『地方財務』(ぎょうせい)12月号は、「町内会への投資」とした。さっき、送った。この原稿では、ちゃっかり、新しい本『元気な町内会のつくり方 10の処方箋と80の実践事例』(日本橋出版)の宣伝を兼ねた。
雑誌『地方財務』はとても難しい雑誌で、私も読んでも半分くらいしかわからない。総務省の緻密な地方財政関連の情報とそれに関連する専門的な論文、解説が中心である。
編集者のⅯさんは、この雑誌で始めて知り合ったが、専門は何なのか、聞いてないが、ただ、大学の勉強ではとても手に負える内容ではないので、勉強は大変だろう。
この雑誌のなかで、一番、のんきな連載は、私の「どう稼ぐ、どう使う」だと思う。私には、地方財政の難しい論文は、書けないので、このくらいがちょうどよい。
どう稼ぐは、なかなか難しい。地方財政は、家計と同じで、入ってくる収入をどうやりくりして、使うかの世界である。だから、使い道を中心に、基本的視点や考え方を示すようにしている。
今回の町内会への公金支出は、憲法89条違反の問題が常につきまとうので、慎重な姿勢と高い公益性が求められるが、この本は、そのヒントになると思い、その内容の一部を紹介することにした。
いつもは、3か月分くらい、事前にストックしておくが、この原稿で品切れになった。来年1月号以下、ちょっと頑張って書いておこうと思う。1月号は、年の初めなので「励ます地方財務」的な原稿を、2月号は穂積さんとの「合併の収支表」を予定している。
この連載の評価は、よくわからない。Mさんは面白いと言ってくれるが、著者を励ます営業トークかもしれない。読者はまじめな人が多いので、軽くいなされているのだろうか。