あいがけ神代カレー  ご当地B級グルメ

秋田県仙北市 田沢湖・角館・・・ご当地B級グルメ&ヒーロー

キューピットは辰男、華麗なる出会い物語

2010年02月17日 | 神代カレー
隊長よりご報告です。

2月14日バレンタインデー

神代地域活性化推進協議会主催のイベントを開催しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

神代カレンジャーも登場、そして・・・新キャラ 辰男もデビューしました。

「辰男物語」

あのイ・ビョンホンも言っていたらしい
「田沢湖には悲しい伝説がある」と・・・。美少女辰子が永遠の美と命を願い、そして龍となり田沢湖の守り神になった伝説の裏に
辰子を愛した一人の男の悲しく、そして可哀そうな物語があった。

昔々、院内岳の麓、神成沢でまったく同じ日に二人の子供が誕生した。二人の親はともに、長老様の家を訪ねて名付け親になってもらった、村の長老様は女の子に辰子、そして男の子には辰男と名付けた。その年は日照りが続き、雨乞いの願いも届かず百姓は皆、ただ右往左往しておったので水神様の化身「龍」にちなんだ名前を長老様はつけなさったと言われている。辰子と辰男が生まれてからは不思議と日照りにも大雨長雨にもならず、村は毎年豊作になった。二人はまるで兄弟のように仲良く元気にすくすくと育った。大きくなるに従い辰子は近隣の村に聞こえるほどの美少女に、そして辰男は真面目だけが取り柄で口下手でどちらかと言えば地味な青年に育っていた。
冬の寒い月夜、辰男が厠に立っていると、人影がスーッと山の神社に向かって消えていった。こんな時間に誰が歩いているんだべと辰男はこっそり後をつけていった。その人影は神社の前でひざまずき何かを祈っていた。その時、雲間から月の光が差し込み人の姿が映し出された。辰男はその人影が辰子だったことを知った。月の光に照らされた辰子はこの世のものとは思えないほどの神々しく美しい姿だった。辰男は辰子の願いが何だかわからないけども、美しい辰子の願いが叶う為に自分も一緒に祈ることをこの時に誓った。毎夜、毎晩、辰子の後をつけて辰男も一緒に神に願った。辰子とは幼馴染だけれどもあまりの美しさに気後れし、辰子に声をかけることもなく、ただ気付かれぬよう辰男は辰子と一緒に神に願った。辰子の秘密を自分だけが知っていることを辰男はうれしく思い、雪の中に埋もれて隠れている時さえも幸せを感じていた。
ある晩、いつものように辰男は辰子の後をつけて神社の杉の木の裏で隠れて祈っていると遠くからなにやら声らしきものが聞こえてきた。
北の泉がなんだらかんだら・・・嗚呼良く聞こえない!
でもきっと辰子の願いが神様につうじて神のお告げがあったんだなと辰男はうれしく思った。
運命の日はその年の春に訪れた。その日、辰子は女友達と山菜を摘みに出かけていった。辰男は田植えの準備に忙しく辰子の姿を田んぼから見送った。そしていつものように農作業に追われていた。辰男が農作業の手を休め、畔に座って休んでいると突然、北の方角で轟音響きわたり、雷雲立ち込め、稲妻とともに桶をひっくりかえしたような雨が降っている様子が遠くからでも見ることができた。辰子と友達は北に向かっていったな、可哀そうな辰子、きっと雷や雨に打たれて怯えているに違いない。あの雨はこちらに向かってくるだろうし作業を止めて迎えに行ってやろう。辰男は珍しく積極的な行動に出た。そして北に向かう山道の途中、よし今日こそ辰子に告白しよう。そう辰男は考えた。
山の上から見ると雷雲も雷も何故か一か所だけに集まっていて動く気配がない。いつもと違う光景を見た辰男は自然と走り出していた。道の向こうから人の姿が近づいてきた。辰子の友達だった。そこに辰子の姿はなかった。女友達は辰子がいなくなったと泣いている。辰男は全速力で駆けだした。辰子、今助けてやるからな。そうつぶやきながら走った。走って、走って、走って、気がつくと深い水の中に落ちていた。こんな場所に池があったかな。辰男が周囲を見渡すと池どころではない、向こう岸が霞んで見えないほどの大きな湖がそこにできていた。辰子!辰子は泳げないんだ!そう気付いた辰男は夢中になって今度は泳ぎ始めた。泳いでも、泳いでも、泳いでも辰子は見つからない。さらに岸へも近づかない。辰男の体力は既に限界を超えていた。嗚呼辰子、お前を助けることもできない上にこの湖に自分は沈んでいくことになりそうだ。辰男の身体は静かに湖底に沈んでいった。

