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桜井 久勝『財務諸表分析』

2011年06月28日 14時00分00秒 | 学習・研究支援
出版社より本を受けました。
桜井 久勝
財務諸表分析

単行本: 326ページ
出版社: 中央経済社; 第4版 (2010/02)
ISBN-10: 4502225207
ISBN-13: 978-4502225208
発売日: 2010/02
商品の寸法: 21.8 x 15.9 x 2.7 cm

商品の説明Amazon.co.jp

会計には、会計法規に基づいて会社の成績や財産の状態、現金の状態を示す財務会計と、それを企業経営に生かすための方法である管理会計がある。

本書は後者の管理会計にスポットを当てており、財務諸表の基本を学んだ人がその知識を生かして経営分析をする際に役立つ。
内容は、ひと通り財務諸表の種類や存在意義について触れた後で、具体的な入手方法や、貸借対照表、損益計算書の見方、経営分析の手法について解説される。

本書の目玉はなんといっても第2部からの財務分析にある。
ここでは、企業の実力を、収益性、生産性、安全性、成長性という基本的視点から分析する方法を計算式や企業の例を示して具体的に解説している。
たとえば、「収益性の分析」の部分では、ROA(総資産利益率)やROE(自己資本純利益率)の説明に始まり、財務レバレッジの影響、各種の資本利益率が算定された後で同業他社や業界平均と比較してクロスセクション分析を行う方法などが述べられている。

そして本書の最後となる第3部では「証券投資への応用」と称して、株式投資における財務諸表の有用性、各種指標と株価の関係について述べられている。

本書は、企業の経営分析を行う際に有用な手法を提供しているが、文章が簡潔で、適宜図や計算式が挿入されているため読みやすい。
「会社四季報」レベルの簡略化した財務諸表ではなく、より詳細な数字を手に入れて分析したい、という人にはおすすめの書である。(土井英司)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)
最新の連結財務諸表をベースに、収益性・生産性・安全性・不確実性・成長性の5つの側面から企業評価の手法を解説。


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