昨日からフランスは冬時間になって日本との時差が8時間になりました
1時間多く寝られる計算になるのがうれしい♪(とはいえ夏時間に変わるときは1時間早く起きなきゃならないので結局プラマイゼロですが・・・
)
1時間違うと日が落ちるのがすごく早くて、しかも最近のパリはどんより曇ってばかりで底冷えのような寒さで(まぁ天気が悪いのがパリなのでパリらしい天気ですが)、早くも冬の気配を感じます。
あ、でもこの時期はマルシェにおいしいものがたくさん出るので市場に行くのが楽しい時期でもあります。(最近はいちじくときのこを食べまくっている
)
というわけで(?)、なんの脈絡もありませんが、今回は大学生活のちょっとしたことを箇条書きで書いてみようと思います

galop d'essai
今週はうちの大学はバカンスで一週間お休みなのですが、休み明けにgalop d'essaiがあります。galop d'essaiとは、直訳すると「馬の試走」という意味なのですが、大学では「模擬テスト」つまり、12月の本番のテストの前の腕試しテストのことを指します。ただ腕試しとはいえちゃんと成績に反映されるので、このテストも本番であることには変わりないという・・・。(したがって実質バカンスはなし。)
ちなみに他の大学の他の学部のフランス人にgalop d'essaiがあるんだって言ったら通じなかったので、法学部だけなのか、はたまたうちの大学だけなのか・・・。他大学の方教えてください
スペイン語
最近大学でスペイン語を習い始めました。超初心者クラスなので外国人も多いです。(フランス人は大半の人が中高でスペイン語選択するので。)だいたい半分くらいがフランス人であとの半分が外国人。アジア人は私ともう一人韓国人の男の子がいます。他はロシア人、旧ソ連圏の国の生徒が多いです。
以前日本に帰ったときスペイン語の本を買ってみたのですが(そしてほとんど手つかず状態で放置してたのですが
)、フランス語とスペイン語はかなり似通ってるので、フランス語で習った方がかなり分かりやすいです。スペイン語と比較しながらフランス語を再認識するのでそういった観点からもおもしろいです。
不思議なのが、フランス人よりも言語の体系が全く違う国から来た外国人の生徒のほうが覚えが早い・・・。たぶんフランス語を外から勉強して頭に入れてるので、覚えやすいんだと思います。今のところ文法が中心なので、会話となるとまた違ってくるのかもしれないけど・・・。
日本の政権はどう見られているか
少し前にちょろっと日本の政権について大講義で教授が話してたのですが・・・。おおざっぱにざっくり日本の政権をフランスから見るとこういう感じに見えてるのかと思っておもしろかったのでご紹介。とはいえちょっと反論したい部分やこう見られてるんだ、ちょっとな・・・と思うところもあるのですが・・・
「Au Japon, le changement du gouvernant, tous les ans, donc grande instabilité gouvernementale, mais qui n'est qu'une instabilité gouvernementale à l'intérieur de la même majorité politique donc l'instabilité relativisée.
日本では毎年のように内閣が変わるので政治的に「不安定」であると言えます。ですが、内閣の交代は同じ与党内で行われるので、不安定さはある程度緩和されています。
Au Japon, ils ont 2 grands partis politiques et c'est presque tjs la droite qui est au pvr. Ils ont une faction à l'intérieur de la droite, ces 5 factions traditionnellement alterne régulièrement au gouvernement, ils se sont mis d'accord pour avoir le pouvoir chaque faction pendant un an. Donc sa fonction est relativement original.
日本では二つの大きな政党があり、ほぼ常に右派が政権をにぎっています。右派のなかでも党派が分かれており、5つの分派が伝統的に交代で政権をにぎっていて、各分派が合意の上で一年間政権をにぎります。つまり、日本の分派の体系は比較的変わっていることがうかがえます。
C'est dû très largement à la relation entre monde politique et monde des entreprises. En effet, au Japon, on est plutôt ploutocratie car tellement les entreprises de nom d'argent est proche du pvr. Conditionné par ces éléments là. Donc l'idée de clan, famille, féodalisme traditionnel du Japon joue un rôle très important pour expliquer ce pb de stabilité gouvernemental. L'influence des entreprise se trouve ds le financement des partis, financement de la presse, mais aussi de la mentalité.
さて、このような政治的不安定さの緩和の理由は政治の世界と企業の世界の関係性から説明することができます。日本はどちらかといえば金権政治(お金の力によって支配する政治)であり、なぜなら財力を持っている企業が政府とかなり近い関係を築いているからです。つまり、このような企業と政府の関係性が政治的不安定さを緩和していると言えます。
日本では党派や家族、伝統的な封建制度などがこの政治的不安定さの緩和を説明するにあたって重要な役割を果たしています。企業は政党の資金や報道機関の資金にも大きな影響を与えていますが、また日本人のメンタリティーというものも政治的不安定さの緩和に寄与していると言えます。
ex) En Chine, traditionnellement de la philosophie, Ce sont des règles de savoir vivre qui sont fondamentale. En Asie, le dr est fait pour les barbares. Nous, le dr c'est les habitants du pays. Car pour eux, les être civilisé n'ont pas besoin de dr. Pour les civilisés, ce sont les règles traditionnelle de soumission des sujets au prince, donc les citoyens à l'Etat. Mais aussi soumission de la femme à l'homme, soumission de l'employer à l'employé, soumission des enfants aux parents, de petit frères au grand frères. Donc un être civilisé respecte spontanément ces règles, toutes les choses sont à l'ordre, il n'y a pas besoin de règles de dr. Ce sont des éléments traditionnels qui favorise ce type de raisonnement. Ca contribue aussi au Japon, à favoriser ce type de système.
たとえば、中国では伝統的な思想、つまり生きるための基本的なルール(規律)というものが存在します。アジアでは「法」は教養のない外国人のためのものです。私たちフランス人にとっては法律はフランスに住むすべての人のためのものですね。でもアジアでは文明人、つまり教養のある人には法律が必要ないという考え方をします。
では文明人はどうかというと、臣下の王への服従、つまり市民の国家への従順という意識が彼らの中に伝統的に規律として存在しています。また、女性は男性に従うこと、従業員は雇用者に従うこと、子どもは親に従うこと、弟は兄に従うことといった考えも規律として存在しています。つまり、文明人はこういったルールに自発的に従い、すべての物事に秩序があるので、法律は必要ないというわけです。このような規律は政治的安定をもたらします。
日本でもこのような伝統的な要素が加わって、政治的不安定さが緩和されているのです。」
注)フランス語は私の授業ノートそのままなので略語を使ってたり冠詞が抜けてたり文法無視してたりするとこもありますのであしからず・・・
らくがき
大学のすぐ近くのらくがき。ただのらくがきなのにクオリティー高い&かわいい!でもこないだ見たら消されてました

