皆さん湘南高圧タンクのパーフェクター13(PF-13)って
ご存知ですか?
そりゃーご存知ですよね。スモールボート乗りなら一度は
憧れるカートップボートの最高峰ですから!
インフレータブルボート(FMI-315)に乗ってはや数年。
その安全性は抜群で、でかいボートの引き波も、天気の
急変で波がたっても何も怖い事ありません。
ただ、その安全性故に不便な事もあります。それは走破性。
波がある時にインフレータブルボートで走ると、波に乗り上げ
た後落ちる時、全く波を切らずに進むためその衝撃は
すさまじいのです。
「こんな時FRP船なら走りやすいんだろうな~。」なんていつ
も思ってて、FRP船への憧れは募っていったんです。
でもお値段もかなり立派なので新品は無理。あの有名な
ヤ〇オクで1年ほど様子を見て、相場が分かったので、
「次こそ落札」って決めていた時、いいのが出まして予定
通りで落札出来たんですよね。やったー、うほほ~。
憧れのPF-13オーナーですよ~。
この時は、嬉しさいっぱいで先の事は考えなかったんですよ。
落札したボートは、出品者さんのご好意に我が家まで運んで
いただいたのですが、勿論、今後はマイカーに積載する必要
があります。この時気づくべきでした。カートップしている
車がほとんど同じ「バンタイプ」の車であることを。
今後カートップを検討している方のために、折角なので
書いておきます。
・問題その1----屋根の最大積載重量
最近の車は燃費を良くするため、徹底的に軽量化を
計っています。その結果、屋根の強度も下がっており、
エコカーで有名なアノ車の積載重量はなんと!30Kg程度しか
ありません。
我が家の車はワゴンタイプですが、積載重量は60Kg未満です。
PF-13は約50Kgなので問題無さそうですが、実際はキャリアー
などの重量も考えないといけませんので、ギリギリです。
・問題その2----ルーフキャリアー
カートップするためには、ルーフキャリアーが必要ですが
ここにも落とし穴がありました。
キャリアーにはいくつかのメーカーがありますが、それぞれ
最大積載重量が違います。
我が家の車に合う車ですと、どこのカーショップにもある
有名なinnoでは約40Kgで、ちょっと価格が高いThuleだと
約55Kg。パーフェクターのみで50Kgありますから、こ
の段階でinnoは使えません。
って事でThuleを選択しましたが、Thuleのラピッドシリーズは、
適合するバーが決まっています。
「ま~一番長いの買ってけば大丈夫か」って安易に考え
127cmを購入。
後でPF-13の幅を測ったらなんと約140cm!
そーなんです。バーが短くて乗せられないんです。
色々考え、150cmのバーを追加で購入し、127cmのバーの上に
innoのクロスホルダーをクロスではなく並行になるように使って、
乗っける事でなんとか問題はクリアー。
格好は不細工ですが。
(おまけに運転席に乗り込む時、バーが頭当たります。)
それにしてもカートッパーにはinno派が多いんですが、重量
問題はどうしてるんでしょうね。
・問題その3----積み込み方法
ルーフキャリアーは前後ドアの真上に付けますので、
屋根全体からするとかなり前よりです。またバーの前後
間隔は75cm程度です。全長4m弱のPF-13を75cm間隔
のバーで支えるってのは、無理ありますよね。
通常カートッパーはボートを後ろから積むんですけど、
ワゴンタイプだと後ろ側のバーから車の後ろまでは、
150cmほどあります。つまり後ろからはボートを積めない
のです!
イレクターで別の骨組みを作って、何とか後ろから積めるようにし
ましたが、これは大変な作業です。
横からレールを使って滑らせるとか、少々お高いですが
カートップ専用の道具を使って載せるとか方法は他にも
ありますが、どれも作業としては辛そうです。
(車の側面からバーの端に木を立てかけ、ボートを斜めに
滑らせるように上げるのが一番良さそうです。)
は~
色々書きましたが、普通の(ルーフレール無し)ワゴン車に
カートップするのはちょっと無理があるようです。
追伸:PF13の価格ってH21年の時で約59万円(2スト8馬力付き)
程度ですね。でも材料費高騰で価格を上げるようなお話し
をされていたので、ま、60万円以上でしょうね。