辰男は気がつくと平らな岩の上に打ち上げられていた。ここは天国か地獄か、よくわからない。見たこともない湖の畔。辰男は自分が死んでいるのか、生きているのかも確認することができない。漠然とした中で辰子のことが思いだされた。辰子はどこにいるのか、無事なのか。辰男は叫んだ「辰子や~」「辰子や~」すると湖の湖面が立ち上がり、そこから大きな龍が姿を現した。あっぱりここはあの世なんだな。辰男はそう思った。「ちなみに龍神様、あなた様は辰子をご存じでしょうか、ええ、とっても綺麗な娘でね、遠くの村の人にだってよく知られているほどです。どこかで怯えて泣いてやしませんか、家に連れていってやりたいと思いまして、でもおらはこのとおり死んでしまったようで、なんとか辰子を助けてください、おら、辰子に惚れていたんですが、一度もそれを言えなくてね、ああ死んでしまうなら言っておけばよかった。」口下手な辰男が饒舌に龍に語った。すると龍は「さっきもお母さんに伝えたけれど、私が辰子です。神様に願いをかけて龍の姿になってしまいました。辰男さん、もっと早く貴方の言葉を聞きたかった。さようなら」そう言って龍は湖に消えていった。
辰子が龍になった。辰子は龍になりたかったのか、それを願っていたのか。辰子が永遠の美貌や命を願っていたことは辰男は知ることができなかったのです。
辰男は決めた。おらも龍になる!そしてもう一度、ちゃんと告白するんだ。そう言えば神様のお告げは北の泉なんだらかんだらと言っていたな、そこで何すればいいんだ。どうもここは北の泉に近い場所のようだし、行って試してみるか。そう思った辰男は北の泉を探す為に歩きだした。幸いにも北の泉はすぐに見つかり辰男は泉に入って身体に浴びたり、飲んだり、色々と試してみた。
しかし、一向に何の変化もありません。神様は何て言っていたんだろう。しかし神様、ちょっとひどくありませんか、辰子は龍にしてくれて、おらにはしてくれないってどういうことですか、おらだって辰子と同じだけお祈りしたのに。するとどこからか声が聞こえてきました。「辰男、お前の願いはよくわかった、しかし辰子はお百度参り、残念ながらお前は1日たりない99日だった。完全な願いを叶えてやることはできないが、龍らしき姿に変えて永遠の命をさずけよう、そしてお前の棲みかも準備している、そこに行くがよい」辰男は神様に導かれ歩いた、気がつくと来る時に通った山道を辿り、自分の家を過ぎ神成沢のすぐ横の原っぱに立っていた。すると、突然小さな地割れが起こり、沢から水が注ぎこまれ、あっと言う間に小さな沼ができあがりました。辰男も次第に人間とも龍とも思えない不思議な姿に変わっていったのです。辰男はすっかり自分が龍の姿に変わったものと勘違いをしながら沼に消えていきました。
辰子が消えていった湖が田沢湖とその後呼ばれ、辰男が潜っていった沼は大沼と呼ばれるようになった。龍になったと思いこんでいる辰男はこれで辰子と結ばれることができると確信した。最初、小さな水たまりのような沼だったが、辰子のサイズに合わせる為に、自分で大きく広げていった。ようやく辰子サイズとおもわれる大きさになった時、時は数百年経っていた。よしこれで辰子を迎えることができる、辰男は辰子を迎える為に田沢湖へ徒歩で向かった。途中、村の子供に石を投げられるは、武士に弓矢を射られるは、散々な思いをしながらようやく湖にたどり着いた。「辰子~、おらだ!辰男だ!お前に会いにきたぞ、おらも龍になったんだ」そう叫ぶと湖面が盛り上がり巨大な龍が姿を現した。おお辰子、出て来てきれたか、これからは一緒におらの沼で暮らそう、そう言おうとした矢先、龍は辰男に向かって「私の名前は八郎太郎じゃ、わが妻の辰子に会いにきたそうだが残念ながら、湖底にいて今は会えない、かたじけないが、改めて出直してもらいたい」と語った。辰男はその時初めて辰子が八郎太郎と結婚したことを知った。失意の辰男はトボトボと大沼に一人歩いて帰った。またもや子供に石を投げられ、武士に弓を射られ、散々な目に遭ってようやく大沼に戻った。その後、八郎太郎は冬の間だけ田沢湖に来るという情報を得て、夏の間だけでも不倫できないものかと歩いて向かうが、いつも村の子供たちに邪魔され田沢湖にたどり着くことができない。悶々としたまま数百年が過ぎ現代に。辰男は村の子供に石を投げられることはなくなったが、別の危険と向き合っていた。いつも田沢湖に行こうとすると、車や秋田新幹線、秋田従貫内陸線に轢かれた、思い切って死んでしまってもいいと思っているが、すぐに生き返る。人間どもは皆口をそろえて、これってカンガルーかカモシカか?などと自分が龍であることを認めない。時々、公園となった大沼でデートしているカップルを見つけては悪戯をしているが、逆に捕獲されコンテナに詰められ写メを撮られることもある。
俺は辰男、龍になったはずだ。カンガルーじゃない。もちろんカモシカじゃない。嗚呼辰子に会いたい、一目だけでも・・・




そんな辰男は最近、神代カレンジャーが唱える「あいがけのアイはLOVE」という言葉を知ることになった。これは恋が叶う呪文だと思いこんでいる。神代カレンジャーがB級グルメイベントに登場することを知り辰男もイベント会場に今後は紛れ込むらしいという情報が入っている。

では!


バレンタインデー企画

2010年02月03日 | 神代カレー

神代カレー機動販売戦隊隊長よりご報告です。


「キューピットはどこ、あいがけカレー物語」ミュージカル好評上演中!みなさん観に来てください。


2月14日日曜日 バレンタイン企画 「キューピットは辰男?華麗ーなる出会い物語」開催します。


参加資格は戸籍上の独身男女、限定各50名まで 先着順


知力、体力、時の運で難問をクリアして豪華賞品をゲットせよ!(賞品の総額は10万円、隊員の意向で任天堂wii が入っている)


参加費は一人500円、


仙北市田沢湖卒田字早稲田430 たざわこ芸術村内 田沢湖ビール受付13:00~


ゲーム開始は13:30 終了時刻は15:00予定


お申込みは


たざわこ芸術村予約センター 44-3915 サンキューイコ―電話


参加人数、全員のお名前、ご連絡先を記入の上


FAX44-3318 メール kikaku@warabi.or.jp 


ゲームの内容:人探しゲーム、クロスワード的なゲーム、クイズ、など


隊員も参加したいと言っているが、内容を知っているので却下


友人、恋人、みんな誘って楽しもう~


では!