自己主張が強い?フランス人
フランス人は自己主張が強いとはよく言われますが・・・。どんなことでも自分の立場を守ろうと必死になるのがフランス人。
たとえば小授業で女の子二人が授業中にも関わらず大声で罵り合いを始めたり。(理由は不明。)
はたまた授業中に廊下で男の子が誰か知らない相手に汚い言葉でどなっているのが聞こえてきたり。日本の大学生で周りにわかっちゃうようなあからさまなけんかをする人ってあんまりいない気がしますが、フランスではけっこう見かけます。
他には先生に携帯電話がなったことを注意されて、ムキになって言い返したり。(しかもそのせいで先生を怒らせて結局出ていく羽目になったりする汗)
けんかや言い争いだけじゃなく、たとえばグループ発表があるときとか、日本人はいろんな意見を取り入れて最終的にみんなが納得するところに持っていくやり方だと思うのですが、こちらでは意見と意見のぶつかり合い。自分のが一番いいアイデア!!というのを主張します。そんな中だいたい真っ先に折れる私
爆。(というか似たような案だったりすると自分が調べたものより違う人の案を採用したほうが勉強になるので。)
かっこ
こないだ小講義の先生が、フランスでは論文書くときかっこは「」じゃなくて« »を使うんだよ!と言ってました。ちなみに小論文の形式も事細かく決まっていて、法学部の小論文は序文(Introduction)、I.AB II.ABという形式です。(結論は書いてはいけない。)
くわしい小論文の書き方についてはまた別記事で書いて・・・みようかな・・・。
オーランド大統領の呼び方
小授業で、ある生徒が「Monsieur Hollande(オーランドさん)」と言ったのを先生が「待って、Monsieurじゃなくて・・・なんて呼ぶべき?」と止めて「le Président Hollande(オーランド大統領)」と言い直させてました。「友達同士の会話だったらいいけど一応ここは大学の講義の場だからPrésidentつけましょう。」だそうです。ま、先生によるけどね。
教授の教授批判
どんな分野もそうだけど、同じ科目でも教授によって意見が違ったり見方が違ったりする。で、大講義ではある意味教授の見方に洗脳されるわけです。ちょっと前に日本の大学の授業&本をちょっと読み返す機会があって、受けてたときはあまり気づかなかったけど今思うとかなり教授の個人的意見が入ってるがな!と思ったのですが。。。
フランスの大学でも、他の教授と意見が違ったりすると「〇〇教授はこういう見方をしているけど、ほんとにこの考え方はありえない、なぜなら・・」・とあからさまに批判して持論を展開するのがちょっと笑えます。
ちなみに大講義と小授業がセットになっている科目では、小授業の先生は大講義の教授の方針に従って教えなければならないのですが、大講義の教授がちょっと変わった観点を持っていると小授業受け持ちの先生たちの間でも意見が割れたりするらしく、そのざわざわをたまに先生が小授業で吐露したりしておもしろいです。
というわけで、大学生活のちょっとしたことについてでした


