おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

読書力

2011年03月24日 | 
今日は、

いえ今日も寒い…


こんな寒い日に毛染めなんて行きたくね~

けど予約してあるし、来週も行けそうにないし、いつもの美容院でいつものヘナ、してくるべー。

ヘナはお湯で溶くので温かい…はず、なのだが。
何故か今日のはちびたくて泣きそうになった。

足元に火鉢がほしぃ。。。

ヘナは二時間以上は軽くかかるので、読み物は必需品。

一昨日めずらしく(と言うのも、最近は本を読むとすぐに眠ってしまうので前からある古い本ばかり読んでいた)新しいミステリー作家の本を買ったので、美容院に持って行くつもりが、どういう訳だか読書力がムクムクと(笑)

久々のミステリーはなかなか面白くて、一気に読んでしまいたくなる。

で、昨日一日で読み終えてしまった。

なので今日は杉浦日向子の大江戸観光を。
これも何度も読んだけど、何度読んでも面白い、と言うより楽しいのです。
話し言葉のような暖かみのある文章は、読みやすくて分かりやすい。

へ~ェ!ほぉぉ!ふぅーん…

「歌舞伎、異次元の魅惑」では

【このような経過の為に江戸の人々が観た歌舞伎と、私達が観る「よい趣味」は別のものとなりました。
しかし歌舞伎が同時代の民衆劇でなくなってから、面白い側面が浮上してきたことも評価しなくてはなりません。
タイムリーな作劇を捨てたときから、屋台骨は「伝承の型」一本になりました。余分な脂っけや水分がないだけに、型は純粋な芸として高められ、洗練され、観る者の日常から遠ざかり、舞台と客席との間に独特な「ひずみ」を生じさせたのです。
それは呪術に近い、といってもいいと思います。アバンギャルドな舞踏劇に、しばしば意図的な呪術性を観ることがありますが、伝承芸能のそれは長い年月の果てしない繰り返しにより自然発生したものです。
その「ひずみ」を体験するのは、スペースマウンテンに乗るのと同じくらいに、スリリングで幻惑的です】

ここ、毎回大きく頷く所
まさに!能楽堂での私は、この「ひずみ」にやられてる、鳥肌立つくらい。



と、私の気持ちを見事に言葉にしてくれ、同じく時代劇好きの杉浦さんが奨める「花暦八笑人」はさぞ面白いのだろうと、寒い毛染めに背筋スースーが治らぬままだったけど、その足で本屋へゴゥ。



絶版してた…
やはし、そうか~しゃあないか古本で探すしか。

で、いつもなら帰ってしまう最近の私だったのだけど。
ほれ、読書力ムクムクだから(笑)

気がついたら文庫本三冊も買ってしまっていた。
今は文庫もたこぉござるなぁ。
昔は文庫は三百円くらいでなかったかね?



でも退屈な実家での週末も、これで楽しみができました。

京極夏彦、豆腐小僧双六道中。

道尾秀介、背の眼。

御手洗さんの再来、とは決していかないまでも、今度も(昨日読んだ「骸の爪」はまあまあ…)楽しませてくれるといいなぁ。
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2 コメント

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Unknown (団子)
2011-03-25 07:28:29
少し前に 古事記の現代訳本を読み返していたら イライラ。
原因は 老眼鏡。
めがねをかける習慣が無いから ずっとかけているとイライラするんです。

以来 読書から遠のいている団子です。
返信する
団子さん (ミロク)
2011-03-25 17:51:29
ははは!苛々しますか
私は眼鏡夫人なので慣れっこです…
ちうか、最近眼鏡して本読むと妙~に疲れるんです。
で、外して見るとスッキリします。
年上の友人はいいました「それは【遠視】だよ…」と
はは、は、

古事記は私には難し過ぎだと思ってたのですが「優しい古事記」なる文庫をみつけて、読んではみたのですが…
登場する神々の名前や関係がややこし過ぎて途中で投げてしまいました
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