武蔵家 西千葉店2訪目。
なんとなく盲点になっていた西千葉店、見たら実に13年ぶりにござる。
■ 『味玉らーめん』 +海苔増しを、バリカタ、濃いめ、油多めで。
今日はなンとしても家系にしたかった。
誰かが力説してた、“ニンニクをダイレクトに麺に載せて食す究極!”
ヤったことないゾ。ヤってみたい!って。
先ずはそのままを享受。沁みわたる武蔵家世界。旨い!
西千葉店のクオリティ、評判通りにハイ・レベルにござる。
さぁ、麺を海苔の上に引き上げて、ニンニクをたっぷりと盛る。
崩さぬよー細心の注意を以て心静かに口中へ。
おおぉ!想定通りにして、初体験のダイレクト・ワールド。
ヒリヒリしまくるニンニクの具合が一線を超えた、この罪悪感。
なんと佳きにござろう!茫然自失。
常のようにラーの写真を撮っていたら店主から声を掛けられた。
"実は西千葉店は特別に色々なオリジナルが許されてるンです。
独自のかえしを、髄まで煮出さないスープで割ったものを、
裏メニューとして出してて、ファンの人たちは皆それを頼むンです"
へぇーッ、て感心してたら、別丼にそのスープをなみなみと張って、
試してみてください、と出してくれた。
デフォより赤味の強いスープ。つけ麺の要領で一気に口中へ。
おおぉ!醤油が立ってキレの良いこと。
ボディのしっかりとした厚みはそのままで、残響がスッキリと直線で、
髄のノイズを排したとゆーのはこれだナ。
元祖吉村家から代が降るにつれて、
そのクリーミー面だけが増幅され、ひとり歩きをしてきた中で、
皆が忘れていた 「もう一つの真髄」 にスポットを当てた、
と解釈したのだが、如何なものだろう?
或いは、武蔵家の師匠の 「たかさご家」 のエッセンスだろうか?
いずれにせよ、誇りを以て日々研鑽している姿のなんと気持ち良きこと!
今まで盲点になってた西千葉店、改めて刮目にござる。