ORANGE SENSATION

Jリーグ・愛媛FCを応援する今治人の日常。

「球場ラヴァーズ 6巻」

2012-10-20 15:25:51 | レビューもどき
球場ラヴァーズ ー私が野球に行く理由ー 06 (ヤングキングコミックス)
石田敦子
少年画報社

球場で広島カープを応援する人々を描いた漫画の第6巻。

この6巻で主人公が、スタジアムの観客席に出る瞬間が好きだ、というシーンがあります。
うん、これはメチャクチャわかる!!
通路を抜けて緑のグラウンドを目にした時、非日常のドラマの舞台にやって来たんだと実感しますよねー。
スタジアムに行くと、いつもその瞬間を意識して楽しんでます。
あのワクワク感はたまりません。

今回、盛岡でのオールスター戦がちょっとだけ描かれているのですが、その2日前に松山でマエケンがMVPに輝いた事は完全スルー。
これは台詞のみでも良いから触れて欲しかったなぁ。

さて、この作品は単行本が出るたびに購入していますが、連載されている雑誌の方は読んでいません。
なので、この6巻を読み終えるまで知りませんでした。

“完結”だと!!?

しかし、主人公が変更され、第2部に続くとわかって一安心。
サブタイトルが“私が野球に行く理由”から“私を野球につれてって”に変わります。

何はともあれ、第2部ではカープ優勝のシーンが見たい!
コレに尽きます!!

頑張れカープ!!!

つーか、何とかしろ広島球団!!!!

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「球場ラヴァーズ 5巻」

2012-06-04 18:39:02 | レビューもどき
球場ラヴァーズ 5巻―私が野球に行く理由 (ヤングキングコミックス)
クリエーター情報なし
少年画報社

「スタジアムって何とスペクタクルな空間なんだろう」と再認識させてくれる「球場ラヴァーズ」。
第5巻は裏表紙の津田ユニが泣かせます。

この作品の第1巻第1話は2010年シーズンの開幕前のお話でした。
「すごいな、カープ。どうやったんだ?」でおなじみの現監督の最初のシーズンだったわけですね。
なかなか「普通のこと」をやるのが難しいらしくて、相変わらず低迷してますけど・・・。

この作品は現実のプロ野球での出来事を元に描かれているので、無論作中でのカープもずっとBクラスです(泣)。
「球場ラヴァーズ」でカープの優勝が描かれる日を、カープファンは心待ちにしております。
作品的にも“平成の大低迷期”の描写はもう充分だと思うんで(苦笑)、差し当たって今季はクライマックスシリーズあたりから描いてもらえるように、ここからの巻き返しを期待しています。

余談になりますが、カープと言えば近々「アメトーーク!」でカープ芸人の回があるそうなのでそちらも楽しみです。

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「日本人の知らない日本語3」

2012-03-12 21:50:57 | レビューもどき
日本人の知らない日本語3  祝!卒業編
蛇蔵,海野凪子
メディアファクトリー

 

人気エッセイ漫画シリーズの3作目。
「祝! 卒業編」というサブタイトルが付いていますが、完結編というわけではないようです。

例によって、日本語を学ぶ外国人達の想定外な発想・行動を中心に描かれています。
外国人と接する機会の多い人にとっては“あるある”的な話もあったりして楽しめると思います。
やや専門的な話題もありますが、前の2作同様にポップな漫画的表現と簡潔な説明で理解しやすいです。

日本という国は外国人から誤解されている部分が少なくないと思います(悪意で正しくない知識を流布している人や国も・・・)。
この本に登場する外国人達のように、日本に関心を持って積極的に言語、文化、習慣を知ろうという人が増えてくれれば嬉しいです。
同時に、我々日本人自身が、日本や日本人、それから日本語について正しく説明できるようにならなければ、という思いを強くさせられました。

ところで、私が中国語を勉強していた中国の大学にも日本語学科があり、たくさんの中国人学生が日本語を学んでいました。
その大学には日本人の学生が少なく、最後の学期は私が唯一の日本人でした。
日本人がレアなので、日本について質問を受ける事も多かったです。