1時間違うと日が落ちるのがすごく早くて、しかも最近のパリはどんより曇ってばかりで底冷えのような寒さで(まぁ天気が悪いのがパリなのでパリらしい天気ですが)、早くも冬の気配を感じます。
あ、でもこの時期はマルシェにおいしいものがたくさん出るので市場に行くのが楽しい時期でもあります。(最近はいちじくときのこを食べまくっている

というわけで(?)、なんの脈絡もありませんが、今回は大学生活のちょっとしたことを箇条書きで書いてみようと思います



今週はうちの大学はバカンスで一週間お休みなのですが、休み明けにgalop d'essaiがあります。galop d'essaiとは、直訳すると「馬の試走」という意味なのですが、大学では「模擬テスト」つまり、12月の本番のテストの前の腕試しテストのことを指します。ただ腕試しとはいえちゃんと成績に反映されるので、このテストも本番であることには変わりないという・・・。(したがって実質バカンスはなし。)
ちなみに他の大学の他の学部のフランス人にgalop d'essaiがあるんだって言ったら通じなかったので、法学部だけなのか、はたまたうちの大学だけなのか・・・。他大学の方教えてください


最近大学でスペイン語を習い始めました。超初心者クラスなので外国人も多いです。(フランス人は大半の人が中高でスペイン語選択するので。)だいたい半分くらいがフランス人であとの半分が外国人。アジア人は私ともう一人韓国人の男の子がいます。他はロシア人、旧ソ連圏の国の生徒が多いです。
以前日本に帰ったときスペイン語の本を買ってみたのですが(そしてほとんど手つかず状態で放置してたのですが

不思議なのが、フランス人よりも言語の体系が全く違う国から来た外国人の生徒のほうが覚えが早い・・・。たぶんフランス語を外から勉強して頭に入れてるので、覚えやすいんだと思います。今のところ文法が中心なので、会話となるとまた違ってくるのかもしれないけど・・・。

少し前にちょろっと日本の政権について大講義で教授が話してたのですが・・・。おおざっぱにざっくり日本の政権をフランスから見るとこういう感じに見えてるのかと思っておもしろかったのでご紹介。とはいえちょっと反論したい部分やこう見られてるんだ、ちょっとな・・・と思うところもあるのですが・・・

「Au Japon, le changement du gouvernant, tous les ans, donc grande instabilité gouvernementale, mais qui n'est qu'une instabilité gouvernementale à l'intérieur de la même majorité politique donc l'instabilité relativisée.
日本では毎年のように内閣が変わるので政治的に「不安定」であると言えます。ですが、内閣の交代は同じ与党内で行われるので、不安定さはある程度緩和されています。
Au Japon, ils ont 2 grands partis politiques et c'est presque tjs la droite qui est au pvr. Ils ont une faction à l'intérieur de la droite, ces 5 factions traditionnellement alterne régulièrement au gouvernement, ils se sont mis d'accord pour avoir le pouvoir chaque faction pendant un an. Donc sa fonction est relativement original.
日本では二つの大きな政党があり、ほぼ常に右派が政権をにぎっています。右派のなかでも党派が分かれており、5つの分派が伝統的に交代で政権をにぎっていて、各分派が合意の上で一年間政権をにぎります。つまり、日本の分派の体系は比較的変わっていることがうかがえます。
C'est dû très largement à la relation entre monde politique et monde des entreprises. En effet, au Japon, on est plutôt ploutocratie car tellement les entreprises de nom d'argent est proche du pvr. Conditionné par ces éléments là. Donc l'idée de clan, famille, féodalisme traditionnel du Japon joue un rôle très important pour expliquer ce pb de stabilité gouvernemental. L'influence des entreprise se trouve ds le financement des partis, financement de la presse, mais aussi de la mentalité.
さて、このような政治的不安定さの緩和の理由は政治の世界と企業の世界の関係性から説明することができます。日本はどちらかといえば金権政治(お金の力によって支配する政治)であり、なぜなら財力を持っている企業が政府とかなり近い関係を築いているからです。つまり、このような企業と政府の関係性が政治的不安定さを緩和していると言えます。
日本では党派や家族、伝統的な封建制度などがこの政治的不安定さの緩和を説明するにあたって重要な役割を果たしています。企業は政党の資金や報道機関の資金にも大きな影響を与えていますが、また日本人のメンタリティーというものも政治的不安定さの緩和に寄与していると言えます。
ex) En Chine, traditionnellement de la philosophie, Ce sont des règles de savoir vivre qui sont fondamentale. En Asie, le dr est fait pour les barbares. Nous, le dr c'est les habitants du pays. Car pour eux, les être civilisé n'ont pas besoin de dr. Pour les civilisés, ce sont les règles traditionnelle de soumission des sujets au prince, donc les citoyens à l'Etat. Mais aussi soumission de la femme à l'homme, soumission de l'employer à l'employé, soumission des enfants aux parents, de petit frères au grand frères. Donc un être civilisé respecte spontanément ces règles, toutes les choses sont à l'ordre, il n'y a pas besoin de règles de dr. Ce sont des éléments traditionnels qui favorise ce type de raisonnement. Ca contribue aussi au Japon, à favoriser ce type de système.
たとえば、中国では伝統的な思想、つまり生きるための基本的なルール(規律)というものが存在します。アジアでは「法」は教養のない外国人のためのものです。私たちフランス人にとっては法律はフランスに住むすべての人のためのものですね。でもアジアでは文明人、つまり教養のある人には法律が必要ないという考え方をします。
では文明人はどうかというと、臣下の王への服従、つまり市民の国家への従順という意識が彼らの中に伝統的に規律として存在しています。また、女性は男性に従うこと、従業員は雇用者に従うこと、子どもは親に従うこと、弟は兄に従うことといった考えも規律として存在しています。つまり、文明人はこういったルールに自発的に従い、すべての物事に秩序があるので、法律は必要ないというわけです。このような規律は政治的安定をもたらします。
日本でもこのような伝統的な要素が加わって、政治的不安定さが緩和されているのです。」
注)フランス語は私の授業ノートそのままなので略語を使ってたり冠詞が抜けてたり文法無視してたりするとこもありますのであしからず・・・

