば全てを失うのですから・・・

この判決の中で注目すべきは、原発より半径250Km内の住民へ
の配慮がなされていることです。根拠は、チェルノブイリ事
故のウクライナベ・ラルーシ両国の対応です。判決では、市
民が放射線からの健康被害を受けないようにするには原発よ
り250kmまでも想定しなくてはならない。この半径250km範囲
の人は原発過酷事故が発生した場合は少なからず影響を受け
る可能性がある。国・県、電力会社は人権を守るめに事故後
の放射線の影響を過小評価すべきではない。との判決です。

さらに、「個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は
各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であ
るということができる。」と判決の中で明確にされています。

福島第一原発事故を振り返ってください。双葉町・大熊町の
住人をはじめ15万人もの人々が土地を失い・家を失い・住む
場所を失うかたちで「人格権」を奪われ侵害されています。

この15万人という数字は国や東電が御用学者を使い過小評価
のうえで設定した基準に基づいて避難している人々の数です。

事故以前の年間表斜線被爆許容量の1ミリシーベルト/年の通常
の基準で考えたら避難を強いられる住民の数は大きく膨れ上が
るはずです。さらに今回の判決に示されている250kmを当てはめ
れば東北から関東にかけての大半を失うこととなり、国の損失
は計り知れない数字になります。基本的人権・人格権を踏まえ国
民・住民の健康を第一に考えるならばそうあるべきものです。

が、それをしないのが国や事業者の東電です。

たとえ住民の命にかかわる事でも、できないことはヤラナイ。
ならば、ハナッから原子力発電を稼動させるな。

という事です。こんな簡単な引き算足し算が出来ないのが自民党
と霞ヶ関の官僚どもです。東大を出るとおバカになるんですネ。

ここからがこの判決に対するチャーリーの思いです。
いいですか、この判決を重く受け止めなくてはならないのは国や関
西電力だけではありません。県・市・町の各行政も・・・そして我
々国民もこの判決の重さを受け止めなくてはなりません。

そして、この判決に照らし合わせて、現在進行形の福島の事故を受
け止めなくてはなりません。国や県・市・町などの自治体公的医療
機関そして東電は認めないでしょうけれど、250kmの範囲では確実に
放射線による健康被害が現れるという、ウクライナ・ベラルーシの両
国の経験から得られた事実です。

漫画の中で鼻血が出た・出ない、などと言っている場合じゃないの
です。そんな次元の低い話では命を守れない所まで来てしまってい
ることに早く気がつかなくてはならないのです。

そして、その重く大きな十字架は誰から与えられたものぢゃ無い!
元凶はハッキリしています。霞ヶ関の官僚と東電からその十字架を背
負わされ、その上に税金を徴収され電気料金を払わされているのです。

命を大切をして生きる事を楽しみたければ、家族・友人との時間を大切
にしたければ、今回の「大飯原子力発電所の運転差止め訴訟」の福井地
裁の判決を重く受け止めなければなりません。

福島第一原発事故は、とんでもない事態なのです。

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