取材や出張の少ない冬の間工作室に籠り額縁づくりに精を出した。
個展の数も減らし絵画制作もスローペース
合間に作る自作の額縁に自画自賛といったところだ。
懇意にしていた額屋さんに特注で依頼していた製品は評判が良かった。
いつもオリジナルの一点ものだったのだが
いつの間にか小売店に並ぶようになった。
経営者が代替わりして、大量生産を始めたのだ。
先代の職人気質にほれ込んでいたのだが
額縁のデザインにまで著作権を主張するわけにもいかず
付き合いが途切れてしまった。
餅屋は餅屋、専門家の作った製品は完ぺきだった。
自作の手作りは「トメ」がずれたり、寸法が合わなかったり
四苦八苦。
しかし、サイズも規格外のものや額に合わせて絵を描いたりと結構楽しんでいる。