ボイジャー1号は昨夏に太陽系脱出か、
米学者が指摘
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[ケープカナベラル(米フロリダ州) 15日 ロイター] -
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ボイジャー1号が
昨夏に太陽系を抜け出ていた可能性があると、
メリーランド大学の物理学者マーク・スイスダック氏が15日、
ロイターとのインタビューで明らかにした。
これまで、ボイジャーが
太陽系を抜けたかどうかを判断する基準は磁場の方向だった。
太陽系と太陽系外の空間では
磁場の向きが異なるとされており、
ボイジャーがその方向の変化を探知すれば
太陽系を抜けたと判断できる。
ただスイスダック氏はこの考え方を疑問視しており、
「われわれは太陽系の内側と外側では
磁場の向きはほとんど同じだと考えており、
このため太陽系を抜けても
磁場の方向の大きな変化を探知できるとは限らない」
とコメントした。
ボイジャーは昨夏、太陽系外からもたらされる
荷電粒子の量が急増しているというデータを得ており、
同氏の説に基づくと、この際に
ボイジャーは太陽系を抜けた可能性がある。
一方で、スイスダック氏の説に
懐疑的な見方をする専門家もおり、
意見は分かれている。
ボイジャー1号は1977年に打ち上げられた無人探査機で、
プルトニウムを使った電源は
2025年までに完全に動力を失う。
http://www.excite.co.jp/News/odd/Reuters_newsml_TYE97F028.htmlより
米学者が指摘

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[ケープカナベラル(米フロリダ州) 15日 ロイター] -
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ボイジャー1号が
昨夏に太陽系を抜け出ていた可能性があると、
メリーランド大学の物理学者マーク・スイスダック氏が15日、
ロイターとのインタビューで明らかにした。
これまで、ボイジャーが
太陽系を抜けたかどうかを判断する基準は磁場の方向だった。
太陽系と太陽系外の空間では
磁場の向きが異なるとされており、
ボイジャーがその方向の変化を探知すれば
太陽系を抜けたと判断できる。
ただスイスダック氏はこの考え方を疑問視しており、
「われわれは太陽系の内側と外側では
磁場の向きはほとんど同じだと考えており、
このため太陽系を抜けても
磁場の方向の大きな変化を探知できるとは限らない」
とコメントした。
ボイジャーは昨夏、太陽系外からもたらされる
荷電粒子の量が急増しているというデータを得ており、
同氏の説に基づくと、この際に
ボイジャーは太陽系を抜けた可能性がある。
一方で、スイスダック氏の説に
懐疑的な見方をする専門家もおり、
意見は分かれている。
ボイジャー1号は1977年に打ち上げられた無人探査機で、
プルトニウムを使った電源は
2025年までに完全に動力を失う。
http://www.excite.co.jp/News/odd/Reuters_newsml_TYE97F028.htmlより