不平等の平等、平等の不平等

今日は息子の通う高校の進学説明会に行ってきました。
色々話を聞く中で、記憶に残る言葉がありました。

「不平等の平等、平等の不平等」です。

クラスを想定すると、良くできる生徒と普通の生徒、
そして授業についていけない生徒がいるとします。

例１：良くできる生徒に絞って授業を進める
例２：普通の生徒に合わせて授業を進める
例３：ついていけない生徒に合わせて授業を進める


例１はありえません。これをやるとクラスが崩壊します。

例２はついていけない生徒には辛いかもしれません。
できる生徒はほっておいても勉強するので、
こうすること（不平等）でかえって平等を保つ事ができるとのこと。

例３はクラスの最も弱いところに力を注ぐことになります。
一見すると平等なのですが、クラス全体では不平等な状況になるそうです。


そういえば神奈川県の県立高校で、
入試時の外見で常識外れな受験生を不合格にした事件がありました。
学校の先生は「不平等の平等」をやりたかったと思います。
逆に取り上げて事件として報道した方は「平等の不平等」を結果として
やってしまった・・・ワタシはそう思いました。

2008-11-08