今期の最終回があった。
最終回なので、市長へ提出する答申案を確認して、シャンシャンと終わるはずであったが、そうはならず、事務局案とそれに対する市民案が出て、結局、投票で決めるという異例の展開になった。
無記名投票したら、同数で、委員長判断で事務局案になった。意見が対立するということは、それだけ熱心だということなので、災い転じてよしとしよう。ただいくつか反省点があるので、次に生かしてもらいたい。
会の終了後、メンバーの計らいで、ハンドベルをやった。どこでベルを鳴らすのかという楽譜付きであるので、誰でもできるはずであるが、私は、たびたび遅れたり、早かったりを繰返した。メンバーはピアノの先生なので、「あ間違ったな」とすぐに分かったと思う。
ハンドベルによって、さっきの緊張感はほぐれることになった。今度は、会議が始まる前にみんなでやったら、一気に仲良くなるのではないか。
連れ合いにハンドベルのことを言ったら、次のような注意を受けた。さらに年を取って、老人施設に入って、若い職員の指導で認知症防止等のために、ハンドベルをやったとき、あなたが音を外して、みんなから白い目で見られて、いじめられないように、今から、練習をしときなさいと言うことである。そうかもしれない。
戸田市は夜7時からなので、帰りは遅くなる。戸田公園から埼京線にのり、池袋で乗り換えて、湘南新宿ラインで横浜というルートである。無駄のないルートで早く家に帰れると安心した。うまく予定の電車に乗り、池袋を出たのは覚えている。しかし、あっという間に寝てしまい、次に気がついたのは「戸塚」だった。新宿も渋谷も武蔵小杉も横浜もわからなかった。久しぶりに、電車を乗り過ごし、サラリーマン時代を思い出した。
サラリーマン時代に覚えたコツは、荷物は上にあげずに、抱え込みながら寝るという方法である。この技術は身についているので、荷物を忘れて下車をすることなく、戸塚で降りることができた。
ただ、戸塚駅で帰りの電車を待つ間、風はいやに冷たかった。