ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

「もったいない」と「サスティナブル」

2020年03月24日 | 日記
日本には「もったいない」という素晴らしい言葉がありますよね。
「もったいない」は物質やエネルギーがちゃんと価値ある使い方をされているかどうかをはかる個人のものさしだと思います。
個人のものさしですから、人それぞれです。
私は100%配合飼料で育てていただちょうさんの餌を見直して、何年か前におからをもらうようになりました。
燃料代の方が高いと言われた事があります。
当時はムッとしました。
私はだちょうさんにとって良く、産廃として処理されるよりも良いと思ってました。
ですが今は、コストや手に入れるためのエネルギーロスについての視点も必要だと教えてもらえたのだと感謝しています。
今、だちょうさんは廃棄される予定のおからの他、野菜くず、パン、ビール粕、貝殻、ぬかなどをもらって来ています。
その時、余計な労力やコストがかからないように、何かのついでにもらっていて、移動を少なくすることも意識します。
また、飼料としてあげる際も手間を省く方法を考えています。
今、さかんに言われるようになった「サスティナブル、(持続可能)」であるためには、環境負荷の低減だけでなく労力の低減、コストの低減が欠かせないです。
こうして思うと、「もったいない」という言葉は、「サスティナブル」という言葉と仲良しですねぇ。
毎日、一所懸命に額に汗して働く事は尊いけれどもその働き方をいつまでも続けるのではなく、創意工夫が大切だと松下幸之助さんは言っていて、私もそう思います。
より幸せに、より長く、より環境に良くだちょうさんたちが過ごせる事が、多くのお客さんや地域の方達、私達にとっても楽しく良い事だと思いますからね!


いつも八百屋さんからもらう野菜くず


時々待っているうらら


ボリボリと本当に美味しそうに食べる様子。見ているだけで癒やされますねぇ



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