日本語を勉強し始めたきっかけが、「日本のアニメ作品が好きだったから」、という人がかなり多く、アニメについて聞かれる事も多かったのですが、私はアニメに詳しくないのでその方面はあまり期待に添えませんでした(笑)。
水樹奈々の大ファンだという人がいたので、「水樹奈々は私が住んでいる町の隣の隣の市の出身なんですよ」と言うと、やたら興奮してました。
更に、「サッカー選手の長友佑都は隣の市の出身です」と言うと、「その人は知りません」との返答。
う~ん、まあサッカーに関心のない人は知らんわなあ・・・。

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「球場ラヴァーズ 1巻」

2010-08-26 17:46:41 | レビューもどき
球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
石田 敦子
少年画報社

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球場で広島カープを応援する人々を描いた漫画「球場ラヴァーズ」。
“私が野球に行く理由”というサブタイトルが付いています。
カープファン的にはマストバイだろうという事で早速購入して読みました。

作中、野球のプレーは基本的に描かれていません。
あくまでも球場にやってくるファンにスポットを当てた作品です。

舞台は関東で、この第1巻では、東京ドーム、横浜スタジアム、西武ドーム、神宮球場が描かれています。
これから物語が進むと、本拠地であるマツダスタジアムも登場するのでしょうか。

球場というのは同じチームを応援する人間が集まるので、元来居心地が良い場所である事は言うまでもありません。
殊に、この「球場ラヴァーズ」のように、本拠地ではなくアウェイで応援するファンにとっては、さらに特別なものになります。
私はかつて、関西、関東、東海と、カープファン的にアウェイの地ばかりを転々としていました。
それらの場所では、日常的に敵チームのファンしかいないという(野球に関しては)厳しい環境下に置かれていたため、同志が集まるスタジアムのビジター席はカープファンとしてのアイデンティティを再確認できるスペシャルな場所でした。
まあ元々、私が生まれ育った今治という町自体がカープファンのあまりいない土地なので、それなりに耐性はあったわけですが。

この「球場ラヴァーズ」、カープのファンでなくとも頷けるような内容だと思います。
ファンの複雑な思いだとか、応援するチームに力をもらったりという部分は、野球ファン共通のものだと思います。

正直、総合的に漫画としてのクオリティが高いとは思いません。
でも、野球ファンの魂をはっきりと感じる事ができます。
それはこの作品において最も重要な要素です。
野球ファンとして心が折れそうになった時に読めば、救われるんじゃないでしょうか。
22失点で大敗した時とかね・・・。orz

興味のない人には理解できないようですが、ファンがある特定のチームを応援するという事は、もう理屈ではないわけです。
どうして負けても負けても応援するのかとよく言われますが、この作品を読めば多少はわかってもらえるのではないかと。

また、この作品はチームを応援するファンのドラマなので、野球ファンだけではなく、サッカーファンの方が読んでも共感してもらえるんじゃないかと思います。

地元にスタジアムがあって、好きなチームの応援に行けるという環境は、何物にも代え難い幸せです。
野球でもサッカーでも、スタジアムでしか感じられないものがあります。
すぐ行ける場所にスタジアムがあるならば、足を運ばないなんてあまりにも勿体ない話です。

日本にもっとスタジアムラヴァーズが増えますように。

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「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」

2010-07-04 23:38:32 | レビューもどき
「書道ガールズ!!私たちの甲子園」 [DVD]バップこのアイテムの詳細を見る



愛媛県立三島高校書道部をモデルに制作された映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」。
やっと観て来ました。
地元である愛媛が舞台の作品なので観に行かなければ、と思いながらぐずぐずしている間に、今治での上映が終了している事が判明(自分が知らなかっただけ)。
調べてみると新居浜ではまだやっているという事がわかったので、滑り込みで今日行って来ました。

もっとポップな感じの映画かと勝手に想像していたんですが、思っていたよりドラマチックな雰囲気でした。
全体的に結構地味かつベタな展開で物語が進んでいきます。
しかし、それがむしろ心地良いのです。
登場人物の真剣さやひたむきさを伝えるには効果的だと思います。
一つ一つのシーンがよく練られているので、退屈な映画という印象はありませんでした。

クライマックスの大会の場面は臨場感に溢れていて、作品の中でアクセントになっています。
あの辺りは、日テレがこれまで放送してきた書道パフォーマンスの生中継の経験が活かされているのでしょう。

