相場雑感・
「決済はドル建て」のグローバル企業の円高対策
昨日の「モーニングサテライト」(7ch)で興味深いことを聞きました。
・・・ 為替が105円を切ると、決算予想はどうなります?
・・・ 円高傾向の予想が確実視されていたため、想定レートの見直しと決算予想の修正をするプロジェクトを作り、ほぼ作業を終えました。決算予想はほぼ変わりません。
つまり、外野では、為替を105円と想定して100円に近くなれば、決算予想減額、株価下落と姦しいが、すでにグローバル企業は対策を済ませているという情報です。
さすが日本の経済を牽引するグローバル企業です。”したたか”です。
この一例は、すべてのグローバル企業を代表しているとは断定できませんが、幾多の荒波を乗り越えてきたグローバル企業です。為替の動向は、損益に直結する重要課題のはず、どこも疎かにしているとは思えません。そうすると、輸出入に関与する企業の共通の傾向とも取れるわけです。
そのように眺めてみると、為替に連動する大型株の売り圧力の”売りたたき”は「売り方」の方便の要素がかなり強いと思われます。まあ・円高は収益を下げる要因であって、上げる要因ではないのですが、極端な形で出ている今の現象は、かなり”恣意”的と言わざるを得ません。
オーバーアクションの「行き過ぎ」の”戻りバネ”(=逆張り)は、システムトレード派の”恰好の餌食”となります。 ・・・そうしましょう。
新興株の行くへ?!マザーズ指数
反転の兆しを見せていたマザーズ指数は、
25日線が上値抵抗線になって跳ね返されています。
日経平均は、今日はギャップダウンし、それでも16000を下抜けないで踏みとどまっています。
しんどい相場が続きますが、ストラテジーの多くが、移動平均線を使っています。
したがって、この動向は無視できないし、これを基準にしたパラメーターは、ストラテジーの神髄そのものになります。
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