武田信玄(たけだ しんげん)ウィキペディアで知る。
この言葉は、甲府に城を造らなかった武田信玄にとって、部下が城や石垣や堀だ、と解釈されている。
が、角度を変えてみると、これは、
“分権と責任”
という意味にもとれる。
つまり武田信玄が言うには、
「自分の部下は、すべてトップの権限の一部を委ねられ、同時に責任を持つ存在でなければならない」
ということだ。
現場にいて、お客に接する仕事をする若い職員も、それは自分という個人がお客の相手をしているのではない。
“トップである武田信玄の片割れであり、分身である部下が、お客の相手をしているのだ”と考えてほしいということだ。
だから、部下の言う言葉や仕草は、客からみればすべてトップの武田信玄が口にし、あるいは仕草に表していると受け取られる。
つまり、部下の一挙手一投足によって、武田家のイメージが固定されている。そういう考え方が必要だ!ということだ。
~戦う者の知恵~