とにかく真っ直ぐな映画です。
メッセージ性も明確で、素直な心で観ると大いに感動させられる作品でした。
私自身が、同じ県内の同じような斜陽の町(汗)に住んでいるという点で、感情移入しやすかったという事はあるかもしれません。
いずれにしても、個人的には期待以上の満足度でした。

そして、漢字のある国に生まれて良かった、と改めて思いました。

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「日本人の知らない日本語2」

2010-03-16 00:01:30 | レビューもどき
日本人の知らない日本語2蛇蔵,海野凪子メディアファクトリーこのアイテムの詳細を見る



日本語教師と外国人学生の、日本語を巡る果てしない攻防を描くエッセイ漫画の第二弾。

近年、日本の漫画やアニメがきっかけで日本語を学び始めたという人も多いようです。
この本の中にもそういう学生が登場しています。
私は英国の音楽や小説が好きで英語を勉強してきましたが、それと同じ状況が日本語の世界においても発生しているわけです。
日本の文化が国際的に受け入れられているというのは喜ばしい事だと思います。

明治以降、日本人は主に西洋諸国の作ったシステムを吸収し、同じ土俵に上がろうと近代化を進めてきました。
もちろん、こういう世の中になれば一定の国際基準は必要でしょう。
しかし、本当の国際化というのは思想や習慣の統一ではなくて、他の文化や価値観を理解し尊重していくという事だと思います。

そういう意味では、日本に興味を持って日本語を勉強しようという人達がいるというのはありがたい事です。

個人的には、なかなか理想的な国際人になれず、反省ばかりの日々ですが・・・。

尚、この本にはシークレット漫画が隠されております。
この内容には大いに頷きました。

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「日本人の知らない日本語」

2009-06-21 18:12:37 | レビューもどき
日本人の知らない日本語蛇蔵&海野凪子メディアファクトリーこのアイテムの詳細を見る




日本語教師と、日本語を学ぶ外国人達との戦い(?)を描いたエッセイ漫画。

私は仕事上、日本で生活する外国人に接する事が多いので、「あ~、いるね~、こういう人(笑)」などと思いながら読みました。

この本の中に、「外国語を習うということは外国の文化を習うということ」という件があります。
特に日本語は日本国のみで公用語とされている言語という事もあり、日本人のメンタリティーと切り離す事はできません。
日本人は外国人から「物事をはっきり言わない」などと非難されがちです。
確かに、普通の民間人が普通に外国人と交流するようになった現在、国際的な局面においては人間関係のあり方を考えなければならないのは当然でしょう。
しかし、日本人のモノの考え方は和を重んじる伝統から来ているわけで、人を不快にさせようなどという気持ちは微塵もないのだという事を、少しだけ外国の方々にもわかってもらいたいなぁと常々思っております。

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「鉄子の旅プラス」

2009-05-07 00:10:31 | レビューもどき
鉄子の旅 プラス (IKKI COMIX)菊池 直恵小学館このアイテムの詳細を見る



鉄道マニアのトラベルライターが鉄道に全く興味のない漫画家を連れ回す珍道中を描いた実録漫画「鉄子の旅」。

私はテツ(鉄道好き)ではないのですが、そうでなくても楽しめる作品です。
「鉄子」を読むと、鉄道の旅に出たくなります。

本編は全6巻で完結しており、これは連載終了後に描かれた作品を集めた一冊。
カラー特別版の限定BOXやアニメのDVDの限定版に特典で付いていた描き下ろし漫画も収録されています。

「鉄子」もこれでとうとう完結する様子ですが、掲載誌である「IKKI」で近々発表されるという新企画に注目です。

ところで、千葉県の銚子電鉄では、「鉄子」の作者・菊池直恵さんがデザインした車両が走っています(毎日ではないようですが)。
この「鉄子の旅プラス」の表紙に描かれているのがその車両です。

はい、愛媛FCサポーターの皆さん、ご注目!
この車両のカラーリングが、まさに愛媛FCのユニフォームを連想させるものなのです。

菊池さんによると、“青い海からオレンジの初日の出が昇るイメージ”との事。
実に縁起が良い!

ちなみに、銚子電鉄は「鉄子」の本編でも取り上げられており、この時は眞鍋かをりさんがゲストとして招かれています。

そんな愛媛度高めの銚子電鉄、是非乗りに行ってみたいなあ。

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