大学のすぐ近くのらくがき。ただのらくがきなのにクオリティー高い&かわいい!でもこないだ見たら消されてました



フランス人は自己主張が強いとはよく言われますが・・・。どんなことでも自分の立場を守ろうと必死になるのがフランス人。
たとえば小授業で女の子二人が授業中にも関わらず大声で罵り合いを始めたり。(理由は不明。)
はたまた授業中に廊下で男の子が誰か知らない相手に汚い言葉でどなっているのが聞こえてきたり。日本の大学生で周りにわかっちゃうようなあからさまなけんかをする人ってあんまりいない気がしますが、フランスではけっこう見かけます。
他には先生に携帯電話がなったことを注意されて、ムキになって言い返したり。(しかもそのせいで先生を怒らせて結局出ていく羽目になったりする汗)
けんかや言い争いだけじゃなく、たとえばグループ発表があるときとか、日本人はいろんな意見を取り入れて最終的にみんなが納得するところに持っていくやり方だと思うのですが、こちらでは意見と意見のぶつかり合い。自分のが一番いいアイデア!!というのを主張します。そんな中だいたい真っ先に折れる私


こないだ小講義の先生が、フランスでは論文書くときかっこは「」じゃなくて« »を使うんだよ!と言ってました。ちなみに小論文の形式も事細かく決まっていて、法学部の小論文は序文(Introduction)、I.AB II.ABという形式です。(結論は書いてはいけない。)
くわしい小論文の書き方についてはまた別記事で書いて・・・みようかな・・・。

小授業で、ある生徒が「Monsieur Hollande(オーランドさん)」と言ったのを先生が「待って、Monsieurじゃなくて・・・なんて呼ぶべき?」と止めて「le Président Hollande(オーランド大統領)」と言い直させてました。「友達同士の会話だったらいいけど一応ここは大学の講義の場だからPrésidentつけましょう。」だそうです。ま、先生によるけどね。

どんな分野もそうだけど、同じ科目でも教授によって意見が違ったり見方が違ったりする。で、大講義ではある意味教授の見方に洗脳されるわけです。ちょっと前に日本の大学の授業&本をちょっと読み返す機会があって、受けてたときはあまり気づかなかったけど今思うとかなり教授の個人的意見が入ってるがな!と思ったのですが。。。
フランスの大学でも、他の教授と意見が違ったりすると「〇〇教授はこういう見方をしているけど、ほんとにこの考え方はありえない、なぜなら・・」・とあからさまに批判して持論を展開するのがちょっと笑えます。
ちなみに大講義と小授業がセットになっている科目では、小授業の先生は大講義の教授の方針に従って教えなければならないのですが、大講義の教授がちょっと変わった観点を持っていると小授業受け持ちの先生たちの間でも意見が割れたりするらしく、そのざわざわをたまに先生が小授業で吐露したりしておもしろいです。
というわけで、大学生活のちょっとしたことについてでした
