戦国武将の名言集

著者:童門冬二の人生が開ける戦国武将の言葉 (単行本)より引用させて頂いています。

細川忠興の名言

2010年01月31日 | 部下指導の心得
部下は将棋の駒と思え 細川忠興(ほそかわ ただおき)ウィキペディアで知る。 細川忠興が自分の息子に向かって言った戒めだ。 息子が、 「これから私は、部下に対してどのような態度で臨めばよろしゅうございますか?」 と訊いた。 忠興は、 「部下は将棋の駒と思え」 と答えた。 将棋の駒はそれぞれの働きがある。飛車はよき補佐役、角は思い切って仕事を進める重役、金銀は忠実な中間管理職、桂馬や香車は . . . 本文を読む

加藤清正の名言

2010年01月27日 | 部下指導の心得
よその若者を誉める事は うちの若者をけなすことだ 加藤清正(かとう きよまさ)ウィキペディアで知る。 加藤清正は有名な大名だった。仕えたという人間が次々と現れ、ある時、優秀な若者が面接を受けた。 重役達は皆「この若者は優秀です。ぜひ採用しましょう」と言った。 しかし、清正は首を振って、こう言った。 「この若者は確かに優秀だ。しかし、この若者を採用するとうちの若者達が、それでは我々は優秀で . . . 本文を読む

武田信玄の名言

2010年01月25日 | 部下指導の心得
戦いに敗れたり家が亡びるのは天命ではない やり方が悪いからだ 武田信玄(たけだ しんげん)ウィキペディア 武田信玄は、 「人はよく、負けるはずのない戦に負けたり、あるいは滅びるはずのない家が亡びると、それは天の命だという。自分はそういう場合は天命ではなく、いままでのやり方が悪かったためと思っている」 と言い、とくに武田信玄が主張したのは、 「大きなことも小さなことも大切に積み重ねる事が必要 . . . 本文を読む

黒田如水の名言

2010年01月22日 | 部下指導の心得
部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にするな 黒田如水(くろだ じょすい)ウィキペディアで知る。 黒田如水が息子の長政に言った言葉だ。 黒田如水は長政の人の使い方をみて、 「おまえは時々、部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にしている。改めよ。」 と言った。 長政は何のことかわからない。 「どういうことでございますか?」 ときいた。黒田如水はこう答えた。 「滝材適所、あるいはその人間が持っている能力 . . . 本文を読む

徳川家光の名言

2010年01月20日 | 部下指導の心得
皆に誉められる人間は、決して立派ではない 徳川家光(とくがわ いえみつ)ウィキペディアで知る。 徳川家光は、言うまでもなく徳川三代目の将軍だ。将軍になった時、家光は全国の大名を集めて啖呵を切った。 「祖父(家康)と父(秀忠)は、あなた方の協力によって将軍になった。しかし、わたしは生まれながらの将軍だ。文句があったら、国に帰って合戦の準備をしろ」 大名達は驚いた。若造のくせに生意気なことを . . . 本文を読む

明智光秀の名言

2010年01月14日 | 部下指導の心得
問題は人を得ることです 明智光秀(あけち みつひで)ウィキペディアで知る。 朝倉義景の所に居候をしている時、義景がしきりに日本各地の要害の地のことを訊いた。もし自分がその地方へ進出したら、どこに城を築いたらいいかということである。 明智光秀は、 「それは全部お寺のある所です」 と答えたが、こう付け加えた。 「しかし、問題は人を得ることです」 そう言って、 「人は城 人は石垣 人は堀 情 . . . 本文を読む

徳川家康の名言

2010年01月11日 | 部下指導の心得
水はよく舟を浮かべ、またよく覆す 徳川家康(とくがわ いえやす)ウィキペディアで知る。 徳川家康のこの言葉は、おそろしいまでに主人と部下の関係を言い当てている。 水というのは部下の事だ。舟というのは主人のことだ。 だから家康にとっては、 「主人が部下をいつくしめば水のようによく舟を浮かべる。が、扱いをあやまると波立って覆すこともある。油断ができない。」 ということだろう。 舟に乗って . . . 本文を読む

武田信玄の名言

2010年01月09日 | 戦う者の知恵
人は城 人は石垣 人は堀 武田信玄(たけだ しんげん)ウィキペディアで知る。 この言葉は、甲府に城を造らなかった武田信玄にとって、部下が城や石垣や堀だ、と解釈されている。 が、角度を変えてみると、これは、 “分権と責任” という意味にもとれる。 つまり武田信玄が言うには、 「自分の部下は、すべてトップの権限の一部を委ねられ、同時に責任を持つ存在でなければならない」 ということだ。 現場 . . . 本文を読む

馬場信春の名言

2010年01月05日 | 戦う者の知恵
志があれば、水も酒に変わる 馬場信春(ばば のぶはる)ウィキペディアで知る。 武田家の重臣だった馬場信春は、 「武士は常に戦場にあり」 と言っていた。 常に油断をするなという意味だ。 ある合戦の時、普通なら酒で気勢をあげて出陣するのだが、たまたま山里のことなので酒が調達できなかた。 池があった。湧き清水が流れ込んでいる。馬場信春は、 「あの清水を汲んでこい」 と部下に命じた。 そしてこ . . . 本文を読む

明智光秀の名言

2010年01月03日 | 戦う者の知恵
初心を忘れるな 明智光秀(あけち みつひで)ウィキペディアで知る。 明智光秀の父が死んだ時、盛大な葬儀が営まれた。 たくさんの弔問客がやって来た。 その中にも立派な武士が一人いた。 線香の順番は三番目に指名されていた。その武士は自分の番になると、刀を脇に置いて、まるで農民のような態度で線香した。 皆が笑った。明智光秀がたしなめた。こう言った。 「あの人物は俺の重臣だが、昔は父の領内で農 . . . 本文を読む