顕微鏡でも見えない極小の世界、原子。
逆に途方もなく大きくて、遠くて、これまた見えない星々の世界。
その中で惑星(太陽系惑星)を知ったかしてみましょう。
我々世代の惑星は水金地火木土天海冥の9個
ただし、冥王星の公転軌道に偏りがあるため冥王星が海王星軌道に入り込む時期があり、その際は天海冥が天冥海になる。
それが、我々古代人の”正しい常識”でした。
その後、宇宙空間の岩塊ではなく、自身の質量により球形を維持している天体(⇒それなりに大きな天体)が発見されます。
するとそれは太陽系第10惑星か?
惑星のカテゴリーを見直ししていると、”うん、こりゃまずい”がでてきました。
今後もぞろんこ惑星状天体が発見されることが予見されたようです。
どうやら新天体と比較して冥王君はこれといった区分がむずいようです。
星占いなどにも使われる伝統的惑星の危機です。
なんだかんだあっても冥王君は惑星として存続すべきとの声もむなしく、惑星カテゴリーをはずれました。
惑星グループを一部リーグとすると、二部リーグ降格となったということです。
この降格は厳しいです。
二部は期限なしで入れ替えなし、昇格なし(今後の動向で再度の降格はないかな?)となります。
そのカテゴリーは「準惑星」と命名されました。
元素の周期表にも名をなす天体がその他大勢、ちっぽけ、重要性軽に没落ですかね・・( ノД`)シクシク…
この結果、太陽系惑星は水金地火木土天海の8天体、準惑星は現在のところ5天体(冥王星、ケレス、マケマケ、エリス、ハウメア)、さらに準惑星候補言うなれば三部リーグが多数あります。
三部リーグはさらに厳しく、二部昇格の可能性はあるものの脱落があるようです。
その厳しさ故か、現在固有記号だけで名称を持たないものもあります。
・・って言うか、偉大なる宇宙空間の存在に対してカテゴリー分けするなんて人類もエライもんですね。
ガリレオもハーシェルなどもびっくり?
ちなみに、周期表と惑星(降格の冥王君含む)の関連は次のとおりです。
3族第7周期 超ウラン元素
92番元素 U ウラン・・ウラヌス(天王星)
93番元素 Np ネプツニウム・・ネプチューン(海王星)
94番元素 Pu プルトニウム・・プルートー(冥王星)