東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

『泣いていてもしょうがないね。笑っていこう』

2011年05月06日 | 日記

5月4日

気仙沼市小泉中学校

 

今日は気仙沼市の小泉小学校で焼肉祭りを実行しました!

早朝630分に寝泊りを行っている一心太助を出発

 

到着してから全体ミーティングが行われ、

 

避難所の代表の方にチーム小林47から

 

焼酎が贈呈されました!

 

 

ミーティング後、早速作業に移りました。 

 

各自、焼肉の準備、子ども広場の展開を行いました。

 

11時から子ども広場が開放され、子ども達もおもちゃで遊びはじめました!

フラフープ4つを回す子もいたり(ゆっきーな)

準備も整い、避難所である体育館に焼肉祭りの館内放送が流されました♪

 

本当にお祭りのよう!みなさん盛り上がっています!!

左 こうせい君(バレーボールの全国大会に出場するそうです!元気いっぱいでした!)

右 ワクワクさん(RQという団体で子ども達の遊び場の提供、遊び相手などをされています!笑顔が素敵♪)

少しずつ人が増え始めいつの間にか大賑わいとなっていました!

 

最高級の宮崎牛、豚、野菜。そして焼酎も皆さんにくばられました。

焼肉はコンロに炭火をいれ、各々が語らい合いながら食べていました!

 

 

避難所の担当の方も、

『小泉中での避難所生活も55日目。しかし本日も元気をもらえた!これからもがんばっていきます。ありがとうございます!!』

と感謝の言葉を述べてくださいました!

 

今回、宮崎から来たチーム小林47の方が記念樹を持ってきて下さいました。

 

記念樹を植樹する様子

 

 

「いつもなら、記念樹とかの立て札は後から取り除くけどこれはずっと残しておきます。本当にありがとうございました。」

と、今回の焼肉祭り、子ども広場を喜んでくださいました♪

 

そしてその後スタッフ、避難所の方とともに海に向かって黙とうを行いました。

 

当ネットワークも海に向かっての黙とうは初めての事でしたが、筆者始め

被災された方はもちろん、支援活動を行っているスタッフも

心の中でさまざまな思いを巡らせたことと思います。

 

自分も心の中からこみ上げるものがありました。

 


あの海から来た津波が奪っていったもの、、、

 

笑顔

 

しかしプロジェクト中も終始笑顔が広がり、スタッフと避難所の方々も打ち解けあい、笑い合いました。

片付けも終わり、円陣を作って締めが行われました。

チーム小林47の活動も本日で最終日となり代表の久保和彦さんが

このゴールデンウィーク中の活動を振り返って気持ちを述べてくださいました。


 小泉中避難所の方が気持ちを述べてくださいました。

その後、阿部代表がチーム小林47含め、スタッフ一同、関係者一同に

「若輩者の私のためにみなさん力を貸して下さって、、、本当に、本当に!

ありがとうございました!!!」

と涙ながらに深々と頭を下げて感謝の気持ちを述べました。

今回チーム小林47の発起人となった大薗良一とお互いに激励し合いました

 

・・・

植林後歩きながら避難所のおばあちゃん方が話をされていました。

「被災してからというもの避難所生活で、笑うことを忘れてしまってましたぁ。けども今日は楽しかったぁ~。

ひっさしぶりに笑顔を取り戻せましたぁ~。

悲しんでいてもしょうがないからねぇ。笑っていいんだぁー。」

と、4人ぐらいのおばあちゃん方とお話しされていました。 

 


この言葉を聞いて、ああ今日このプロジェクトにかかわれて本当にほんとうによかったなぁ~

そう思えました。

 

 

だって、笑わなきゃ人間元気になれません!

 

今まで 笑うことに対して抵抗があった という現状が

 

笑ってもいいんだ! と気持ちが切り替わることで

今までの雰囲気とは比べ物にならないくらい明るい雰囲気になることは間違いありません!

 

 

被災後、2週間はほとんど沈黙の毎日だったそうです。

1か月がたち、様々な団体が各地で毎日のように緊急支援活動が行われ、

55日目の今日、やっと、、やあっっっと

 

『笑顔でいていいんだ』

 

という気持ちの変化が起こせたことは本当に素晴らしいと思います。

被災された方の笑顔を取り戻せたことはもちろんですが、今回のプロジェクトに微力ながらかかわることが出来て本当に良かったです。

 

本日を持ってチーム小林47は宮崎への帰路につきました。

今回のプロジェクトに関してメンバーから阿部代表に

「今回のプロジェクトが『始まり』です。これからもよろしくお願いします!」

「阿部さんも気張ってください!」

と激励の言葉をいただきました。

 

現地スタッフはもちろんですが、九州、関西、東海、関東と支援の輪が広がっています。

どんなに遠くても

 

 

 『心はひとつ』

 

一日でもはやい、笑顔を取り戻すだめに、復興のために!!

われわれ力を尽くしていきます!

 

これからもご支援、ご協力のほど、何卒!よろしくお願いします!!

 

チーム小林47のみなさんも本当にありがとうございました。

ネットワーク宮城としましても感謝の思いでいっぱいです。

本当に本当にありがとうございました!

被災された方々の笑顔が取り戻せたのは皆さん力があったおかげです!

何回ありがとうを言っても足りません。

感謝の言葉で一杯です。これからもご支援、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

本当にありがとうございました!

 

 

当ネットワークも忙しい毎日でブログアップが滞ってしまい申し訳ありません。

しかし連日、津波が奪っていった笑顔を取り戻すため宮城県を走りまわっております。

遅れることにはなると思いますが、活動の様子は皆様にお届けしたい気持ちでいっぱいですのでお許しください。

 

 

今回のプロジェクトを通して各避難所から

「また来てほしい!」との声をたくさんいただいております!

 

 

みなさん炊き出しなどどこの避難所も受け入れてくれるに決まっているとは思っていませんか?

 

「俺たちは信用しない!自分たちのやり方でやる。」

と、炊き出しなどの申請を断られることも少なくないのが現状でもあります。

しかし、当ネットワークはそいった避難所でも何回も何回も尋ね、コミュニケーションをとることで

プロジェクトの日程などをやっとのこと決めております。

活動をするための活動も当ネットワークでは行っているのです。


炊き出しなどをするのも避難所との信頼関係がなければ成立はしない

 

そういった土台作りの作業をいち早く活動を始めることで築きあげているからこそ

現在の活動が順次、円滑に実行できるのです。

 

そういった状況もご理解ください。

そういった作業が必要不可欠なこともご理解いただきたいです。

 


引き続き活動を行っていきます。

皆様、ご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします!

 

 

 

記入:スタッフ大薗


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
有難う (森昭一)
2011-05-09 19:47:45
チーム小林の森です。みなさんの手助けが、ほんの少しできたかなー。自分の目で、目の高さで記憶しました。そしてその話をみんなにしています。日常の生活が普通に過ぎていく場所と、そうで無いところのギャップに驚かされました。代表の安部さん、スタッフのみなさん、わけのわからん九州人をサポートして下さり有難うございました。
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