このお祭りに関して諸説があり、それ違うぞ!とお叱りを受けるかも
しれませんが、地元の若者だけでなく、多くの人々を魅了するお祭りについて
私が聞いたこと感じたとこを書いてみます。
この秋田県仙北市角館の祭典は300年以上の歴史があるそうです。
山車について・・・
角館の各町内(丁内)から山車が出ます。今年は18と聞いています。
山車は木製で車輪も木で出来ています。車輪は全て固定直進向きなので
回転する時は人力で持ち上げながら押して方向を変えます。その為に
ホイールベースが短く機動性に富んだ形状になっています。後方にバラストを積み
前方を持ち上げることができます。チョロQのウィリー状態です。
山車と山車が激突する場合はこのようなウィリーの状態です。4トントラックが
ウィリーしてぶつかっている状態を想像してみてください。
この山車はロープで引き動かします。
山車の内部にはお囃子が乗っています。山車の状態に合わせた曲を演奏します。
演奏している曲によって、その山車が何をしているのか判るそうです。私には
区別がつきませんが・・・
山車の上部にはそれぞれ趣向を凝らした人形などの飾りがあり、これは毎年変わるようです。
お囃子に合わせた踊りを披露する踊り子も乗っています。
お囃子、踊り子は角館近隣の農村部の人達が担っています。(白岩や神代地域など)
山車が町を練り歩くのは何故?・・・
神様を山車に乗せて各町内を巡り、家内安全、五穀豊穣を祈念するようです。
自分の町内を出発し、神社を参拝し、全ての他町内を巡り、自分の町内に無事戻ってくる
ことが基本ですが、角館は城下町で基本的に道が非常に狭い。
18台もの山車が動くとどうしても行く手を阻む山車が現れる訳です。
全ての山車は神様を乗せていますので基本的にバックできない。また他町内の山車を回避する
ような運行も当然しない。最初から道を譲るようなこともお互いに絶対しない。
それぞれの主張を展開しながら、交渉を続け、時には面目を保ちながら同時に譲り合い
交差することもありますが、基本は譲らないので激突することになります。
激突後の勝ち負けは素人にはわかりません、時間が経過すれば、お互いに交差、回転によって
激突は解消されます。この場合、私見ですが、面目を保つことが重要な気がします。
交渉は長い時は4時間、5時間に及ぶこともあります。観光客の皆さんにはこれが不評!
しかし、お祭りをやっている人間にはここが肝心のようです。
やまぶっつけ!・・・
お祭り好きにはたまらない迫力の山車激突ですが、非常に危険です。
前方をせり上げてウィリー状態で激突しますので、予想しない方向に山車が動く、
時には横倒しになることもあるそうです。
過去に観客を巻き込む悲しい事故もあったそうです。
山車に挟まれるのも危険です。挟まれるのは激突する時ではなく、交差する場合に
多いようです。お互いに譲らないのでスレスレで交差していきます。その間に入って
しまうことが多々あるようです。
角館のお祭りが終わると・・・あと362日でお祭りが始まる・・・と指折り数える
ようなお祭り命の人々がたくさんいます、それだけ熱狂的なお祭りなんですね。
そのお祭りも今日で最終日です。
明日の朝まで「おいさ~」の掛け声で、地面を揺らしながら山車が動きまわります。
このお祭りが終わると東北秋田の実りの秋がやってきます。
お越しの際は夜は冷えますので、ご注意ください。
しれませんが、地元の若者だけでなく、多くの人々を魅了するお祭りについて
私が聞いたこと感じたとこを書いてみます。
この秋田県仙北市角館の祭典は300年以上の歴史があるそうです。
山車について・・・
角館の各町内(丁内)から山車が出ます。今年は18と聞いています。
山車は木製で車輪も木で出来ています。車輪は全て固定直進向きなので
回転する時は人力で持ち上げながら押して方向を変えます。その為に
ホイールベースが短く機動性に富んだ形状になっています。後方にバラストを積み
前方を持ち上げることができます。チョロQのウィリー状態です。
山車と山車が激突する場合はこのようなウィリーの状態です。4トントラックが
ウィリーしてぶつかっている状態を想像してみてください。
この山車はロープで引き動かします。
山車の内部にはお囃子が乗っています。山車の状態に合わせた曲を演奏します。
演奏している曲によって、その山車が何をしているのか判るそうです。私には
区別がつきませんが・・・
山車の上部にはそれぞれ趣向を凝らした人形などの飾りがあり、これは毎年変わるようです。
お囃子に合わせた踊りを披露する踊り子も乗っています。
お囃子、踊り子は角館近隣の農村部の人達が担っています。(白岩や神代地域など)
山車が町を練り歩くのは何故?・・・
神様を山車に乗せて各町内を巡り、家内安全、五穀豊穣を祈念するようです。
自分の町内を出発し、神社を参拝し、全ての他町内を巡り、自分の町内に無事戻ってくる
ことが基本ですが、角館は城下町で基本的に道が非常に狭い。
18台もの山車が動くとどうしても行く手を阻む山車が現れる訳です。
全ての山車は神様を乗せていますので基本的にバックできない。また他町内の山車を回避する
ような運行も当然しない。最初から道を譲るようなこともお互いに絶対しない。
それぞれの主張を展開しながら、交渉を続け、時には面目を保ちながら同時に譲り合い
交差することもありますが、基本は譲らないので激突することになります。
激突後の勝ち負けは素人にはわかりません、時間が経過すれば、お互いに交差、回転によって
激突は解消されます。この場合、私見ですが、面目を保つことが重要な気がします。
交渉は長い時は4時間、5時間に及ぶこともあります。観光客の皆さんにはこれが不評!
しかし、お祭りをやっている人間にはここが肝心のようです。
やまぶっつけ!・・・
お祭り好きにはたまらない迫力の山車激突ですが、非常に危険です。
前方をせり上げてウィリー状態で激突しますので、予想しない方向に山車が動く、
時には横倒しになることもあるそうです。
過去に観客を巻き込む悲しい事故もあったそうです。
山車に挟まれるのも危険です。挟まれるのは激突する時ではなく、交差する場合に
多いようです。お互いに譲らないのでスレスレで交差していきます。その間に入って
しまうことが多々あるようです。
角館のお祭りが終わると・・・あと362日でお祭りが始まる・・・と指折り数える
ようなお祭り命の人々がたくさんいます、それだけ熱狂的なお祭りなんですね。
そのお祭りも今日で最終日です。
明日の朝まで「おいさ~」の掛け声で、地面を揺らしながら山車が動きまわります。
このお祭りが終わると東北秋田の実りの秋がやってきます。
お越しの際は夜は冷えますので、ご注意ください。